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〔裏番外〕狂愛??<純愛23
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出来上がったオムライスに、マキが何やらしている。
マキ「わーい♪上手に書けた♪見て見て♪」
オムライスの黄色い卵の上に、ケチャップの割に綺麗な赤い文字で
〝じんさん♪〟
と、書いてあった。
マキ「エヘへ♪、前に百目鬼さんが〝チンしろ〟って書いてたでしょー♪僕もやってみたかったんだぁ♪♪、さすがに百目鬼さんって書くのは長いから名前にしちゃった♪」
子供みたいにワクワクとした瞳で、思い通り書けたと満足そうなマキ。
誰かこいつに、テメェーのやってることは、肉食獣の前に裸の子猫をホイップして美味しく召し上がれ状態だと教えてやってくれ。
マキ「百目鬼さんも僕のになんか書いて♪」
手渡されたケチャップと期待に満ちたその瞳に、「冗談じゃない」と誰がいえよう。
なぜ名前…、確かに百目鬼はひらがなにしても字数が多いいが…。
…、なぜマキはいつまでも名字呼びなんだ。そういえば、俺と出会ったばかりの時は、修二の代わりにしろと「神さん♪」と修二が呼んでいたのを真似てたのに…。
なんとなく、話題にはせずにいたが…
百目鬼「…何を書けって?」
マキ「ふふ、なんでもいいよ♪」
百目鬼「名前がいいのか?ハート付きで?」
マキ「キャハハハハッ♪ウケる♪百目鬼さんがハート♪、ふふッ書いて書いて♪♪」
恥ずかしがるのかと思いきや、ケラケラ笑いやがる。マキの恥ずかしがるツボが分からない…。
百目鬼「どっちの名前で?」
マキ「…マキっ書いて、マキがいい」
これは、恥ずかしがってるのか?それとも本当に本名は嫌なのか?
…俺が考えても分かりそうにない…。それにきっとマキにとって根深い問題だろう、〝優絆〟って名前を付けたのは、清史郎らしいからな…。
眉間にシワを寄せながら、とりあえずオムライスに〝マキ〟と書いてやると、その間マキは携帯を取り出しパシャパシャ写真を撮りだした。
マキ「百目鬼さん、ハート♪ハート♪ハートも書いて♪、可愛いハートね♪」
ピンと立った猫耳が期待感にピクピクしてる。まん丸お目々がキラキラ輝く。
俺にハートを書けとか、賢史がココに居たら死ぬまで笑い者にされるぞ。
百目鬼「ハートは…」
マキ「えー、百目鬼さんが自分で言ったんじゃん…」
拗ねた顔したマキの猫耳がみるみる下がってしまう。
ぐ…、確かに俺が言ったが…
百目鬼「じゃあ、写メるな」
マキ「記念撮影なのにぃ…」
百目鬼「菫や賢史にバレたら俺はどうなる?」
マキ「誰にも見せないよ、寝る時コッソリ見て楽しむから♪」
寝る時コソコソとオムライスに書かれた〝マキ?〟っていう文字を見てニヤニヤする猫耳マキを想像してみた…。
…。
……。
百目鬼「…」
しかめっ面で眉間にシワを寄せながらケチャップを握りしめ固まってる俺に、マキはふふッと笑う。
マキ「冷めちゃうね、早く食べよう♪」
〝マキ〟とだけ書かれたオムライスのお皿を持ってテーブルに向かってしまった。
お、俺が悪いのかッ?!
ヤバイか?書かなきゃマズイのか?!
ぐぬぬぬぬッッ……。
マキ「わーい♪オムライスいっただっきまーす♪♪」
マキが綺麗に手を合わせてる間に、オムライスにケチャップで素早くハートもどきを付け足した。
手を合わせるマキの向かい側から素早く描いたから、歪なハートは逆さま。
マキ「・・・」
百目鬼「ッ……」
オムライスを拝んだ状態のまま瞬きを繰り返すマキ。だがその表情は、段々と口元が緩んでふにゃっと笑顔に変わった。
マキ「ありがとう百目鬼さん♪♪」
ああ…クソッ!
百目鬼「…なぁ、なんで名字呼びなんだ?」
マキ「え…」
百目鬼「出会った頃は、馴れ馴れしく名前で呼んでたろ」
マキ「ふふ、あれは修二がそう呼んでたから…」
百目鬼「周りもだいたい俺を名前で呼んでる」
マキ「…名前で呼んで欲しいの?」
百目鬼「…ッ、つーか何故名前から名字に戻した」
マキ「んー…修二の真似を止めたから…かな?」
首をかしげるマキはへらっと笑うと、再び手を合わせ直して「いただきます」と言い、オムライスをスプーンですくってパクッと頬張り、ほっぺいっぱい口の中に入ったままジタバタしながら幸せそう。
マキ「ん???」
手料理をこうも美味そうに食われると、こっちまで嬉しい気持ちになっちまうから不思議だ。マキは、俺の書いた文字を避けながら端ばかりすくって食べ、文字を食べる時は名残惜しそうに〝マ〟の方から口に入れて噛み締めて目を瞑る。
マキのことだから、生意気にグイグイ呼び捨てで呼んでくるかと思ってたのに…
ーピロリン♪
マキ「あっ、僕のだ」
マキはオムライスを頬張ったまま、持ってきてた鞄から携帯を取り出す。
百目鬼「メールか?」
マキ「うん、泉から」
百目鬼「なんて?」
マキ「ふふ、無事に帰還しましたかって♪」
百目鬼「は?泊まっていくだろ?」
マキ「え…」
マキの驚いた顔にこっちが驚く。もう直ぐ日付が変わろうとしてる夜中なのに帰るつもりだったのか?
百目鬼「泊まっていけ、今更だろ」
マキ「あ、ごめんなさい。酔って忘れてるか聞きたかっただけだから、お泊りセット持ってきてないよ」
監禁してもいいんじゃなかったのか…?
百目鬼「また俺の着ればいい」
マキ「えっ!?あっ…、いいの?」
百目鬼「前も貸したろ」
マキ「じゃなくて…」
百目鬼「…何が?」
マキ「……百目鬼さんがいいならいいんだけど…」
尻すぼみにへらっと笑うマキが何が言いたいのか分からない。もう一歩突っ込もうとしたら、マキの方が先に、指先をモジモジ弄りながら恥ずかしそうに言いだした。
マキ「…コンビニ行ってもいい?」
百目鬼「何で?」
マキ「…し、下着は買ってきたい…、百目鬼さんのはちょっと大きいし、せめて買い物くらい、いいでしょう?」
恥ずかしそうに上目遣いしながら、「お願い」とばかりに猫耳としっぽをフル活用したおねだり。
ワザとか!ワザとなのか!?
百目鬼「ッ…買うのはいいが…、コンビニには俺が行く」
マキ「え、僕行くよ」
百目鬼「こんな夜中に出歩いていいわけないだろ」
ピシャッと言い、ソファーのそばに立ってたマキをそのまま押し倒した。
百目鬼「水森泉とは相変わらず仲がいいな、水森泉と清史郎と、修二にむつに華南、それに奏一…、他には誰と〝仲良く〟してたんだ?」
マキ「ふふ、〝仲良く〟って言葉が随分物騒に聞こえるけど、〝普通に仲良く〟してただけだよ。あとはまぁ、大学の友達にノート借りるために会ったりとか、華南の友達のところに連れてってもらったりとか…」
百目鬼「他には?」
マキ「他?…ふふ、他は〝仲良くない〟人となら会ったけど…」
百目鬼「仲良くない?」
マキ「成一さんが、…僕の腹違いのお兄さんが、お見舞いに来たくらいかな?」
百目鬼「…」
マキ「答えたからコンビニ行っていい?」
百目鬼「だめだ、お前は今から外に出れなくなる」
キョトンと瞳を瞬いたマキは、言葉をゆっくり?み込み、子供の顔からみるみる妖艶な大人の表情に変わって微笑んだ。
マキ「ふふ、監禁してくれるの?」
百目鬼「違う、監禁じゃない。単純に動けなくなるだけだ」
艶っぽく微笑むその唇をペロリと舐めとると、マキは、ふふッと擽ったそうにしながら、俺の舌を受け入れた。食べたばかりのケチャップ味のキスは、直ぐに甘いものへと変わり、マキの服を脱がしながらその肌を堪能した。
マキ「んふ…ん……」
さっきは初心だったマキは、今度は妖艶な魔性へと変わり、その瞳で俺を煽りながら、積極的に舌を絡ませてきた。
先ほど散々柔らかくした蕾は、熟れて熟したみたいに解れてて直ぐに指を3本咥え込む。マキは、そのまま来てとでも言うように、俺のを手で育てて自ら蕾に導いた。
導きに従いゆっくり埋め込むと、マキの体は俺を簡単に受け入れてしがみつく、ソファーの狭い場所で、正常位でゆるゆると動かすと、マキはその綺麗な濡れた瞳で俺を見つめながら、自ら腰をくねらせてもっと欲しいとねだって来る。
マキ「平気だから、いっぱい突いて、いっぱいかき回して…」
この淫乱が…、お前のスイッチは一体どこにあるんだッ、いちいちコロコロ変わられたら、マジで全部閉じ込めて食っちまうぞ!!
マキ「ああッ…んぅ…熱い…イイ…」
百目鬼「エロガキ」
マキ「ふふ、ごめんね。百目鬼さんのって、大きくて熱くて美味しいから」
百目鬼「その手には引っかからないぞ、そんな煽るための台詞なんか吐けなくしてやるから、お前はさっきみたいに俺のでよがり狂っとけ」
マキ「アッ!…百目鬼さぁん…」
深々と突き上げて、強く抱きしめると、マキも身をのけぞらせながら、俺を強く強く抱きしめる。
さっき一回暴走したから、今度こそはと思いながら、熱く俺を求める眼差しに心奪われ、突き上げるたびにマキの中がキュンキュン締め付けてきて、俺の理性を揺さぶった。
マキ「あっ…、あっ、…百目鬼さぁん!」
百目鬼「マキ…」
焦げつきそうなほどの熱い眼差しに見上げられ、俺はマキに溺れていく……
突き上げるたびに、まるで濡れるようにぐちゃぐちゃと卑猥な音を立てながら、混ざり合って泡立ったローションが溢れてく。
もし、俺が女を愛せる人間で、マキが女だったなら、このまま孕むまで何度でも注いで腹一杯にしてやるのに……
そんなことまで想像して、強く腰を打ち付ける。マキの柔かい中が、熱くてドロドロになるまで、マキの思考がとろけて俺のことしか考えられなくなるまで、何度でも突き上げてキスしてその肌を愛撫した。
マキ「ああッ!…イイ…イイよ、溶けちゃうッ!百目鬼さんの熱いので溶けちゃう!」
百目鬼「マキッ…」
マキ「んんっ…もっと…もっとキスして…」
百目鬼「マキッ……」
マキ「はんぅンン…あはぁアアーーッ!!」
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