アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
(番外編)純愛>♎︎<狂愛22
-
萌え萌えキュンキュンする中、早速着替えました。
百目鬼さんの買ってきてくれたお洋服に♪にゃはは♪
黒と白と灰色の太めのボーダー柄のゆったりニット、首元は丸襟で、なんちゃってワイシャツのエリ付き、なんちゃって袖の少し長めのもの。ズボンはクリーム色で爽やか系だった。
なんちゃってワイシャツ襟は、いかにも胸元隠せ!と言われてるみたい♪
賢史「ああやっぱり、胸元はスカッと開いてるV字のやつの方が良かったんじゃね?色々隠しすぎだろ、それとも何か、ご想像にお任せしますってか?」
マキ「賢史さん♪」
お出かけ準備を整えて下に降りてみると、賢史さんが待ち構えていた。
賢史「ギャハッ!も、もしかして、そいつが噂のキング?目つき悪すぎじゃね?ブクククク…」
マキ「可愛いでしょ?模様が眉毛みたいにキリッとしてるの」
賢史「可愛い可愛い、女王様にはそれがどっかの誰かみたいで超可愛かろう。クックックッ」
もう、キングはキリッとした目つきなだけなのに、そこが可愛いのに、みんなしてキングのチャームポイントを…
僕の隣では、仁王のように恐ろしい顔して賢史さんを睨む百目鬼さんがいる。
百目鬼さんは、賢史さんと僕を連れて、開店前の菫ママの店に向かった。
お店に着くと、キングは大人気で、キャサリンさんたちは、「いつの間子供産んだのぉー?パパそっくりじゃなぁい♪」とか言ってからかうから、百目鬼さんはメッチャ怒ってた。
後から檸檬さんや杏子さんや矢田さんがやって来て、僕は久々にみんなと食事だと思ってワクワクしてた。
檸檬「マキちゃんが着てるニット今年の新作じゃね?」
マキ「知らないんだ、百目鬼さんが買ってきてくれたから♪」
檸檬「えっ!マジ!?あの店に百目鬼さんが買い物に行ったの?!うわぁー!超見たかったぁー!」
マキ「明日2人でまた買い物に行くから写メ撮ってあげようか♪」
檸檬「マジ!欲しい欲しい!」
檸檬さんはゲラゲラ笑いながら、百目鬼さんがどんな風に若者向けの店で買い物したのか僕と話に花を咲かせた。
百目鬼さんがもし、ノンケだったら、あの顔でランジェリー店に一緒に買い物に行くバカップルになったんじゃないかと爆笑してる。
その後、百目鬼さんが、檸檬さんに後ろからスリーパーホールド決めたのは言うまでもない。
矢田「明日はデートなんすね。俺!お車お出ししますよ!荷物持ちなら任せて下さい!」
鼻息荒く張り切る矢田さんに、カウンターから菫ママが笑顔で注意する。
菫ママ「矢田ちゃん、ついてったらデートにならないじゃない」
矢田「そ、そうっすね!じゃあ、後ろからこっそりお荷物お持ちしやす!」
ガッツポーズの矢田さんは、隣に並ばなければいいと思ってるのか、張り切るのをやめる様子はない。
百目鬼「お前は引っ込んでろ!」
百目鬼さんにピシャッと叱られてやっと理解したみたい。僕としても矢田さんにはついてきてもらったら困るな。だって、矢田さんいたら、エッチなこと出来ないし…
賢史「おーおー、2人っきりでデートなのは認めるんだな。良かったな女王様」
マキ「うん♪♪飛びっきりおめかししなきゃ♪」
菫ママ「やん♡私も明日は忙しいわ♪マキちゃんを着飾ってあげなきゃ♪」
百目鬼「いらねぇーよ!でーとじゃないからかいものだから!女装禁止だ!!」
百目鬼さんがガオーッて吠えると、僕と一緒に、何故か菫ママと賢史さんと檸檬さんが一緒んなって「えーー!!」とハモる。
百目鬼「日用品買いに行くんだけだ!デートじゃねぇだろ!買い物だ買い物!!買い物に女装はいらねぇーし!犬コロも置いて行くからな!」
そんなに力いっぱい否定しなくても…
マキ「酷い!子供を置いて行くの!」
おふざけでそう言ったら、百目鬼さんは激怒して、僕にスリーパーホールド決めて来た。百目鬼さんの力にはさすがに敵わないから、すぐにギブ。
マキ「キャハハッ!ギブギブ!」
すると百目鬼さんは耳元で、僕だけに聞こえる低い声で「今晩覚えてろよ」って言った。
あは♪今晩も寝かせてもらえなさそう♪♪
菫ママ「イチャイチャしてますわ」
賢史「イチャイチャしてるな」
キャサリン「やーん♪そのままチューしちゃいなさいよー!」
外野が聞こえるように冷やかしを言うもんだから、百目鬼さんはついにプッツンして大暴れ、ついこないだこの店であった深刻な出来事が嘘だったみたいに、仲良しなみんな。
百目鬼さんの元に帰ってきたんだって、実感したら、嬉しくなっちゃった。
杏子「この店はいつも賑やかね」
マキ「うん♪僕この店大好き♪」
杏子「私も」
ーガチャ
菫ママ「いらっしゃいませ」
そんなに賑やかな店にお客様。
僕は入り口のお客様を見てビックリした。
だって…
奏一「こんばんは」
マキ「奏一さん♡」
店のドアを開けて入ってきたのは、なんと奏一さん。僕は思わず駆け寄ると、あの優しい笑顔で僕の頭を撫でてくれた。
百目鬼「…」
奏一さんの温かい手が、僕の頭を撫でながら、百目鬼さんとは違う素敵な声で優しく「久しぶり、会えて嬉しいよ」って言ってくれて、僕はドキドキする。こんなお兄ちゃんいたら、毎日素敵だろうなぁ…。修二が羨まし…
ーガシッ!
え?
奏一さんの優しい手が、僕の首根っこを強く握ってきて驚いてると、奏一さんはニコッと満面の笑顔
奏一「マキ、また無茶したね」
マキ「ふえッ?!」
ニコニコ笑顔の奏一さんの目は、ちっとも笑ってませんでした。
ガクブル…
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
815 / 1004