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俺たちの家庭事情
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♪ピロリン♪
《修二のやろうメールも電話も無視しやがる!!明日しばいてやる!!
むつ》
修二が何も言わず、むつの家から消え、むつ様はご立腹だ。
ここは俺様、華南様の部屋。
華南「はぁー」
携帯を閉じて布団に放り投げ、自分も背中から布団に倒れこむ。
♪ピロリン♪
誰だ?またむつか?修二か?
あっ、お姉さまの誘いのメールだ。
今日はこれで3件目、はっきり言って今は全くその気にならない。
マキと関わったあの日以降、1度だけお姉さまの誘いにのったが、全く萌えなかった。
勃たなかった訳じゃないけど、一回出したら満足した。
俺には、セフレがいっぱいいる、誘われればだいたいヤるし、大人なお姉様達は俺を可愛がってるつもりだからトラブルもない。
中には付き合ったのもいたがあまりつづかない、まぁ、次に困らないから深く考えなかったが。
高校生夏過ぎになってから、目でむつを追うようになった。あまり気にしてないつもりだったが、1度修二に指摘され、そっからは面白いくらい意識して、お姉様とアナルセックスする時はうっかりむつを想像することもあった、それでも、その気持ちがなんなのか分からず、なあなあでいた、今考えれば、俺って自分から告白したことがない、だから、たどり着かなかったんだ、告白とか、好きだとか。
笑うか?ヤりまくりの遊び人がデカイ図体して、恋に戸惑うとか、しかも相手が男だとか。
俺だったら笑っちゃうね。
ーガチャ
?「あれ?お前今日もいんのか?」
こいつは俺の兄貴、チャラい系、東紫(とうし)
華南「いちゃ悪りーかよ」
東紫「今週外泊ないじゃん、女切れたのか?ストックはいっぱい作っとけよ」
華南「ストックならいっぱいいるし」
東紫「おっ、じゃ、本命か?もうヤった?」
華南「兄貴…」
東紫「なんだよ、心配してんだろ?」
ーコンコン
ーガチャ
?「東紫、リビングで携帯鳴ってる」
こいつは弟の北斗(ほくと)イケメン
東紫「おっ、サンキュー。北斗、華南の奴、恋のお悩みだってさ」
北斗「へー、もう、ヤったの?」
華南「北斗…」
どいつもこいつも。
しかし実際ヤっちまってるから何にも言えない。
?「なんだなんだ、珍しく皆集まって」
北斗「あ、西牙(さいが)」
西牙は社会人長男。
西牙「東紫、右京さんから電話」
家電の子機を差し出しすと、東紫が慌てて子機を受け取り、電話に出て平謝りしながら、階段を降りて行った。
西牙「それで何話してたの?」
北斗「華南の奴が恋煩いだって」
西牙「なんだ、欲求不満か?早くヤっちまえばいいのに」
こんな家庭環境で、いったいどうやってまともに考えろと言うのだろう。
俺は不安でいっぱいになりながら。
今日も湧き上がる欲求に打ち勝つ術を見出せず、1人妄想にふけるのだった。
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