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〔裏番外〕狂愛♎︎<純愛6
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頭がいたい。
気持ち悪い、酷い胸焼けだ。
飲みすぎた…
眠くて起き上がれない…
(ッ……、ッ……)
ん?
どこかで誰かが泣いている…
誰だ?どこ?
重い瞼を開けると、そこは見知らぬベッドの上。目の前に広がる悲惨な光景に、息が止まった。
俺のいるベッドから見下ろす床には、縛られ、裸の男たち取り囲まれ、衣服を破られて白濁まみれで輪姦されるマキ。
男たちは飢えた獣のようにマキに群がって、犯していた。
溝呂木『よぉ、百目鬼』
不気味に響いたのは、会いたくない男、溝呂木。
溝呂木『お前の女はもうこっちでいただいてるぜ、いい具合に狂っちまったがな』
マキ『あっ!…ぁあ!…イイッ!もっと欲しい!もっとズボズボしてぇー!』
目の視点は合っておらず、口からよだれを垂らしながら、肉欲に狂うその姿
溝呂木『お前が販売場所を潰してくれちまったから、こっちは赤字だよ。この子にはたっぷり二本注射しといたから、もう廃人確定だぜ、ちんぽがなきゃ生きれない体になっちまった』
嘲笑わいながら、溝呂木は腰をマキに打ち付ける。マキは溝呂木の下で狂ったように喘ぎながら、もっともっとと強請り、他の男の物をくわえ込む。溝呂木が腰を激しく動かすとグチュクチュと泡立つような卑猥な音が響いて、激しい突き上げに、マキの体が弓なりに仰け反って痙攣する。
百目鬼『みぞぉろぉぎー‼︎‼︎‼︎』
溝呂木に向かって飛びかかった瞬間。自分の体が後ろに引っ張られた。ジャラッと金属音。俺の首に鎖付きの首輪がつけられてる。
溝呂木『ハハハッ、獰猛な猛獣にふさわしいだろ?』
百目鬼『ぶっ殺してやる‼︎‼︎』
溝呂木『まぁまぁ、怒るなよ、この子にとっては浮気じゃないんだからさ、可愛いぜ、お前も聞いてみろよ』
ニタニタ笑う溝呂木が、マキの腰を掴んでピストンを早めると、マキは狂ったように喘ぎながら溝呂木にしがみつく。
マキ『ぁあ!おっきいの当たるぅ!…あっ、あっ、百目鬼さん、百目鬼さぁん』
溝呂木『マキ、気持ちイイか?キスしろよ』
マキ『あっ、気持ちイイよぉ、百目鬼さん百目鬼さん』
溝呂木こ首に必死にしがみつくマキは、俺の名を呼びながら、俺の幻を見てうっとりと頬を染め、その赤らんだ唇を溝呂木のいやらしくニタつく唇に近づけ…
ーブチッ!!
激しい音で自分の中のものがブチ切れた瞬間、鎖を引きちぎって溝呂木を殴りつけた。群がる男どもも殴り飛ばし、暗闇に放り投げ、床に転がるマキを抱きしめた。
薬で完全にイッちまってるマキは、抱きしめる俺の体を触って強請る。
マキ『百目鬼さん、もっとズボズボして、僕の中百目鬼さんの精子でいっぱいにして』
ヘラヘラ笑うマキは、もう俺の知ってるマキじゃなかった。色白の細い腕に、注射針の痕が赤い斑点になっていて、薬を撃たれてることは明白。
マキ『ふふ、百目鬼さんの熱いの頂戴』
性奴隷になっても、俺の名を呼ぶマキは、俺のものを大きくして、そのまま腰を落としてくわえ込む。ふわふわとしたどこか定まらないその視線で、俺の上で跳ねて喜び狂い落ちる。
マキ『百目鬼さん…、百目鬼さん…』
百目鬼『マキ…』
マキ『百目鬼さん…。百目鬼さんのものだけになりたかった…』
騎乗位で腰を振りながら、ふっと正気に戻った気がした。だけどそれは一瞬で、マキは絶頂に達して気を失った。
ぐったりと意識を失ってるマキを腕の中に抱いて強く強く抱きしめた。
百目鬼『どうして…こんなことに…どうして…』
守るために離れたのに…
守るために別れたのに…
俺が抱き潰してしまわないように…
俺のためだとその身を犠牲にしないために…
むつ『バッカじゃねぇの!お前が手放したからだろうが!!守りたいなら、しっかり捕まえて離すんじゃねぇよ‼︎‼︎24時間てめぇが責任とって守れや‼︎‼︎』
奏一『お前は、マキ君の何を見ていたの?この子はお前より10才も年下なんだぞ!』
百目鬼『俺は!俺の手では守れないから!傷つけて閉じ込めて奪う事しかできないし、そのうちいつか…』
ーガシャン!
金属音とともに、俺の手首に手錠がはめられる。
その手錠を掛けた賢史が、時計を見て時間を告げる。
賢史『午後4時23分…殺人の現行犯逮捕』
その言葉に驚いて、掛けられた手錠に目を落とすと、俺の手は、涙いっぱい流してるマキの色白の細い首を絞めていた。
百目鬼『そんな…ぁ…そん…な…』
修二『百目鬼さん、マキをちゃんと見て…』
マキ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
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百目鬼「ハッ‼︎‼︎‼︎」
目が覚めたら、そこは自分の部屋。
汗をびっしょりかいて、いつもの自分の部屋にいた。
夢…
悪夢にしても、最悪過ぎる…
痛む頭と、最悪な気分で時計を見たら、あろう事か、夕方だった。
百目鬼「嘘だろ…」
痛む頭を押さえてリビングに飛び出すと、そこには雪哉がいて、食事の準備をしていた。
雪哉「おはよう」
百目鬼「あれ?…雪哉?」
雪哉「杏さんから伝言、今日はゆっくり休んでくださいって。どうしてもの時は声かけるってさ」
みんなが事務所をやってくれてるとわかり、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
情けない気分でソファーに座り込むと、またズキズキ頭が痛んだ。
百目鬼「雪哉…すまん。俺昨日は記憶が…」
雪哉「うわー、さすが神。昨日は賢史さんと飲んでたんでしょ?」
百目鬼「……ああ…、そうだった」
雪哉はちょっとむくれながら、俺にお味噌汁とお腹に良さそうな軽食を俺の前に並べた。
雪哉「食べられる分だけどうぞ」
百目鬼「すまん…。雪哉仕事は?」
雪哉「今日は早番だよ、言ってあったろ?」
百目鬼「ああ…そうだった」
雪哉「もう、ゴミ捨てといてって言ったのに。片付けはしてあげるけど、ゴミ出しの時間俺は来れないんだからね。これ以上貯めるなら矢田ちゃんに頼んじゃうよ?」
百目鬼「分かった…」
矢田をこの部屋に入れることはできない…、寝室に並ぶぬいぐるみを見られたら、いらぬ誤解を生みそうだ…。
雪哉「ねぇ、神。このひと月くらい俺に世話してもらって感謝してるだろ?」
突然雪哉がしゃがみこみ、両手をグーにしたのを顎の下に添えてぶりっ子スタイルで媚びてきた。
百目鬼「感謝はしてるが、なんだ気色悪い」
雪哉「俺、欲しいものあるんだけど頂戴♡」
百目鬼「…物による」
ぬいぐるみを欲しいと言われても、やることはできない…。かといって、ぬいぐるみ意外俺の部屋に雪哉の欲しそうなものはないが…
雪哉「神の待ち受け画面、コピーして頂戴よ」
百目鬼「は?待ち受け画面?俺は携帯買った時のままだぞ」
雪哉「嘘つき、さっき携帯鳴った時見たんだよ。マキ様のウエディング姿」
ハァぁぁぁアアアア゛‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎???
全身の血がゴトッと抜け落ちたほどの目眩と、ゾッとした気持ちがして雪哉を見たが、雪哉はニタニタしながら俺を眺めてる。
ありえない!あの写真は思わず撮ってしまったもので、待ち受け画面になんかしてる訳な……
雪哉「マキ様綺麗だね。しかも隠し撮りっぽいんだけど。神ってばマキ様に未練?」
雪哉の手の中には、まぎれもない俺の携帯が、間違いなくマキのウエディングドレス姿の待受で握られてた。
百目鬼「返せッ!!」
雪哉「あっ!…ケチぃー!!」
マキがあんなこと言うからいけないんだ。俺は女装なんかに興味はねぇーのに!!
マキ『えへ♪1番最初は百目鬼さんに見てもらいたかったから♪』
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