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俺たちの恋心〜華南〜7
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いったいいつになったら薬が切れる?
…ん?でも薬が切れたらまた修二が襲われるのか?それはもう勘弁してほしい、だったら俺のケツが狙われるのは仕方ないことか?
きっと普段の行いが悪いからこんなことになるのか…そういえば、マキに襲われたのも自業自得だったっけか…ははっ、悪いことをしたつけが回ってきてる…のか
リオ「今度はもう逃げられないよ」
リオが新たに黒い縄を取り出してきて、可愛い顔でニッコリ微笑んだ。
しかしどうして、まともな恋愛観を持つ人間が俺の周りには少ないんだ!こいつといい、マキといい、俺の兄弟といい…惚れ薬なんか手に入れたら悪用しそうな奴ばっかりだ。
リオの飲んだ惚れ薬の効き目がどこまで続くか分からないが、効いてる間は俺に目を向けさせれば修二に手を出させないように出来る…
俺の尻を捧げてこの場を切り抜けられるなら安いと思うべきか…しかし見たいか?こんな俺のケツに突っ込んで俺が喘いでるのが見たいのか?ルックスだったらチビが下の方がはるかに絵になるんじゃないのか?俺なんかのケツ掘って何が楽しいんだか…
でも、隙があったらぜってーぶっ飛ばす!
華南は覚悟を決めてリオを見据える。
リオ「どうしたの華南、もう吠えないの?」
マキ「ふふっ…」
リオが華南の抵抗の眼差しが薄れたのを上機嫌で見下ろしていると、華南の膝の上でマキがクスクス笑だし、リオは眉を寄せて不快感をあらわにした
リオ「何?何がおかしいの?」
マキ「遊びの時間はお終い」
リオ「は?」
マキは妖艶に微笑んで、リオと華南の目の前で右手にかかっていた手錠をスルリと外した。
ーカチャッ
華南「は?」
リオ「え?」
マキ「僕、やられたら倍返しがモットーなんだ♪」
マキよ、何故リオを見た後に俺を見てニッコリ笑う、俺がヤったんじゃない!あんたがヤってきたんだ!!
リオ「な!何で外れ…」
マキ「わがまま坊やは、躾がなってないみたいだね」
マキが笑いながら鋭い眼差しをリオに向け、リオがたじろいで一歩後ずさると、部屋の電気が一斉に消え、辺りが薄暗くなった
ーバチン
リオ「な!何?!」
リオが1人あたふたとしていると、部屋の扉がけたたましい音で破られた。
ーバーン!!!!!
な!なんだ!部屋の扉が吹っ飛んだ!?
え?!あれは!!
暗がりの中、全員が音のした方に注目する、華南と修二には、暗がりのシルエットでもその人物が誰なのかすぐに分かった、すると部屋の明かりがパッとついて、部屋全体と、乗り込んできた人物を照らした。
リオ「え!?」
現れた人物の鋭い眼光に、リオは喉を引きつらせ、それでも自分の方が優位であることを思い出し、恐怖で下がりかけた足に力を入れて、あざ笑った。
リオ「ハハッ…修二と華南がここにいるってよく分かったね」
殺気立ってリオを睨む人物は、部屋の中を見回し、部屋の中央で椅子に縛られ息子丸出しの華南と、全裸のマキを見てさらに怒気を強める
むつ「てめー覚悟はできてるんだろうな」
低く唸ったむつは、部屋の中に一歩一歩ゆっくり進み、修二の姿を部屋の隅で捉えた。
むつ「!!」
リオ「大人しくしろよ、じゃないとお前の写真をバラまくぞ…」
全裸の修二が鎖で拘束され、ぐったりしているのが分かると、むつの瞳がギラッと鈍く光って、むつはリオの言葉を無視して迷わずリオに殴りかかった、鈍い音が響いて、リオは軽く吹っ飛んだが、むつの怒りの拳はリオにではなく、間に割って入ったシャオの体にめり込み、派手な音でリオとシャオが床に吹っ飛んだ。赤縄で縛られた状態だったシャオはむつの拳をまともに食らっていて、その場にうずくまる。
リオ「シャオ!!」
シャオ「ッ!」
むつは大きく舌打ちしてすぐにリオの胸ぐらを掴みに行くと、リオは半分涙目でむつを睨み付ける。
リオ「写真を…」
むつ「バラまきたきゃやれよ、今ここでお前の息の根止めてやる」
リオ「ヒッ!」
ギリギリと胸ぐらを締め上げてリオの細い首に襟が食い込んでいく、リオは真っ青になってなブルブル震えるが、それでも涙目の瞳はむつを睨んでいた。
マキ「むつちゃんストップ。後はコッチで引き取るよ」
むつ「はぁ!!まだ気が済んでねぇ!!」
マキ「君が来るの遅かったからいけないんでしょ?」
え?何?
むつ「なんだと!!新しい携帯の使い方がイマイチわかんねぇーんだよ!!メールじゃなくて電話よこしゃいいだろうが!!」
華南「え?むつ?」
2人のやりとりの意味が分からず、華南が思わず声を出すと、マキを睨んでいたむつが、華南をギロリと睨み付け、低く唸る。
むつ「華南、てめーも覚悟しろよ」
え?ええ!?
何でぇ?!怒ってる!?
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