アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
無自覚は俺たち〜むつ〜
-
華南「むつ、これは立派な浮気だぞ」
むつ「うわき!?」
華南「つよし、わりーな、こいつ薬盛られてるから…あー、興奮しちゃうやつ?だから、今こいつ正気じゃないから許してやって」
華南がつよしの上からむつをどかそうと体を掴む
むつ「あ!はぁあ…、馬鹿!触んな!」
思わず出た甘い声に驚き、華南を押しのけ、手から逃れようと立ち上がるが、足元がふらついて華南の腕の中に収まる。
彼の反応を見て納得したつよしは涙を止めて、何故か平謝りする
つよし「すいません!僕!そんな辛い思いしてるなんて知らなくて!」
華南「いや、悪いのこいつだし。知らせてくれてサンキューな、礼は改めてするから、今日は解散でいいか?」
つよし「はい!…お、お礼なんて!い、いらないです!ここに、服置いてあります!あ、僕、し、失礼しますね!」
慌てた様子で後ずさり、真っ赤な顔したつよしは逃げるように出て行った。
そういえば、どうしてつよしと華南がここへ来たんだ?
華南「お前なに1人で乗り込んでるんだよ…」
ゆっくりと、近くのソファーにむつを腰掛けさせ、自分はむつの足の間に膝立ちして、むつを抱きしめる。
耳元に華南の息遣いが聞こえてドキリとした。
あ、俺
ホッとしてる?
華南「修二は大丈夫だった、捕まったりしてなかったよ」
むつ「え?」
華南「ちゃんと確認した。無事だ。お前は?大丈夫か?」
むつ「あー、うん平気」
修二の無事を聞いたら一気に体から力が抜け、華南にもたれかかった。
ごつくて広い胸に抱かれて落ち着くなんて不思議な気分だ、小さい頃親父の腕の中以来?…
抱きしめたことならあるな…今でも修二が発作的な目をした時、何も言わずに抱きしめてやる、何か言う訳でも泣く訳でもなく、ただ眠るまで抱きしめる、そうして次の日にはおちゃらける…あの時の修二は何を思って俺の腕の中にいるんだろう?
華南の腕の中は…
華南「むつ」
少しだけ体を離され、頬に手を添えられ、少し上の華南の顔を見ると、覗きこむようにして華南がむつに口づけた。
むつ「んっ」
今までで
1番優しいキス
悲しくも、薬の回ったむつには、そのキスがもたらすモノが欲望の波にさらわれて行く
再び火照りだす体、ゆっくりと前が頭をもたげ、背筋がゾクゾクしていく。
華南は唇を離し、また抱きしめる
むつ「あっ」
出来上がった敏感な体は、再び抱きしめられたことに反応して、期待している。そんな自分に、むつは苦い顔をした。
華南「むつ」
やけに低い声がして
華南の腕に力が入る
華南「俺……むつが好きだ」
むつ「え?」
何?
今
なんて?
驚きで華南の胸を押した。
体が離れて、華南の顔が見える。
真剣な…困り果てたように眉を寄せ、悲しような微笑んでるような複雑な顔をしている
華南「むつが好きだ、…だから、俺たち以外の男は、食うのも食われるのも、辞めてくれ」
なんて顔してるのこいつ
むつ「は?」
な、
何?
なんだって?
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
57 / 1004