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〔裏番外〕狂愛♎︎純愛4
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妖艶な魔性は、キスを繰り返しながら、俺を味わうように積極的に益々艶かしく貪る。
今日まで2週間、マキには触れさせなかった。
2週間近づかない清い関係で頑張ったのに、キス一つで、脆くも崩れる。
荒い息をしながら、息をするのも惜しいくらい唇を重ねて貪る。柔らかい唇は、甘く感じて、離れたくない離したくないとキツく抱きしめ、マキは体を擦り付けるように密着してしがみつくようにどんどん引き寄せられた。ついに2人で玄関に倒れこむ。
ハッとして、自分が流されてると気づいて、理性を取り戻した。
百目鬼「待て!キスだけだって!」
マキ「百目鬼さん、勃ってる♪」
完全にスイッチの入ってるマキは、俺のものを指でなぞりながら、妖艶に微笑む。
当たり前だ!お前とキスしたら勃つだろ!2週間もシてないし!それに、悪いが俺のは疲れマラだ!
マキが俺のを出そうとベルトに手をかけた、その手を掴んで止めさせようとしたが、すでに肌けたマキの桜色に染まった胸元が視界に飛び込んできて、思わず目を逸らした。
マキは、隙をついて俺のチャックを開けて指を滑り込ませ、脈打つ俺のものを握りしめる。ゾクッと快感が走って、欲望が檻を脆くする。
マキが俺の耳元で、吐息交じりに囁いたら
マキ「いや?」
熱い吐息が耳を擽り、理性の檻に獰猛な猛獣がガチャンと牙をむく。
悲しくも、清い関係を続ければ心は満たされても、欲望は暴れる場所を失い危険さを増す。
マキの濡れた瞳とその誘惑の囁きに、ブチ切れそうな自分にムカつきながら歯をくいしばる。
百目鬼「ッ…玄関だ」
マキ「何度もシてる」
百目鬼「シャワーを…」
マキ「ふふッ♪、こっちは、はち切れそうで待てそうも無いよ?」
マキは、女豹のように仰向けの俺に跨って、衣服を脱ぎ捨てた。
マキ「今すぐ百目鬼さんのを挿れて…、車ん中ではイタズラしないでいい子にしてたでしょ?もう下着もビッショリで、ずっと百目鬼さんのこと考えてた、太いので掻き回して、百目鬼さん好き…」
ブチッ!
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
ーシャー…
頭上から降り注ぐ冷たい水を、浴びても浴びても、今が現実であるということは変わらない。
1人で水浴び知って反省しても、昨晩の出来事は、脳裏に克明に刻まれてる。
ズーーーン…
やっちまった…
またしてもヤッてしまった…
しかも、2週間我慢した分爆発…
しかも寝落ちって…。マキに突っ込んだまま寝落ちって!ダサすぎだろー!!
クソッ!!
さっき気が付いて目を開けたら、辺りは明るくなりはじめてて、マキに突っ込んだまま、俺はマキに抱きしめられてた。
逃げるように風呂場に駆け込み、冷たいシャワーを浴びても、俺を抱きしめて安心したように眠るマキの顔がチラついて、熱が収まらない。
子供みたいに無垢な顔で深い眠りにつきながら、俺に一生懸命しがみついて、離れようとすれば、迷子の子みたいにモソッと俺を探して顔を摺り寄せる。
猫みたいに丸まって、今日も満足そうに眠ってる。
可愛い顔してるが、その満足そうな顔だけは複雑だ。マキは、俺がキレることを望んでる、俺に狂って欲しいんだ…
俺が必死に抑え込んでるものを揺さぶって起こして、欲望を満たしてる…
俺がこんなに苦しんでるのに…
いや、マキに当たるのはお門違いだ。俺が普通じゃないからいけないんだ…、俺が普通なら、こんなことにはなってない…
自分をコントロール出来ないのを、マキのせいにするなんて間違ってる…。
よし、マキの体も洗ってやらなきゃ…
シャワーを済ませ、バスタオルを腰に巻いて寝室に戻ると、マキがぬいぐるみと戯れてた。
マキ「ウフフ♪イルカが三頭だから、修二とむつと華南かな♪あっ、でもそれじゃー、こっちのマグカップライオンが一匹か。次は何を買ってこようかなぁ〜♪」
百目鬼「俺の部屋をヌイグルミだらけにするつもりか?」
どんどん増えるぬいぐるみは、俺が連れてった場所の数だけあって、ベッドサイドに綺麗に並べられてた。
新しい仲間のシロイルカ。もうそろそろベッドサイドも満席だ、そこがいっぱいになったら次はどこに置いたらいいのやら…。
暫し考えたが、マキはベッドから起きてこない。突っ込んだまま寝てたし、痛いのか?
心配してマキに近づき、頭をそっと撫でながら隣に腰掛け、様子を伺う。
百目鬼「……マキ、昨日はすまない」
マキが気を使ってニコニコしてやがる。
百目鬼「どっか痛いとこ無いか?」
マキ「ふふ♪無いよ♪だってまだ足りないくらいだもん♪♪」
こいつ、一体どんだけエロガキなんだ…
百目鬼「ほら、風呂入れてやるから来い」
両手を差し出すと、マキは甘えて飛び込む。
やはり、腰にきてるみたいだ。マキを抱え上げた時、ふと、床の使用済みゴムが目に入った。
1、2、3、4、ご…。止めよう、頭痛がしてきた。
マキを綺麗に洗ってやり、湯船に浸からせ、その間に俺は着替え、出てきたマキを拭いてやる。マキは、髪の毛に無頓着だ、せっかく綺麗なのに、ほっときゃいつまでも濡らしたままだし、裸でうろつくし、ミケの方がよっぽどちゃんとしてる。
だけど、俺は、頭を洗われたり、ふかれたり、ドライヤーで乾かされたりしてる時のマキの気持ちよさそうな顔が、気に入ってる。
乱暴しかできない俺の指に気持ちよさそうに身を委ねて、ふにゃっとしてるマキは、本当に可愛い。
百目鬼「マキ、お前の髪ってどうして尻尾みたいに後ろだけ長いんだ?」
マキ「あは♪これは、ウルフカット♪尻尾だよぉ♪」
百目鬼「ちゃんと美容院行ってるか?無駄に伸ばしっぱなしじゃないのか?」
マキ「…洗うのめんどくさい?切ろうか?」
はッ!?
俺は、この髪もそれを扱う時間も気に入ってる、なのにうまく伝わらず、マキがとんでもないことを真顔で言い出す。どうしてだ!?
俺は、好きなのに!!
百目鬼「馬鹿が!手入れをちゃんとしろって言ってんだ!枝毛が多いい!」
マキ「あははは♪枝毛とか気にしちゃうの?」
ケラケラ笑われ、カチンと来た。俺が枝毛を気にしちゃ悪いのか!?
百目鬼「チッ、綺麗な色だから勿体無いって言ってんだよ!!」
腹が立つ!綺麗だと思って言ってやったのに、からかいやがって。もうしらねぇ。
マキ「…」
あークソ、マキを風呂に入れる前に先に食パン卵に浸しとけば良かった。マキは真ん中まで染みた柔らかいフレンチトーストのが好きなのに……
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