アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
俺たちの関係〜むつ〜
-
.
.
.
“恋人”ってなんだろう?
高校三年生、つい2週間前、童貞を卒業した……相手は男の親友、修二
セックスは想像してたのより、めっちゃ良くてめっちゃエロくて、ちょっと切ないものになった。
泣かせた…
俺は自分に正直ですぐ切れる、だから彼女がいたことがない。
それでもずっと想像はしてた、綺麗系の一途な子と付き合って、キスして、初めては優しく…
想像は全く活かされなかった。
ちなみに童貞と一緒に処女も失った。男に処女って使うんだと思ったが、華南が男も女もバックバージンって言うんだって言った。
セックスは、ヤるのもヤられるのも気持ち良くて、オナニーなんかの比じゃない。
何度かシたら修二が嫌がって、こういうのは恋人か女とするもんだとごねて、でもまたシて、華南ともヤったら、華南が、じゃあ恋人になろうって言い出した。
華南『むつも修二も好きになった、他の男に触らせたくないからつ付き合いたい』
男同士で付き合うのってありなのか…
そう思ったら、つよしの言葉がよぎった。
つよし『そ、そういうのは好きな人とするんですよ!!男女と変わらないです!』
むつ『好き?』
つよし『ぼ、僕は男の人しか好きになれないだけで、普通に恋したりします』
むつ『恋?男に?』
つよし『…り、理解してもらわなくていいですけど…だ、誰とでもするなんて思って欲しくないです…す、好きな人じゃなきゃできません…』
むつ『勃ちゃ誰とでもできるだろ?』
つよし『ひ、酷いです』
好き…
付き合う…
恋人…
いや、いくら俺がバカでも普通の恋人のことは分かるぜ?
男と女なら好き同士が付き合ってキスしたりセックスしたり、いずれ結婚…
でも…男は?
修二『むつ、僕が男だって分かってる?』
俺、分かってなかった。
華南『むつは他の男とセックス出来る?するなら誰とシたい?』
華南『むつ、好きだ』
あの時の表情は忘れない、真剣で、困り果て、泣きそうで…
修二と華南のこと好きだぜ?
好きだし、一緒に居たいし、セックスしたいし、独占したい位には…
修二『おかしいよ…セックスしたいだけじゃん…俺…ヤダよ…』
修二は何が嫌なんだろう…?
どのくらい好きになったらそれは恋人の好きになるんだ?
忽那「お悩みですか?」
説教が終わり、考え事をしていたら、立ち止まってしまっていたことに気づかされる。
むつ「アヤちゃん。…いや、ちょっとね」
忽那「飴あげますから元気だしてください」
差し出された飴を、むつは手に取り口に放る。
むつ「…甘」
忽那「頭を働かした後は糖分を取らないとね」
むつ「だから、悩んでないって」
忽那「テストやったでしょう?」
むつ「…ああ」
♪ピロリン♪
おっ、華南…。
チッ、イダテのやつしつけーなー。
むつ「……アヤちゃん、俺帰るわ」
忽那「気をつけて帰ってくださいね」
むつ「あーい」
挨拶すると、忽那は職員室に入って行き、むつはそのまま華南の待つ正門へ向かい、学校を後にした。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
89 / 1004