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男子高校生の俺たち〜むつ〜
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昼休みの屋上。
俺たちは仲良く修二に昨日のことを怒られてました。
修二「まったく、克哉がいるのにベラベラつよしのこと喋って。華南も何余計なことしてるの、つよしの相手はつよしの自由でしょ?」
華南「反省してるよ、むつのことかと思ってつい…」
修二「反省してよ、またマキが出てきたらどうすんの?今度こそ後ろを掘られちゃうよ」
華南「ゲロ、ヤバイ!」
修二「せいぜいケツ洗っておくんだね」
華南「しゅうじぃー」
華南が修二の足にまとわりつくが、修二は知らん顔。
むつは何やら腕組みして考え込む。
修二「むつも反省した?」
むつ「ケツで思い出したんだけど…修二ってドライでイッたことある?」
修二「はぁ!?」
唐突な質問に言葉を失う修二、むつはいたって真面目な顔で修二を見つめると、修二は悪知恵の主に心当たりがあり、諦めたように視線を下げる。
修二「吉良さんだね。一体なんの話してたの?」
むつ「キスマーク見られて、童貞卒業したのと相手が男だってバレた」
修二「え!」
華南「は?」
驚いて青ざめた修二と、またかって顔した華南。
むつはたんたんと続ける。
むつ「あ、お前らと付き合ってるとは言ってないぜ」
華南「いや、時間の問題だろ」
修二「僕ちゃんはもうバレてると思うな…」
むつ「それで?修二ってドライでイったことあんの?射精より気持ちいいってマジ?」
修二「え?ええ!?」
むつ「なぁー修二」
至近距離に迫って修二の耳元で名前を呼ぶ、修二はコレに弱い。
修二が俺の顔を片手で押しのけようとしたから、手首を掴んでペロッと手を舐める。「ここで確かめる?」って囁くと、修二は諦めたようにつぶやく。
修二「…ある…」
むつ「何回くらい?」
修二「か、数えてない」
むつ「俺ん時イった?」
修二「…」
あ…やっぱり、俺でドライでイったことないんだ。ちぇっ、やっぱり華南みたいにテクを磨かなきゃダメか…吉良さんに聞いてみようかな…
むつ「チッ、華南ばっかかよ」
修二「え?華南?」
むつ「え?って華南に何度もイかされたんだろ?」
修二「あ、うん、はは…」
華南「…」
修二が目を逸らし、その先にいた華南と目が合う、修二の目が泳いで、気まずそうに下を向く。
むつはそのアイコンタクトみたいなのが気に食わなくて、目の前の修二の耳を舐めた。
修二「ぎゃぁっ!!」
むつ「なんだよ、もっと色気のある声出せよ」
修二「ば!ココ学校!!」
むつ「なぁ、ドライってどうやんの?」
俺がまた顔を近づけると、修二の首が真っ赤になって、パッと耳をかばった。
バカめ、下がガラ空き。
耳に気を取られてる隙に右手で乳首をキュッと摘まむと修二からビックリするような喘ぎ声が漏れた。
修二「やッ!はぁん」
むつ「…」
華南「…」
一瞬力が抜けた修二が、自分の声に驚いて、口を塞いでむつの手を払う。
修二「っ!」
慌てて校舎内へ逃げようとして、扉へ駆け出した修二をすかさず華南が捕まえ。むつが更に足をつかんで引き倒す。
修二「離せ!」
華南「やだね」
修二「離せ!バカ!」
華南「なんか、怒って触らせてくれないと思ったら、こないだので乳首敏感になっちゃってたのかよ」
修二「っるせ…、離せ…」
むつ「あー、それでおとといシた時、上を脱ぎたがらなかったのか」
修二「や!ダメ!学校は…あっ!」
克哉「そうだね、学校で本番はマズイよね、ここの屋上は反対の屋上から距離はあるけど、見えるよ」
修二・むつ・華南「っ!!!!」
屋上に、修二の前に、克哉がいて3人は絶句した。
四つん這いの修二の腰に華南、足にむつと3人団子の状態で固まり。今に至るまでの会話を頭の中でおさらいしてみたが、もう気分は極寒の地のごとく氷つく。
克哉「いやーすげー、生ホモのちちくり合い見ちゃったァ〜、超ラブラブ?ってか、修二も華南と付き合ってんの?むつと妙な雰囲気なのは3人で付き合ってるから?3人って凄いね。いや〜修二君ってネコなんだねぇ〜、ってか修二君そんな顔できたんだねぇ、いつもヘラヘラ笑顔が張り付いたみたいだったから、ギャップに萌えるね。あっ!いっけねぇー、俺昨日コレのせいでつよしに引かしちゃったんだったぁ、反省反省!…修二の声ってえっちだね」
ヒュッ…ゴス!!
空気を切る音がして、むつの鉄拳が克哉の頬をかすめ、コンクリートにのめり込む。
かろうじてよけた克哉は冷や汗を垂らしながら、鬼のようにこちらを睨むむつに冗談は通じないなと悟った。
克哉「ごめんごめん!俺ノーマルだから!!男に何も感じないから!」
こいつ!ふざけやがって!いつも修二にベタベタ触ってるくせに!!
むつ「歯ァ食いしばれよ」
ドスの効いた低い声で唸ると再び拳を握り締める。後ろから肩を掴まれて後ろに引っ張られ、バランスを崩したむつがトサッと座り込んだら、そこは華南の膝の上だった。
むつが立ち上がろうとしたら、肩を掴んだ修二が克哉とむつの間に割って入る。彼はすっかりよそ行きの顔だ。
修二「まぁまぁ、それより要件は何?克哉」
克哉「昨日のこと、俺も誤りに行きたいなぁと思って」
修二「ああ、ごめんねぇー。ちっとまだこじれるかもだから、僕ちゃんから言っておくよー」
ニコーッと笑う修二、これは思いっきり拒絶の顔だ。
克哉「ごめん、口には気をつける。からかうとかじゃなくてさ、純粋な疑問と興味でさ、ってか、これが男女だったら恋愛トークで済むのに、同性だったらからかってるって思うのは被害妄想じゃない?友達の付き合ってる相手と出くわしたら、色々聞きたくならない?いつからー?とか、もうヤってるー?とか」
華南「克哉…」
克哉「同性が秘密なのはしかたないにしてもさ、ただの恋愛トークを暴かれてるとは思って欲しくないな、そしたらなんも話せないじゃん。俺、華南がむつと付き合ってんの知った時超驚いたけど、偏見とかないし、男子高だし、他にもいるし、ただ自分の友達は初めてだから、疑問浮かびまくりで、まぁ、俺思ったこと全部喋っちゃうからよく親にも怒られるし、そこら辺は気をつけるからさ、な?」
華南「克哉…もう全部口から漏れてる」
克哉「…わ!ごめん!」
こいつ!ぜってーつよしには会わせねぇ!!
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