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俺たちの恋心〜修二〜5
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連れて来られたのはリオの家。
家って言っても洋風のめちゃくちゃ広い建物で、金持ちなのは知っていたが…ここまでとは…
執事「おかえりなさいませ、リオ様、シャオミン様」
年配のパリッと黒スーツを着こなした人物が、広いばかりの玄関で綺麗にお辞儀した。
シャオミン様?こいつ付き人じゃないのか…見た目は23・4才くらいに見えるけど、リオの何だ?
リオ「ただいま!友達連れてきたよ、今から遊ぶから部屋には来ないでね」
友達とはよく言ったものだ、柄の悪い高校生、茶髪の僕ちゃんと、大柄オールバック目つきヤバ目の華南を友達?嘘にもほどがある。
しかし、年配の男性は不振がったりする様子もなく、「ようこそ」なんて言ってくれちゃいました。
執事「かしこまりました。リオ様にお荷物が届いてます。今丁度部屋に運び入れております」
リオ「えー、また?今度は誰から?」
執事「お父上様から、新しい家具です」
リオ「…」
急に不機嫌な顔をしたリオ。
さっきまで上機嫌だったのに、プイッと向きを変えて、家の奥へ1人スタスタと行ってしまった。
そんなリオの背中を悲しそうな目で見つめるシャオ。リオの姿が見えなくなると、修二と華南の方を向いた。
シャオ「案内します、……ところで、具合でも悪いですか?」
さっきっからチラチラ見られてれと思ってたら、シャオは無表情で修二にたずねてきた。
修二「ん?この状況だよ?気分は最悪だよねぇ〜」
シャオ「…」
へらっと笑った修二に、シャオは何も言わず、そのまま奥へ案内した。
僕たちはある部屋の前で別々にされ、僕が案内されたのは風呂場。
ふーん、ヤる気満々ってこと?
シャオ「体洗うのお手伝いしましょうか?」
袖をめくり、シャオは無表情でたずねてきた。
修二「いらなーい、慣れてるし、さっさと済ませるから入ってこないでよ」
修二が軽く答えると、シャオは「そうですか」と言いながら、めくった袖を元に戻す、修二はその場で制服の上を脱ぎ捨て、ズボンを下ろして脱ごうとしたら、急にフワリとした感覚に襲われて体がぐらりと傾いた
修二「…あ」
シャオ「おっと…!」
ふらついた体をシャオに支えられ、修二は慌てはらいのける。
素肌に触れたシャオが触れた手をジッと見ていた。
シャオ「…熱がありますね、あの時間に下校してたことを考えると、早退ですか?」
修二「そんなこと今関係ないでしょ?」
シャオ「風邪薬でしたら、ありますが…」
修二「あんたやっさしー、でも飲まないよ、具合悪くないし」
シャオ「悪くなくても飲んだ方がマシでは?」
修二「やめといた方がいい、僕ちゃんチョー薬効きやすい体質だから、風邪薬なんか飲んだら寝ちゃうし、それはリオ様が困るんじゃん」
シャオ「…」
黙ったシャオは、無表情のまま向きを変え、脱衣所から出て行った。
広すぎる脱衣所と風呂場、1人になった修二は、頭を働かせていた。
シャオにずっと違和感を覚えていた。
初めて会った時と今日では、印象が違ったからだ。前回見た時は随分と柔らかい印象だった。しかし今日は表情が硬くて、ほとんど無表情…、最初は、昔リオに恥を欠かせた僕を恨んでいるからかと思ったが、今のやりとりで違和感が膨らんだ。
シャワーが済んで白いバスローブに着替えて廊下に出ると、凄い形相の華南が待っていた。
華南「…」
修二「何もされてないよ」
華南「…」
シャオ「それでは、こちらに」
長い廊下、効果そうな絵が所々飾られていて、部屋へ行く途中、廊下で宅配業者の男性2人とすれ違った。
あれ?
すれ違った男性から、甘い香りがして、その何処かで嗅いだような匂いに振り返ると、男性の1人もこちらを振り返っていたが、直ぐに被っていた帽子に手でおさえて会釈してきたから、顔が見えず男性は行ってしまった。
?…
シャオ「こっちですよ」
部屋に案内された僕は、入ってすぐ、あの日リオが
リオ『そんなんじゃ終わらないよ』
って言った意味を理解した。
通された寝室、これって何畳?ってくらい広くて、ぼくちゃん家の部屋の面積全部足しても足りるかわからない広さの寝室の一角に、鎖や紐、首輪にチェーンに拘束具がズラッと並んでいた。
あー、そういう趣味の方なのね、どおりで…
入り口正面突き当たりは全部彫り込みのある枠がついてる窓にレースのカーテン。左にそれ何サイズ?ってデカイベット、その並びにSMグッズ。ベットの真ん前に変わった黒い椅子が一脚用意されていた。
リオ「早かったね、じゃ、始めようか?」
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