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キングの冒険16
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マキ「…ンッ…んぅ…んふふふ♪」
百目鬼「…ッ……うっ…ん…」
ぎゃー!!ぎゃー!!
ぎゃー!!ぎゃー!!
百目鬼がマキを刺したァア!!
合体してるー!!キスしながら合体してるぅう!!
凄いの刺さっちゃってる!!
ぶっとい凶器が刺さってる!!
ハッ!!違うか!?マキが百目鬼に乗っかってマキがやってるから、えーと、えーと。
マキ「うふ♪このキスで許してくれた?」
百目鬼「なぜ、許してもらうためのキスをしながら第2ラウンド始めてんだ…」
マキ「ふふふ♪。だってぇ、キスしてたら可愛いこの子が大きくなってたから、勿体無くて食べちゃった♪♪」
マキは楽しそうに悪戯っぽく笑ってる。
今度はマキが百目鬼を食べてる?
食べるって交尾のことなのか?
マキ「神さんだってまだ1回しか出してないから、まだまだ元気でしょ?」
百目鬼「俺は怒ってるんだぞ」
マキ「もう、だから、僕がこういうことするのは神さんだけだっ…」
百目鬼「当たり前だ!こんなことしやがったらタダじゃ済まない」
マキ「ふふふ♪、そんな風に怒ってくれて嬉しいけど、こういうことってエッチなことじゃなくて、それっぽいことも何もしてないよ。それに何度も言ってるけど、むつは浮気できるタイプじゃ無いよ、イノシシみたいに修二にゾッコンだから」
マキは面白そうに笑ってるけど、百目鬼はムスッとしたまま。
百目鬼「…だとしても、触らせんな」
いじけたガキみたいな顔してむくれてる。
触らないなんて無理だろ。
子供みたいな我儘言いやがって。
俺は呆れるのに、マキは嬉しそうにキラキラした瞳で百目鬼に笑顔で答える。
マキ「ふふふ♪…分かった♪」
百目鬼「…それ、分かった顔じゃ無いだろ」
マキ「神さん可愛いこと言うから、キュンキュンしたの♪」
百目鬼「………。俺は…どうしようも無い独占欲で、お前を困らせてるだろ」
マキ「そんな顔しないで神さん、僕は嬉しいんだよ、神さんに独占欲されたいし、可愛いと思ってる、神さんの嫉妬も独占欲も全部可愛いし、僕を思ってくれてると実感できる。だから、いっぱい嫉妬して、いっぱい独占して、僕も神さんを独占するから」
女神様みたいに優しく微笑むマキが、百目鬼にそっとくちづける。
さっきみたいなエロっちいキスじゃなかったけど、見ちゃまずいものを見ているようなドキドキ感は今の方が大きい。
きゃーきゃー!!そんな見えるところでキスしないでよマキー!もっと見えないところでやってくれー!
心の中でそう叫びながら、俺2人を凝視してる。
マキ「神さん…好き…」
甘く囁く言葉は、百目鬼に注ぎ込むようにキスと一緒に混ざり合う。
優しいキスをしながら、マキがゆるゆると腰を動かして、百目鬼上で小さく喘ぎながら何度もキスをした。
マキ「んン…、神さん…んぅ…、神さん…」
切ない声に胸が痛む。
今は幸せそうに切ない響きだけど、数ヶ月前は、見えない闇に手を伸ばすような悲しい声だった。
今は、手を伸ばせばそこに百目鬼がいる。
マキ「あぁ…神さん…」
百目鬼「マキ…」
百目鬼が、マキの名前を呼び返す。その声をマキは嬉しそうに聞いて、百目鬼の上で更に腰を激しく動かした。
マキ「…神さんの…イイッ…」
百目鬼「ッ…」
マキの動きに耐えられそうも無いのか、百目鬼が顔を歪めてマキの腰を掴んで下から突き上げると、マキは突然の刺激に驚いて嬌声を上げながら体を震わせた。
マキ「ァアあッ!…ダメッ…今は僕がッ」
百目鬼「さっきのお詫びに、お前の好きな奥を可愛がわらせろ」
マキ「アッ…ァアっ!…奥ダメ…んん¨ッ」
百目鬼「ビクビクして、そんなにいいか…」
マキ「やぁ…僕が……ぁ…もうっ!キスできない!」
マキは喘ぎながら子供みたいに膨れて怒ったけど、何度も何度も突き上げられて、言葉は切れ切れで、更にじれて怒った。
マキ「もうっ…バカッ…」
百目鬼「お前はその顔の方が可愛い」
マキ「ッ!!」
色っぽく余裕のあったはずのマキは、百目鬼の言葉1つで顔を真っ赤にして子供のように変わってしまう。
百目鬼の前では、マキはこんな風に直ぐに翻弄されてる…
マキ「ズル…」
百目鬼「噛み付くなよ…」
ムスッとしたマキの顎を引き寄せて、百目鬼がマキにキスすると、マキは夢中になってその唇に吸いついた。百目鬼はゆるゆるマキを揺りながら、だんだんと激しくなるキスに合わせて、その腰の突き上げも激しく、情熱的になっていく。
マキ「ン…んんーんぅ¨」
俺はとても見てられなくて、思わず目をつぶって丸まった。
マキが幸せそうで嬉しいけど、ドキドキバクバクエロくて、もう俺には見ていられないくらいマキが蕩けた顔で百目鬼を見てるし、百目鬼も恥ずかしいほど愛おしそうにマキを見つめちゃってる。
2人の荒い吐息は、それからしばらく続いて、殆ど同時に終わった。
グッタリしたマキが百目鬼の胸の上に崩れ、百目鬼はそれを優しく抱きとめて、そっと頭を撫でた。
百目鬼「…ッ…さっきは乱暴にしちまった、痛くないのか?」
マキ「もぉー、神さんは心配し過ぎ、僕の体は丈夫だし、神さんが嫌ってほどほぐしてくれたでしょ」
百目鬼「…いつもよりキツかった」
マキ「だーかーらー、神さんが興奮してて大きかっただけなの。それに、キツくて気持ちよかったでしょ?神さんの好きなようにしてくれても僕は壊れたりしないよ、もっと激しくていいくらい♪」
マキがニコニコそう言っても、百目鬼の表情は険しく眉間にシワを寄せて嫌そうにため息をつく。
百目鬼「お前は…」
百目鬼が片手でマキの口元を掴み、マキの口が強制的にアヒル口に
マキ「う?」
百目鬼「お前はそうやって、なんでも自分を二の次にしやがって」
マキ「んーん、ちてな…プ」
マキの答えが気に入らない百目鬼が、マキの口を摘んだ手にさらに力を込める。マキの可愛いアヒル口が潰れて、開いた口が塞がらない間抜けな鳥の口みたい。
百目鬼「二の次にしてんだよ。…なら聞くけど、お前はどんな風にされるのが1番好きなんだ」
マキ「えっ?、神さんの好きなよう…ウにゅッ」
一瞬緩めてもらったのに、マキはキョトンとしたままさっきと同じ答え。苛立つ百目鬼は、またすぐにマキの口を摘んだ。
百目鬼「答えになって無いんだよ。お前がどうされたいか聞いてんだよ」
マキ「うー…」
キョトンと首をかしげるマキ。どうやらマキは本気で答えてると言いたいらしい。
マキは、いつもそうだ、俺に話しかけてる時も、百目鬼に〝◯◯してもらった〟とか、〝◯◯してくれた〟とかばっかりで、たまに言う愚痴だって、百目鬼は不器用だから…って、百目鬼への文句もほとんど聞いたこと無い。
マキは、欲が少ない…。俺なんかいっぱいしたいことあるのに…。美味しいもの食べたいし、遊びたいし、散歩したいし、美味しいもの食べたいし、美味しいもの食べたいし…。いーっぱい食べたい。
マキだって本当はいっぱいあるんじゃ無いのかな?
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