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(番外編)純愛♎︎狂愛9
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はぁー、良かった。
これで美樹は噂を消しに回るだろうし、反省するかな?
修二とむつと華南はきっと仲直りできるだろうし。
あの子たちに別れられちゃ、僕が困る。
あの3人の幸せは。僕の癒しだ。
そう幸せな気持ちに浸っていたら、携帯がけたたましく鳴った。
ーピリリリリ♪ピリリリリ♪
着信音に、携帯を取り出して耳に当てる。
マキ「は〜い♪貴方の天使マキちゃんで〜す♪」
ご機嫌な気分で受話器を取ると、相手はどうやらご機嫌最悪で地響きのような低い低い声が聞こえてきた。
百目鬼『おい。このふざけたチャイナドレスは何だ』
わおッ!超怒ってらっしゃる。
マキ「!?……、何のこと?♪」
百目鬼『矢田の携帯に貴様のふざけた写真があるぞ』
あれれ?何で矢田さんがそんなもの持ってるの?
マキ「あっははぁー♪…キャワいいでしょ♡?」
百目鬼『今すぐ事務所に来い』
マキ「…えへ♡…雨降ってるしぃー…」
百目鬼『そこを動くな』ブッ
マキ「ぇえー、切れたし!またこのパターン?今日は会う予定の日じゃないのに…、忙しいくせにお仕事大丈夫なのかなぁ?
ふふ♪また、会う日が増えちゃったぁ♪、……僕は…会えるの嬉しいからいいんだけど…。百目鬼さんはそうじゃないだろうし…。ライオンさんはお仕置きの後必ず落ち込んじゃうからなぁ………」
僕と百目鬼さんの関係は、修二たちの関係に程遠い…
何も育たない…
僕は、百目鬼さんの身を削るばかり…
嫉妬してもらったり、優しくしてもらったり…
凄く嬉しくて幸せ
だけど
僕がどんなに百目鬼さんに愛情を注いでも、それは溜まっていかない………。何も育てない………。
百目鬼さんは癒されるどころか、酷く傷つく……
もう、限界なのかもしれない……
僕がどんなに好きだと言っても、百目鬼さんの中で、愛は育たない………。
星の下で夢を見た……
何もかも曝け出して甘えてもいいと…
百目鬼さんがお腹を壊しちゃう前に……
なんとかしなきゃ……
もう、僕と触れ合うことで傷つく百目鬼さんを見たくない…………
僕は十分夢を見た。
百目鬼さんが、見せてくれた。
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
電話してきた百目鬼さんは、怒ってた。
百目鬼「俺は、肌を他の奴に見せるなって言わなかったか?」
マキ「み、見せてないよ…、チャイナドレス着てるじゃん」
僕が声を発した途端、百目鬼さんは睨み殺さんばかりに顔を歪めた。
百目鬼「見せてない?…じゃあこれはなんだ?」
マキ「ふにゃッ!?」
僕を迎えに来た百目鬼さんは車で僕を拉致って、僕の家の寝室に放り込み、チャイナドレスに着替えさせた。
着替え終わった僕を、勉強用の机に手を着かせて立たせ、閉じきってる蕾を乱暴に解してから立ちバックでズブリと突き刺しお説教。
嫉妬も独占欲も、嬉しくて仕方がない。
どんな理由でも肌を合わせることが出来ることが、嬉しくて仕方がない…
チャイナドレスは普通の露出の無いモノだ。詰襟みたいになってるから首まで隠れてるし、袖は半袖だけど、これは普通。ただ、一ヶ所だけ…
ドレスの横のスリットは、腰骨のすぐ下まで入っていた。
百目鬼さんはそこに手を突っ込み、V字の切れ目から覗く肌をいやらしく撫で回す。
触られたところが熱くて、幸せで震えて溶ける。
怒られてるのに、何もかも嬉しくて…
百目鬼さんにはそれが分かってしまうから更に怒らせる。
マキ「め、めくれなきゃ見えないし…」
百目鬼「ほう?お前はこれがどんなにエロい服か分からないと?心理学を勉強していながら?」
マキ「確かに心理学勉強してるけど、男のチラリズムの萌え度合いの勉強じゃないし…」
百目鬼「分かってるじゃないか、ガッツリ見えるより。見えるか見えないかの方がいやらしいもんだって、お前は十分把握してるなぁ?」
百目鬼さんは太ももを撫でるだけ、ズブリと刺さってる大きいモノは動かしてくれない。肌を撫でられるたびに、僕の中は百目鬼さんに動いて欲しくて締め付ける。耳元で怒り混じりの〝独占欲〟を僕にぶつけてくれる。百目鬼さんは怒ってるんだけど、僕は嬉しくて中がキュンッと締まる。
でも、中がうねって締め付けてキュンキュンさせられてばかりで、百目鬼さんは全く動いてくれない。
中が動いてるだけって、結構しんどい…。欲しい。切ない。嬉しくて。愛おしい。
マキ「んぅっ…ぁ…」
百目鬼「この…淫乱が、俺をワザと怒らせてまでセックスに持ち込みたいのか…、お前はやっぱり、こっちの俺の方が好きなんだろ」
マキ「ッアアッ!!はぁあアアんッ!!」
違う…。好きなんだ…。百目鬼さんが好きだから…
好きになって欲しいだけ…。
狂って欲しい訳じゃない、どうしようもないくらい好きになって欲しいだけ、僕無しじゃ生きられないって思ってもらうるような、真っ直ぐ僕を渇愛する気持ちが欲しいだけ…。
百目鬼さん自身が欲しいと思ってるその渇愛が、僕も欲しいだけ…
ごめんね百目鬼さん
僕が修二みたいに純情じゃないから
僕が修二みたいな包容力が足らないから
修二みたいに綺麗じゃないから怒らせちゃうんだよね
僕は好きな人と繋がってたい
エッチは毎日したい…
寄り添っただけじゃ我慢できない淫乱だから
〝僕のせい〟だから…ごめんね
怒って詰る百目鬼さんは、言葉と裏腹に、ひどく優しいキスをする。
撫で回す手は優しくいやらしい…
その度にドキドキと嬉しくなるばかり、僕は、百目鬼さんの腕の中で幸せになるばかり…
自分だけが……
僕の幸せ…
優しくされて、強く抱きしめてもらって、独占欲と嫉妬で僕を必要としてくれるこの腕…
百目鬼さん…大好きだよ
マキ「どう…めき…さぁん!!ヒアッ!ああッ!」
百目鬼「お前の中グチャグチャだなぁ、喜びやがって!!」
バックから滅茶苦茶に突き犯され、腕は後手に引かれて衝撃は全て僕に中に与え、火傷するほどの熱を注がれる。
マキ「熱い…ああ…、もっとぉ…」
百目鬼「チッ!…、お前が欲しいのはやっぱり俺の狂気だろ!普通のセックスじゃ物足りない淫乱マゾなんだろ!」
ごめんなさい
マキ「ッ!…ちが…、百目鬼さんが好き…、百目鬼さんのことが好きなんだ…、後ろヤダ…前からシたい」
懇願すると、舌打ちが聞こえ一度引き抜かれてベッドに放り投げられた。
薄い青の広がる僕のベッドに仰向けで寝かされて、軋むベッドの音がやまないうちに百目鬼さんは覆いかぶさり、僕の足を大きく開かせて挿入してきた。
マキ「あああんッ!!」
百目鬼さんは無言で僕を攻め立てた。
悔しそうに眉を寄せ、唇を噛みしめる。
僕は必死に百目鬼さんを抱きしめた。
だってこんなのは乱暴のうちに入らない。僕は気持ち良さしか感じてない。こんなに荒ぶる情熱の独占欲で抱いてくれてる。こんな幸せない。僕は百目鬼さんに求めてもらえてる。
だから百目鬼さんにも気持ち良くなって欲しいから一生懸命中を締め付けてる抱きしめる。
マキ「百目鬼さん…好き…」
百目鬼「…ッ」
好きだと呟くたびに、百目鬼さんは酷く荒々しく僕を突き上げる。
荒ぶる熱がぶちまけられ、僕の体は百目鬼さんに溺れて喜ぶ…
百目鬼「…ッ……これで…満足か………」
嫉妬
独占欲
猛獣
百目鬼さんはきっと
こんなの幸せでもなんでもない…
…このままじゃダメだ…
僕の我儘に付き合わせてたら…
百目鬼さんは傷つき続ける…
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