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俺たちの恋心〜華南〜2
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リオ「逃がすな!!」
リオの声でシャオがマキに掴みかかり、マキはかわそうとしたが、シャオの方が一瞬早く手首を返して襟元を掴み、マキは部屋の中へ放り投げられた。
ーズダーン!!
マキ「いったー!!」
床に転がったマキはムックリ起き上がり、頭をおさえると、〝カシャン〟と頭上で金属音がして、リオがマキの手に手錠をはめ、それはすでに長い鎖が着いていてベットと繋がっていた。
マキ「わお、捕まっちった♪」
自分の手首にはめられた手錠をまじまじ見つめて呑気な反応のマキ、こいつなんでいんの?
リオ「シャオ、水。……で?…華南の友達?」
華南「違う!」
マキ「あ、酷い!僕傷ついたよ華南」
華南「はぁ!?友達になった覚えねぇーし」
マキ「えー、あんなに抜いてあげたのにぃー」
華南「おい!」
相変わらずふざけたマキの出現。
それだけで場の空気はマキの独壇場に早変わりだ。
っつーか!何で居るんだ!
っつーか!何故宅配業者の格好!?
マキって何者なの??
パニックの華南、一方リオはふざけたやりとりに眉を寄せる。
華南「修二!、修二はどうした?!」
椅子ごと床に倒れこみ、拘束されているため、床に突っ伏したまま修二がどうなったか分からず不安が募る。
リオ「気を失っただけだって」
リオは修二を覗き込み冷静に返してきた、
華南「てめー!!ふざけんな!ほどけ!!修二が見えねぇーよ!!」
リオ「うるさいよ、写真バラまくよ」
華南「グッ…」
マキ「あーあ、結構エグいことしましたねぇ」
手錠を前側でつけたまま、修二を覗き込んだマキのつぶやきに、リオは苛立った。
リオ「だから誰なのお前」
シャオ「マキさんですよ」
水を持ってきたシャオが、答えると
リオは不機嫌に眉を寄せる。
リオ「だから誰?」
シャオ「先生の弟さんです」
持って来た水を修二の口に含ませながら、話を進める
リオ「は?先生の?シャオ知ってんの?」
シャオ「授業中、彼もいましたから」
リオ「で?何でここにいるの?」
マキ「あは♪シャオミンさんがその後上手くやってるかなー?と思って♪」
先生?弟?
どうやらマキはあちらさんとも知り合いみたいです。あちらさんは少しマキについて詳しいみたいだ。
俺は、シャオに起こされ元の位置に、ベットを眺める形に戻される。
ベットには修二がぐったりしていた…
マキが慌てた様子が無いので、ヤバイ薬じゃないんだろうと勝手に思う…相変わらず神出鬼没で素性の知れない男だが、今まで1度として俺たちを傷つけたことが無い事と、こいつのおかげで今の俺たちがあるんだという妙な縁を考えると、こいつの反応を参考にしたてもいいのだろうと思う。…それにマキは修二を気に入っている、だから…
マキはその後、目的を聞かれても笑ってごまかし、痺れを切らしたリオがマキの持っていた大きめのポーチを荷物検査し始めた。
そしたら出るわ出る、エログッズ!!
リオ「流石というか何というか…すごい量だね。」
マキ「やん♪リオ君のエッチ♪」
リオ「は!?」
マキはベットに鞄の中身を並べているリオの手をススっといやらしくなで、リオがそれに驚いて手を引っ込める。
シャオ「マキさんリオをからかわないで下さい」
マキ「可愛いからつい♪」
リオ「僕は男だ!」
マキ「ふふ、知ってるよ」
鞄の中身は大量の大人のオモチャと縄や手錠、ローションに怪しい薬、本当にマキは何しに来たんだ?
その中に一つだけ、箱に入った物がありリオが手に取った。
リオ「何これ」
マキ「あー、それはやめといた方がいいよ」
リオ「僕に命令するな」
リオが中身を開けると、ハートの形をした香水のような入れ物に液体が入っていた、噴射口は無いので香水では無いようで、蓋を開けようとするとマキが眉を寄せる
マキ「マジやめときな、それ強いやつだから後悔するよ」
シャオ「リオ様、やめましょう」
リオ「面白そうじゃん、コレ、修二に使っうっていうのは?」
華南「ふざけんなよ、修二にそんな怪しいもの使うな!」
リオ「はは、やるなと言われるとやりたくなっちゃうんだよね」
華南「黙れチビ!!」
リオ「はぁ!?決めた!お前に使ってやる!」
華南「ざけんな!」
リオが瓶を手にしたまま華南に詰め寄り、瓶の蓋を外して無理やり華南の口に突っ込もうとしたが、華南の手が前で拘束されていたから、華南は拘束された両手でリオの腕を掴んで止める。
リオの腕は華奢で華南の力に全く腕を動かせなくなり、ジタバタ暴れ出した
リオ「痛!離せ!」
華南「全力出したら折れちまいそうだなぁ」
マキ「ちょっと!こぼれるよ!」
マキが慌てて止めに入り、それを見てシャオも慌てだした。
シャオ「リオ様」
リオ「ムカつく絶対飲ませてやる!」
華南「それなら自分で飲みやがれ」
華南は掴んでたリオの腕を無理やり持ち上げて突き飛ばし、リオは派手にひっくり返り手にしていた薬を頭から被った。
リオ「うわ!」
マキ「わ!」
その時、リオの後ろにいたマキにも薬が飛び散って、マキも派手に濡れていた。
マキ「ヤバ…」
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