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ー芽生え歌うー13
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事務所の中に招き入れられた僕は、てっきり、杏子さんの代わりにコーヒーを入れるのかと思ったら、事務所の中には全員揃ってた。
だから勿論杏子さんも居る。
杏子「おかえりなさいマキちゃん」
マキ「あれ。…ただいま、杏子さん」
杏子さん居るじゃん。
でも、机の上はファイルが積んであるから、忙しいのかな?
檸檬「マキちゃんおかえり!」
矢田「おかえりなさいやせ」
檸檬と矢田さんにも迎え入れられて、なんだかくすぐったくなって笑っちゃう。
マキ「ただいまー♪」
神さんも今は忙しい時期だと言ってたし、僕を寝かした後もパソコン弄ってるみたい。
よし!美味しいコーヒー作るぞ!
神さんが、買ってきたケーキも一緒にというので、コーヒーのお湯を沸かしながらケーキの準備。
今月11月のフルーツは、柿と林檎と巨峰、真っ白ふわふわの生クリームに、宝石みたいなキラキラしたカットフルーツが、アクセサリーみたいに綺麗に飾ってある。
お皿にケーキを移して、ケーキのフィルムを剥がし、ゴミ箱に捨てようとしたら、ゴミ箱の中身に驚いた。
そこには、大量の湿らせたタバコが捨てられてた。
全部神さんが吸ってる銘柄。
濡れてる具合から見て、さっき捨てたばかりっぽい。
神さん、今日は相当イラつく何かがあった?
だからさっきっから神さんの様子がおかしいの?
でも、さっき出迎えてくれた時は、すっごく優しくて甘口で…
神さんの優しく囁かれるあの低音ボイスを思い出したら、鼓膜の奥から全身がゾクゾクして下半身が疼いて…
百目鬼「大丈夫か、マキ」
ードキッ!!!!
給湯室に顔を出した百目鬼さんが声を掛けてくれたけど、あまりのタイミングの良さに僕は飛び上がって前のめり…
百目鬼「…」
アハハッ…勃っちゃった…。
せっかく心配して覗きに来てくれた優しい神さんの表情がみるみる険しくなっちゃった。
マキ「あはっ♪…あははっ♪…脅かさないでよ♪」
百目鬼「貴様は何やってる」
マキ「ウフッ♪ケーキとコーヒーの…準備?♪」
百目鬼「前かがみのそんな体制でか?」
マキ「お湯が沸く間に柔軟してたんだよ♪ウフ♪」
可愛らしいポーズで必死に誤魔化しても、神さんの眉間のシワは濃くなるばかり。
いよいよ雷が落ちるかと思ったその時、神さんが大きなため息とともに目を瞑って何かをブツブツ唱えた。
あれってもしかして、今朝見たやつかな?
『ミケに話しかけるように…』ってやつかな?
僕がキョトンと瞬いてると、神さんは睨むように給湯室の入り口を振り返る。
給湯室の入り口にドアはなくて、足元まである暖簾がかかってて、事務所側から給湯室は見えなくなってる。
百目鬼「むぅぅ…」
唸った神さんは、誰も覗きに来てないか確認してから、僕に向き直った。
マキ「ご、ごめんね、先にケーキ出すね」
並べ終わってたケーキを運ぼうとお皿に手を伸ばしたら、その手を神さんに掴まれた。
マキ「え?」
百目鬼「そのまま行くつもりか、俺が手伝ってやる」
へッ?!
『手伝ってやる』=ケーキ皿を運ぶ
ではなくて?
『手伝ってやる』=勃っちゃった僕の息子ちゃんをヨシヨシしてくれる。
いやいやいや!
ありえない!
僕はなんてエッチな考えばかり浮かぶんだ!
だから神さんに怒られてばかりで…
んぎゃー!!
神さんがどんどん迫ってきて壁ドンされたー!!
マキ「え?…え?…」
百目鬼「シー、声を出すな、見つかる。…お前は酔ってりゃいい…」
ふぎゃー!!
キ、キスされたぁあーーーあぅうん!!!!
マキ「んっ…ッ…ッ…」
神さんの大きな体の陰になるように部屋の突き当たりに追い込まれて、壁ドンされてキスされた。
さっきの大量のタバコはやっぱり神さんので、口の中いっぱいにタバコの苦味が広がって、でも、僕にはそれは極上に甘いキス。
マキ「はぁん…ッ……ぅん……」
僕の唇を奪って情熱的な舌遣いで言葉どうり一瞬で僕を酔わせて、クラクラしてる僕の体を抱き寄せ、神さんの左手が僕の体のラインをなぞりながら下がって、はしたなく膨らんだ下半身をなぞった。
ゾクゾクゾクッ…
〝あの〟神さんが…、人のまだいる事務所の中で僕にキスをしてきたのだけでも爆発しそうなのに、いやらしい手つきで僕の息子ちゃんに触ってきたとかッ、もう、もう、イきそう!!
百目鬼「…何を考えてやがったんだ…濡らしすぎだ」
ズボンの上から一度撫でられただけで、ジュワッとシミができて、神さんが呆れたように小声で耳打ちして、早急に僕のズボンの中からビクビク震えながら勃ち上がる息子ちゃんを取り出したけど。
耳元で喋らないで!!
百目鬼「俺にココで咥えられたいのか」
ヒッ!?無理無理!!
まだキスされて触られただけなのに、先っぽから溢れる蜜でベトベトにするから神さんが咥えるフリをしたので、僕は思いっきり悲しそうな顔してブンブン首を振ったら神さんが鼻で笑った。
百目鬼「俺だってそんなことして絶叫されちゃ困る。だから、ハンカチ出すまで漏らすな」
そう言いながらポケットを漁ってハンカチ探してるんだけど…。…ッ!…ッ!もう、もう、そんなことを神さんの優しいイイ声で僕の耳元で囁くから、鼓膜から犯されて鼻血出そうだよ!!
おまけに僕のはしたない息子ちゃんはさらに硬くなって、〝待て〟と言われたのに、先っぽからトロッとエッチな蜜を溢れさせて、仕事中の神さんの手を汚しちゃうし、その汚しちゃってる構図にさらに興奮してハンカチが出てくるまでにイっちゃいそうだよ!!
百目鬼「チッ」
溢れ出す液と硬く震える僕の息子ちゃんを握ってた神さんは、僕がイきそうだって気づいて根元をキツく抑え込んだ。次の瞬間。ハンカチじゃない温かいものが僕の息子ちゃんを包んで、その耐えきれない快感に絶叫しそうな僕の口は塞がれ…
マキ「ッ!!!んー…」
ーピィィーーーーーーーーーーーー!!!!!!!
ヤカンが沸騰した合図とほぼ同時に僕も沸点超えて達した。
神さんの手に口を塞がれても漏れた声は、ヤカンの音にかき消され、僕の結局、耐え切れずに間に合わなかったために、神さんの口に射精してしまった。
僕は魂抜けるほどの出来事に、膝から力抜けてペタンと床に崩れ、神さんはそんな僕を片手で支えながら、沸騰したヤカンの火を消した。
僕の頭の中は、ほぼ放心状態で、ただただ信じらんないってグルグルしてたら、神さんが僕のズボンを直して履かせながら顔を覗き込んできた。
険しい表情の神さん。
その顔を見た時、きっと神さんは「満足したか」って言い放つと思ってた。
が、
今日の神さんは、とことん甘口だった。
百目鬼「続きは帰ってからな」
ポンポン
って頭を撫でてきたんですけどー!!!!
しかもどストレート食らってダウンしてる僕の精神に、さらなる止め!!
百目鬼「そのクソ凶悪なエロ顔なんとかしろ、そんな顔事務所の奴らに見せやがったらその場で攫って部屋に閉じ込めるぞ。さっさと顔冷やせ。それとも事務所の手伝いをしないで上に帰されたいのか?」
はにゃーーー!?!?!?
ウエェェエエーーー!!!
神さん!!
なんてことしてくれちゃってるの!!
なんてことしてくれちゃってるの!!
今の台詞にいろんな要素が詰まりすぎて僕ちゃんキャパオーバーです!!
クソ凶悪=クソ可愛い
エロ顔なんとかしろ=興奮しちまうだろ
事務所のみんなに見せ=嫉妬
部屋に閉じ込めるぞ=監禁&お仕置き
しかも最後の言葉!!!
「事務所の手伝いをしないで上に帰されたいのか」ってもしかして、僕が酔って、事務所の手伝いさせてくれないっていったこと気にして手伝わせてくれたってことだよね?
しかも、そんな超嬉しいことを、嫉妬しまくりの拗ねて口尖らせた子供みたいな可愛い顔で怒りながら言ってくるってどういう事?
神さん僕、…萌ジヌ……………
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