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無自覚は俺たち〜華南〜
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3人のやりとりに腹を抱えて笑い出したマキは、目尻に浮かぶ雫をぬぐい、微笑ましく3人を眺める
マキ「羨ましいなぁー、馬鹿って」
むつ「喧嘩売ってんのかてめーは!!」
右足を一歩前に踏み鳴らし、拘束された手の中指を立てる。
すました顔のマキは左の人差し指を口元に持って行ってから、スッと人差し指だけでむつの足元を指差す。
マキ「…垂れてるよ」
むつ「あ¨ー?!」
マキを睨んだシワを寄せたまま視線を落とすと、むつの足元に白い液体のようなものがポツポツとあり、よく見ると、自分の半裸の下半身から、白い液体が股をつたって垂れていた。
むつ「な!」
マキ「中だしの処理の仕方わかる?むつ君」
下に視線を落としたまま、しばらく状態が飲み込めず固まっていたむつが、真っ赤になって肩を震わせる。
むつが知るわけもない、だがマキに教わる気も触らせる気もない!
華南「俺がやるし!」
華南の回答に、むつがグワっと飛びかかり、華南の胸ぐらを掴んで全力で絞め技を駆け出した。
華南「む…つ…し、しぬ…」
不意をつかれて技が完全に決まってる…冗談じゃない…むつ君目がマジだし
むつ「ああ、見送りはしてやるよ」
ギリギリと締め上げると華南の顔がだんだん青紫になりだし、むつの背中にギブアップ宣言のタップをするが、ガン無視で力はより一層強くなる。
マキ「あっははー♪むつ君元気だなぁー」
にこやかにこの状況を1番楽しんでるであろうマキは何やら道具を次々取り出してテーブルに並べている。
細いバイブからグロテスクな物まである、それに、ローションも三種類、変な錠剤の入った瓶、革製の猿轡に、拘束着のようなもの、そして最後に手に持ったのはなんと黒いムチ…
信じらんねぇー、マジかよ!SM!?俺趣味じゃ無いし、むつや修二にも使わせねぇーよ
マキは色気たっぷりにその鞭を舐め上げて、その熱っぽい視線を向けた
俺!?
マキ「むつ君その辺にしてよ、僕の楽しみがなくなっちゃう」
むつ「あ!?、やんねぇーよ、こいつは俺が仕留める」
喜んでいいのか悲しんだらいいのか分からない…俺、いっ時でも可能性を感じたが、気のせいだったようだ…もう、告白もしたし思い残すことはない…うう
修二「…むつ」
修二の一声で、華南の胸ぐらからむつの手が離された
ーゲボ、ゴホゴホ
むせかえる華南は床に手をついて丸まった。
修二「マキを楽しませるだけだよ」
むつ「チッ」
俺、あとちょっとで川を渡った気がする…
マキ「華南君、僕の相手してくれるんだろ?君だけだよね?バージンなの」
不吉な影が華南のそばで止まって、丸めてた背中に重みがかかる。
マキが左足を掛けて、二つ折りにした鞭を鳴らした。
ザッと血の気が引く。
一難去ってまた一難。
なんて難しい言葉が珍しく頭に浮かぶ。
マキ「僕の言うことを聞くなら、違う遊びでもいいよ?」
修二「冗談はそこまでにしなよ」
マキ「冗談?僕の仕事はオイタする悪い子の調教だよ?」
笑っているが…目が…マジだ。
テクニックと道具からして本当だろう…一体何のための仕事?
そういう意味では、マジ怖い。
マキ「どうする華南君?僕に従う?僕に開発される?」
修二が首を振って、逆らうなってジェスチャーしてる、「でも」って口をついて出かけたが、修二が口元に指を当てて、余計なこと言うなって眉を寄せた。
華南「…従います」
マキ「いい子だね」
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