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〔裏番外〕狂愛♎︎純愛36
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マキが攫われて、2時間半経った頃。
瀧本のやり部屋のマンションの部屋の前では外を見張ってる男が2人タバコを吸っていた。
「みんな、今頃ドロドロでヤリまくりだろうな…」
「あー、俺もヤりてぇー」
タバコを吸いながら、だるそうに喋る男達。
取り巻きの中で1番若い2人は、いつもだいたい雑用を任されてる。
「魔性マキ様が落ちる瞬間、俺も見たかったなぁ…、でもさ、これからずっと回すんだろ?俺たちにも味見くらい…」
「こねぇーだろ、俺ら下っ端だし…」
「一回でいいからヤりたかったなー、一回ヤればご利益ありそうじゃん」
「バーカ、瀧本さんが回す女の末路、お前も知ってんだろ?」
「…あー…、壊れてるかー」
ーポンッ♪
男たちがくっちゃべってると、エレベーターが止まってドアが開いた音がした。
男たちが廊下を見ると、エレベーターのある左手から、1人男が降りてきた。
男は、帽子を目深に被っており、顔がよく見えず。その足は真っ直ぐ見張り2人の方へ歩いてくる。
見張り2人が、かまえると、見張りの片方がこちらに歩いてくる男に気がついた。
「あれ?高さん?」
「お疲れさん」
高さんと呼ばれた男は、見張りの男たちより少し先輩の男。
「その顔どおしたんすか?」
見張りの男が尋ねると、高さんはバツが悪そうに苦笑いした。高さんと呼ばれた男の左のこめかみに赤紫の痣が出来ていた。
「ちょっとな、ところでお前らは中に参加しないのか?居るんだろ?マキ様」
「俺らは回ってきませんよぉー」
「そおっすよ高さん、俺らいつも見張りと後処理だけっすから」
損な役回りだと笑う見張り2人に、高さんは笑って言った。
「瀧本さんがマキでお楽しみか?」
「そうそう、瀧本さんと先輩方が魔性マキ様でお楽しみ中っすよ」
「高さんも参加っすか?」
「いや…。俺は……」
ーポン♪
新たにまた、エレベーターがこの階に止まり、その場にいた3人全員がエレベーターのある方の廊下見た。だが、人が降りてこない。
エレベーター乗り場はまっすぐ行って左手側の為、エレベーターの中は見えない、たが、確かにこの階に止まった音だった。
「ん?…エレベーター止まったよな…、ってかドア開いた音したのに閉まった音してなくないか?」
「マジ?聞いてなかった。お前見て来いよ」
「ああ」
見張りの1人がエレベーター前まで行き、そっと覗き込む。
すると、エレベーターの中から突然大柄の男が現れ、見張りの男を捕まえてエレベーターの中に引きずり込んだ。
それを見ていたもう1人の見張りが叫ぼうとしたら、後ろから口を塞がれ、床にうつ伏せに倒されて腕を取られ、身動きを封じられてしまった。
パニック状態の見張りが自分の口を塞いでる男を振り返って見ると、それは、先ほどここに来た、味方であるはずの高さんだった。
高さん「取り押さえました」
高さんは、インカムに小声で話しかける。すると先ほどエレベーターから現れた大柄の男が、すぐにこっちに走ってきた。
高さん「マキさんは、中にいます。賢史さん」
賢史「高、神を呼べ」
高さん「はい」
賢史「よし、乗り込むぞ」
【賢史side】
神は、昔からクジ運が悪い。
だがら、今回も当たりを引くことは出来ず、少し離れた別のやり部屋に乗り込んでる。
だが神の事だ、高から連絡を受けて、10分もしないで飛んでくるだろう。
高は、神が潜り込ませていた男だ。
神に早くマキのことを連絡しようとして、瀧本の仲間の1人に話を聞かれ携帯を壊されたらしいが、自力でなんとかしたらしい。
俺が途中で拾い、中にスムーズに乗り込めるよう協力してもらった。
俺は、管理人の鍵を使い、瀧本のヤリ部屋に入り込み、内鍵の掛かってた寝室のドアを蹴破った。
ーバァーン!!
賢史「警察だ!!…!?」
中に踏み込んだ瞬間、俺は固まった。
寝室の中の光景は、あまりに予想外だったからだ。
マキ「あれ?賢史さんだ」
部屋の中で〝マキが1人だけ立っていた〟。部屋の中は、マキを含め、全員全裸でイカ臭い。男達は、左手奥で全裸で団子状態。そして、被害者であるはずのマキは、加害者であるはずの瀧本を足で踏みつけにして、真っ黒なムチを握りしめていた。
一瞬呆気に取られたが、納得した。
マキは、難攻不落の女王様だ。
マキの首には真っ赤な首輪、体は白濁まみれで、床にはいたるところに大人のオモチャやゴムが落ちていた。
賢史「助けに来たぜ」
マキ「ふふ♪いらなかったのに」
マキは、何だか少し酔っ払ってるみたいな喋り方で、こんな状況でゾッとするような不敵な笑顔で笑っていた。
他の警官が、隅で固まる全裸男を逮捕、そしてマキに踏みつけにされてた瀧本には俺が手錠を掛けた。
瀧本は、マキに反撃にあってムチで打たれて漏らしたらしい、濡れた床に顔を押し付けられていた。
流石マキ様と言うべきか…。
賢史「マキ、大丈夫か?」
マキ「ふふ♪大丈夫♪」
酔っ払いみたいに顔が赤く目が座ってるマキ。少し様子がおかしい。何か変だが、こんな目にあったんだ、普通なら、怖いはずだ。
全裸は流石にマズイだろうから、俺の上着を着せてやろうとしながら、安心するだろうと思って教えてやった。
賢史「すぐに神が来るからな」
するとマキは、上着を着せようとした俺の手を爪が食い込むほど強く握り、顔を真っ青にして掠れた声で叫んだ。
マキ「駄目!!百目鬼さんは駄目!!」
賢史「は?」
マキは、パニック起こしたみたいに叫び、俺に食ってかかる。
確かに、こんな姿恋人に見られたくないか…
だが、神をこれ以上抑えておけない。
マキが攫われたと知った後の神は、完全にキレまくりだ。
マキ「内緒にしてって言ったのに!!」
賢史「アホか!お前誘拐されたんだぞ!」
マキ「でも!ッ…」
叫んだマキが、顔をしかめて痛がり、ガクッと膝から崩れた。
支えようとして腕を掴んで腰を抱いたら、ヌルッとして滑る。白濁まみれだがらしかない事だが。マキを神に会わせる前にシャワーに入れてやった方がいいか…、そう思ったが、違ってた。
俺の手には白濁では無く、血が付いていた。
賢史「おい!」
慌ててマキの背中を見ると、酷い有様。
マキ「なんともないから…」
マキは、青い顔でヘラッと笑った。
なんともないだと!?
こいつ、どうしようもねぇーな!
マキの背中じゅうはムチに打たれた痕だらけ。
しかも、一部が切れて出血していた。
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