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(番外編)純愛>♎︎狂愛
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その情熱の海は僕の全てを包み込んで独占する。
僕を閉じ込めるように、逃がさないように覆いかぶさる大きな体が甘い甘い口づけを繰り返す。身体中を撫でるその手は、僕の全てを確認しているようで、抱き合う体は、昂った僕のものと百目鬼さんの熱いものがズボン越しにこすれ合ってさらなる興奮んを生む。
マキ「んぅ…はぁ……ん…うむ……」
溺れそうなその熱量に、歓喜に震えながら、どうしても切なくなってしまう。もっともっととせがんでも足りない、こんなに溺れそうなのに、もっと欲しくて仕方ない。
甘い蜜を味わうように、本能のままその唇を味わう。
繰り返し繰り返し、何度も重なりながら、それでも一瞬も離れたくない。
優しくも貪るようなキスを繰り返し、でも乱暴ではなくて、その瞳は獰猛な猛獣のように鋭く光りながら、必死に理性を止めてる。
百目鬼「マキ…」
密着したお互いの体を何度も手繰って抱きしめて、じっとりと汗をかき始めた熱い体を何度も何度も抱き寄せた。
これ以上は寄れないほど密着してるのに、さらにその先を求めるように何度も大きな背中にすがり、百目鬼さんは僕の体をキツく抱く。
こんなに求め合ってるのに、僕らはそれしか知らないみたいに、何度も何度も唇を貪った。
マキ「は…ぁ…んん…ど…めきさ…」
キスだけで、全身とろけて百目鬼さんにしがみつく、潤んだ瞳で見つめながら、息継ぎの間のほんのちょっとも離れたくない。
百目鬼「ッ…。まだ…キスだけだろ?」
百目鬼さんは夢中になり過ぎてキレてしまうのを恐れ、息を整えながら僕の髪をそっと撫でてくれる…。
もどかしい、もっと欲しいのに…
百目鬼「お前、そんなにキスが好きだったか?」
あまりに僕がガッつくから百目鬼さんにフッと小さく笑われてしまった…
マキ「百目鬼さん不足で死にそうだった…」
正気でいようとする百目鬼さんに、僕は小首を傾げて可愛く言ってみたら、百目鬼さんは僕を睨む。
百目鬼「煽るな、困るのはお前だぞ」
マキ「困らないって言ってるのに」
分からず屋の百目鬼さんにムッとして頬を膨らませたら、逆効果だったみたいで、百目鬼さんが舌打ちして、僕のズボンのベルトに手をかけた。
マキ「ひゃん!…あっ…」
ズボンの前を開けようとしながら、百目鬼さんは意地悪く僕のものを揉んでくる。
マキ「あっ…ダメ!…イっちゃう…」
百目鬼「どんだけ興奮してるんだ…」
マキ「やぁ…」
だってしょうがないじゃないか、ずっと修二のうちだったから、毎日一回くらいしか1人でする時間なくて…
今、鼻血出そうなくらい自分でも興奮し過ぎなのが分かってるから、恥ずかしい。
マキ「ッ…、じゃ、一回落ち着くためにシャワーを…」
百目鬼「駄目だ」
マキ「ふえ?」
百目鬼「そこまで待てない…。だから一回イッとけ」
スッと百目鬼さんがかがむから僕はギョッとして飛び起きた!
マキ「嫌ッ!!」
僕のをフェラしてこようとした百目鬼さんを慌てて止めると、百目鬼さんは渋い顔して僕を睨む。
百目鬼「前から思ってたんだが、どうしてそんな嫌がる。する側の時は積極的な癖に…」
マキ「うっ…」
答えづらいことを聞かれて言葉に詰まると、百目鬼さんはムッとした。
卑怯にも手を恋人繋ぎで絡め、僕を逃すまいとして耳元に囁いてきた。
百目鬼「さっき、全部くれると言ったばかりだ…」
拗ねた声に僕の鼓膜は痺れるように震えてゾクゾクとさせられ身を捩る。だけど百目鬼さんはその反応を楽しむようにさらに耳元で話してくる。
百目鬼「どうなんだ?マキ」
ふにゃ!…、名前…卑怯だよぉ…。
理由、言ったら絶対怒りそうな気がする…。
ここで言わなきゃ、折角側にいても良いと言われたのに撤回されそうで怖くて、怒られると思いながら…
マキ「…あの…これは大前提に、性的趣味の問題だから……」
と、前置きして、渋々答えた。
マキ「僕…、フェラってさせたことなくて……」
チラッと百目鬼さんを見たら、「で?!」って威圧的に睨んでくる。
うぅ…
マキ「その、清史郎さんとシてる時は女装しててね…、そのぉ…、下着も女の子の物を履くの…それで…、女の子になりきってヤるから………、その…、弄られたことなくて…」
百目鬼「は?」
百目鬼さんは唖然として口が半開き。
仕方ないんだよ、清史郎さんは僕を母さんの、マリアの代わりにしてたんだから、男の僕には若干抵抗があったみたいで、僕のペニスは見ないようにしてた。
マキ「…ほら、女の子は付いてないでしょ?清史郎さんは、ゲイじゃないから、抵抗あるみたいで、極力僕のはパンツに隠してしてて、見たり触ったりしないようにしてたんだ」
百目鬼「はあ!?」
案の定怒り出した百目鬼さんに、僕は強めに声を張った。
マキ「怒っちゃ駄目!僕が清史郎さんにSEXしようって言い出したの。清史郎さんはノンケだからそうなって当たり前なの」
百目鬼「………気にくわねぇな、何処までも人に甘いお前の思考回路…。……。だが安心しろ、俺にはそのままのお前を食わせろ」
マキ「へ?ぎゃッ!!」
折角説明したのに、結局百目鬼さんは益々意地悪く僕のをズボンから露わにしてパクッと咥え込んできた。
マキ「やああ!!ど!百目鬼さッひっ…ああッ!!ヤダヤダ!!」
熱い口内に熱い舌に絡め取られて今にも弾けそう。
何十人ともSEXの経験があっても、これだけは避けてきたからどうにも慣れない感覚は、頭の芯が痺れて腰が抜けそう…
マキ「あっ、ヤダ!…んんッ…やっ、ど!百目鬼さんの意地悪!!」
百目鬼さんはこれみよがしにいやらしい音を立てながら、僕のお尻をガッチリ掴んで揉みながら、僕のを舐めて吸って。嫌がって戸惑う僕を楽しそう眺めてる。
マキ「もっ…やッ…ああ!!あっあっイクッ!離ッ!あはぁあああッーーー!!」
ビクビクっと仰け反って痙攣し、僕は我慢しきれず百目鬼さんの口の中で達してしまった。
もうバカバカ!百目鬼さんのバカ!!
涙目で睨んでも、百目鬼さんの意地悪は止まらない、イッたばかりの僕は、そのままお尻を持ち上げられ、チングリ返しで上からガッチリ抑え込まれた。
百目鬼「後ろを舐められたことは?」
その言葉にゾッとして青ざめると、百目鬼さんは僕の答えも聞かずに楽しそうに笑った。
百目鬼「お前にも、初めてや慣れないことが残ってたんだな…」
マキ「無理…。無理無理!!」
百目鬼「ほぐさなきゃ」
マキ「自分でやる!自分で解すから!!」
百目鬼「全部くれるんだろ?喜んで貰い受ける」
ニタっと笑った百目鬼さんは、その瞳に少しだけ嬉しそうな色と、楽しそうな色と、そして嫉妬に燃える炎を滾らせていた。
マキ「嫌っ、待って!!」
百目鬼「待てない」
マキ「ヤァああああんーーーーーー!!!」
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