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俺たちに射す斜陽〜華南〜
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俺は聞き耳を立てるのをやめて、流しっぱなしのシャワーを浴びることにした。
直ぐに汗を流して、濡れた髪をかき上げて、前髪が落ちてこないようにオールバックにして水滴を落とす。脱衣所に戻ると、俺は目を丸めた。
何故って?
さっきまでそこにあった、俺の制服とバスタオルが無くなってる。
…むつ?か?
華南「むつ、服持ってった?」
俺が脱衣所から声を上げると、部屋の方からビックリするような怒鳴り声が飛んできた。
むつ「うっせぇ!!そのまま来やがれ!!ちょっと話がある!!」
えーー!?何で怒ってるのぉー??
さっきまで修二といい雰囲気だったじゃん。どおしてぇ?なんで?なんで?
シャワーを浴びたほんの2.3分の間に何があった?
ハッ!!
まさか!さっき聞き耳を立ててたのバレたんじゃ…。あー…、それはマズイ…、かなりマズイ…。
俺は髪も体も濡れたまま、髪の水滴ををかき上げて落とし、仕方なく脱衣所から出た。
むつと修二は変わらずベッドの上にいて、2人寄り添って体育座りしていた。
掛け布団を膝に被ってるむつは眉間にシワを寄せ、あきらかに怒ってる感じで。修二は大きめのマクラを縦に抱えていて口元を隠している。
むつ「ちょっとこっち来い」
むつに睨まれて仕方なくベッドのそばまで歩く。濡れ髪のフルちん、なんとも情けない格好だ。俺は今から何を言われる?
むつ「華南…、手は後ろ」
ベッドの上から睨み上げてくるむつの瞳は険悪で、俺は仕方なく前を隠していた手を後ろに回し、垂れ下がる息子君を2人の前に晒した。むつは掛け布団で自身の前を隠したまま、膝立ちになって俺の耳に顔を寄せる、何か言われるんだろうと思って俺も耳を寄せた。
むつ「華南…」
耳元で声がする。
真剣な声は、フッと笑って、少しイタズラっぽく甘い音に変わった。
むつ「…俺、華南が好きだよ」
え!?
あまりに唐突の告白に、驚きと恥ずかしさが込み上がってきて、自分が真っ赤になったのが分かった。
耳元のむつの顔を見ると、何故か、いたずらっ子みたいにニンマリ笑っていた。
俺は意味が分からなくて真っ赤な顔で目をパチクリしていると。何故か、修二も顔を真っ赤にしていて、むつが爆笑しだした。
むつ「あははは!マジだ!マジだった!」
爆笑するむつは、俺のお腹あたりを指差していて、修二の視線も俺のお腹を見ていることに気付いた。
つられて俺も下半身に視線を落とす。
俺の息子が、立派に反り返って、お腹にくっついていた。
むつ「な?修二。俺の言ってること本当だったろ?やっぱり好きだと勃つんだよ」
そう言われて思い出した。
俺は前むつに、好きだと言われたら勃つって言ったことがある。
それを今、実践されたのか…
目の前でケラケラ笑うむつ、愛らしくて仕方ない、でも…
でも…むつ君。俺の起き上がったこの子をどうするの?放置?放置ですか?
いや、俺がいくら性欲魔人でも、ものの分別くらいつきますよ?今はエロいことしてるタイミングじゃないですよ?今は修二第一ですよ、それくらい俺だって分かりますよ?
じゃあなんで勃てたかって?
そりゃ勃ちますよ。2週間以上シてないんすよ?我慢なんてとおに超えて毎日オナニー三昧ですよ?そうして2人を我慢してる俺の前に、俺を好きだとイタズラに囁く全裸のむつと、俺を見て顔を真っ赤にマクラを握りしめる修二!貴方は我慢できるのか?この愛らしい生き物を前に!?欲情はするでしょ!!
いや、ダメだ!今日は修二を素直にさせる会であって、けして2人とあんなことやこーんなことする日じゃ無くて、修二を素直に…スナオ…素直な修二……………やべ。
むつ「うわ〜、何もしてないのに先走り垂れてきたァー」
目を閉じて欲望をやり込めようとしたが返って悶々とする華南。頭の中はうっかりパラダイス化していた。
華南「あー…むつ君、俺、ちょっと風呂に戻っても…」
むつ「だぁめぇー」
やん!むつが小悪魔みたいな顔で笑ってる!可愛い!!
むつ「修二が納得するまで、そのままな」
修二「納得って…、僕は…」
むつ「なんで?俺がせっかく簡単な構図で説明してるじゃん。好きだから勃つ、好きだから、やりたいけど我慢できる」
俺模型扱い!?
いやいや、内容は確かに俺たちが修二に説明したいことだけれども、俺の息子さんを使わなくても!この子がどんだけ飢えてるか、おわかりですか!?
…ああ、ダメだ…、それを説明したところで、欲求不満だからヤりたいって取られたらお終いだね。ジーザス。
むつ「心配すんなよ華南、お前だけじゃないから」
…?と、言いますと?
むつ「俺も修二も勃ってるし」
そう言ったむつは、自分の前を隠していた掛け布団を剥ぎ、修二のマクラを取り上げた。
修二「や!むつ!」
マクラを取り上げられた修二の股間が膨らんでいるのが一瞬見えたが、修二は直ぐに体育座りして前を隠し、赤面した。
マクラを取り上げたむつはケラケラ笑い、自分の勃ってるものを華南に見せてきた。
俺は、血が頭と息子に急激に集まるのを感じて、視線はベッドの上の2人に釘付け。思考はほとんど停止していた。
むつ「今日はこのまま寝るから」
What!?
むつの言葉に驚きすぎて、思考が動いたが、その提案は、あまりの衝撃だった。
華南「このまま?…寝る?」
むつ「分かりやすいだろ?勃ってるのに、このまま何もしないで3人で川の字で寝るの、性欲処理に使ってないって体で証明出来んじゃん。修二は話し合ったって理屈コネられるし、だったら目に見える形のこの方が手っ取り早いだろ?」
あ〜ん、むつ君、妙に納得する話しするのやめて!それ、裏を返せば拷問!拷問だよ!拷問の提案なんだよ!!
修二「…だから、僕はそんなこと言ってないって…、もう、帰ろうよ」
むつ「ああ!?帰さねぇよ!じゃあ1から10までお前の溜め込んでるもの吐くか!?出来ないだろ!」
むつの責めに、ビクッと肩を揺らした修二が黙った。
むつ「はい、黙ったから異論無し!、ほら華南、髪拭いてベッド上がれよ」
華南は、渋々むつに命令されるまま、渡されたタオルで頭と体を拭き、全裸のままベッドに登った。
左からむつ、修二、華南の順で並んで座り、真ん中の修二にピッタリとくっつく。
修二の瞳が揺れていて落ち着かない、俺とむつの様子を交互に伺い、内心パニックになってるようだった。
むつと俺、全裸の男に挟まれた修二は、1人だけ制服を上下ともキチンと着ている。
むつ「じゃあ、おやすみのチューしよ」
むつの提案に、修二がまたキスするの?って困った顔をしたが、むつはお構いなしだ。
修二の顔の横に近づいて、ニコニコ笑ってる。
むつ「華南も」
ちょいちょいと手招きされて、修二にキスするために顔を寄せると、むつにペチンとおでこを抑えられた。
華南「え?」
むつ「ダメダメ、3人一緒にキスすんの」
華南「ああ、修二のほっぺにすんの?」
むつ「ちげーよ、唇」
修二•華南「「は?」」
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