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request〜雪哉〜中編③
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大失態……。
烏磨さんとラブホテルに入ってから5日経ちました。
だけど、俺の頭の中は、あの日の冷徹な烏磨さんの声と鋭い眼差しに視姦され続けてる。
烏磨『足を大きく開いて、そのはしたない行為をしっかりお見せなさい』
烏磨さんは、凛とした背筋で椅子に座って足を組み、膝の上で手を組んでその端正な顔で俺を見下ろす。
剣道をやっていたからか、優雅な振る舞いながら凛と張り詰め隙が無いオーラは、まるでどこかの貴族のようで、初めて見る痴態を蔑み分析するように、鋭い眼差しは刺さる。
烏磨『見られてるだけでイきそうなんですか?女のようにビショビショに濡らしたりして、だらしなく口を開けて…、私の顔ばかり見て』
雪哉『す…み…ません…』
烏磨『顔が好みでしたか?だから絡んできた?初対面の私にこうされることを想像した?淫乱パティシエさん』
雪哉『違ッ…す…いま…せん。ッ…目が…その鋭い目が…好きで…す…』
グチュグチュと卑猥な音を立てながら、俺は羞恥も恥じらいも形だけ、大きく開いた足の間のものを淫らに扱きながら、蔑む眼差しと冷徹な声に夢中。
烏磨『へー、謝りながら手のスピード上げるなんて、反省ゼロじゃ無いですか、本当にドMなんですね。股開いて淫靡な表情でいやらしく腰をくねらせて、もうイきそうなんですか?』
雪哉『ぁ…はぁ…ご…めんなさい…ッ…ッ…イきたいけど…イけない…』
烏磨『何故?私の言葉攻めはご不満ですか?』
雪哉『ッ…んッ…飲み過ぎて…て…。…ごめんなさい』
こんなに刺激的な展開なのに、飲みすぎた体は鈍く、ゾクゾクと快感が渦巻くけれど達することが出来ずにいた。
烏磨『刺激不足だと?』
雪哉『すい…ません…すいません…ッ…ん』
烏磨『困りまりましたね』
雪哉『ッ…ぁ…すいません…』
謝りながら、興奮するばかりで、この状態を喜ぶ変態でごめんなさい。
烏磨『痛いのがお好きなんですよね?』
雪哉『ッ…ぁ…は、はい…』
烏磨『……では、失恋に免じてサービスしときますね』
烏磨さんの呆れたため息が聞こえたかと思ったら、おもむろに立ち上がり、表情を変えず冷徹に歩み寄ったと思ったら、室内用のスリッパで迷いなく俺の淫らによだれを垂らす膨らみをグッと踏みつけてきた。
雪哉『いッ…痛ッ…あひぃッ!』
烏磨『SMと言えば、こうですよね』
雪哉『はぁあッ…アアッ…』
烏磨『あぁ、喜んでるんでるんですね…、フッ、マジでド淫乱野郎だ』
予想しなかった行動と言葉に驚きと痛みと快感が身体中を走って、さらにグリグリ踏みつけられて興奮度Max、刺激も視覚も最高の快感に犯されながら、耳までも嬲られて、淫らに達した。
烏磨さんは、俺がイッた瞬間ニッコリ笑い。さっきまでのドS振りは何処へやら、俺を見る瞳は意地悪の欠片もなく、面白いものを見るように、ゲームをクリア出来たと喜んでいた。
その証拠に、烏磨さんのものは、ピクリとも反応してないなかった。
あれから5日。
俺の頭の中は、未だにあの時の烏磨さんに支配されてる。
「…さん」
「雪哉さん!」
雪哉「えっ!?」
5日前の出来事と妄想の間に彷徨っていた俺は、今仕事中。売り子のアルバイトの女の子に呼ばれてやっと我に返った。
雪哉「ご、ごめん。何?」
女の子「お客様に、雪哉さんの新作のケーキはいつ売り出すんだって聞かれたんですけど…」
なんだか険しい表情のバイトの女の子。っていうか、新作ってまだ宣伝してないんだけどな…
女の子「あの、ちょっと変なお客なんです」
雪哉「変?」
女の子「4日前からいらしてて、名指しで雪哉さんの新作はあるかって、まだ無いです、って答えたら、いつ発売か聞かれて、雪哉さんその日早番だったからいらっしゃらなくて、オーナが未定ですって答えたら、ケースの下段のケーキを全部買っていかれて、その次の日も雪哉さんのいない時間にいらっしゃって中段のケーキ全部買われてて、昨日もいらっしゃってて、何故か雪哉さんの作ったケーキだけ買われてったんですよ」
俺のケーキだけ?
うちの店は、パティシエのオリジナルばかりが並んでる。だけど、誰が作ったかは書いてない。まぁ、飾りや味にそれぞれ特徴があるっちゃあるけど……
………まさか………
雪哉「もしかして、七三分けの高そうなスーツに、こーんな鋭い目をしたメガネの人?」
女の子「はい…」
ゲッ!!
烏磨さんだ!!
すぐに売り場に出ると、可愛らしい店内の装飾から完全に浮いた存在の烏磨さんが立っていた。
雪哉「烏磨さん!」
烏磨「おや、今日はいらしたんですか、暫く早番だと伺ってたので」
雪哉「いらしたって俺のセリフですよ!連絡下されば挨拶したのに。ケーキ気に入ってくださったんですか?」
ちょっとドキドキしながら聞いてみると、烏磨さんはニッコリ営業スマイルで答えた。
烏磨「まぁまぁマシですね」
雪哉「えっ…」
嘘だ…、4日連続で来てるくせに。
烏磨「新作はまだ出さないんですか?」
雪哉「新作はお口に合いました?」
烏磨「まぁまぁです」
これは、褒め言葉なんだろうか?それとも本当にまぁまぁなんだろうか?
雪哉「売り出しは来週です。気に入って下さったなら、この後時間あるなら、こないだのお詫びにご馳走しますけど…」
烏磨「今から作るんですか?」
雪哉「俺、あがりなんです。こないだのワインに合うケーキのこともあるし、良かったら俺の家で作りたてを…」
烏磨「フッ…、また連れ込むおつもりで?」
耳元で意地悪に囁かれ、俺は真っ赤な顔して慌てた。
雪哉「ちょっ!」
烏磨「冗談です」
ニコッと悪戯に笑う烏磨さん。
もしかしていじめっ子?!
やめてよ!ますますドキドキしちゃんじゃんか!
この人ノンケなんだよね?
こないだ反応してなかったし…
って!!すぐそっちに考える!!
グルメでなかなか気に入ったのが無いんだって言ってたから、単純に俺の作ったケーキが気に入ったってだけじゃん!!
こないだのは演技!だから烏磨さんは俺に興味なんか無いんだよ!
興味なんか…無い……
………。
あっ、ヤベッ…
叶わない恋とか、相手にされないとか…
益々ドキドキしてきたじゃんか!!
俺のお馬鹿ドM!!
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