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俺たちの道〜むつ〜
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放課後、華南がいつものように教室に俺たちを迎えに来た。
むつ「あれ?華南何持ってんの?」
華南は通学鞄の他にデカイ紙袋を持っていた。
華南「ああ、衣装だよ衣装」
むつ「衣装?」
華南「喫茶店で俺が着るメイド服」
むつ「ぶはッ、ウケる。メイド服かよ」
紙袋を覗くと、白いフリフリと黒いのが綺麗に畳んで入っていた。
むつ「ってか、お前これ着れるの?」
身長184㎝肩幅あるデカイ図体の男が着れるメイド服がそこらへんに売ってるとは思えない。
華南「これはクラスのやつの姉貴が作ったんだ、服飾関係の仕事してるからって、市販の仮装服着れないやつ何人かその人に作ってもらったんだ」
むつ「マジ?…スゲーな、帰ったら着せてみせろよ」
華南「あはは…」
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俺の部屋に着いた俺たちは、3人で順番にシャワーを浴び、暑さにベタついた汗を流して、俺と修二は置いてある部屋着に着替える。
華南は俺に急かされて、早々にメイド服に着替えた。
むつ「あはは!本格的じゃん!」
俺は華南のメイド姿に笑いが止まらなかった。メイド服は本格的な物でスゲーイイけど
白のレース付きエプロンとかマジウケる。
華南「はいはい、むつの女装と違ってどうせ似合わないよ」
俺は、オールバックの図体デカイ男のメイド服に笑いが止まらない。
むつ「ぶククッ…似合ってる、似合ってるから拗ねるなよ。なぁ修二」
修二「う、うん」
華南「お世辞いらねーし、似合ったところで嬉しくねぇーし。むつと修二なら似合って可愛いのに…」
華南はメイド服を脱ぎ、Tシャツに着替える。
華南「そうだ!むつ、このメイド服着てみてよ」
むつ「鼻息荒いし下心丸出しにすんなよ!ってかそのメイド服、俺にはデカイだろ」
華南「彼シャツならぬ、彼のメイド服♪」
むつ「いや、全然上手くないし…」
華南にメイド服をあてがわれ、明らかにデカすぎる服に苦笑いする。
華南「見たいな見たいな♪」
むつ「別に着るくらい構わねぇーけど…」
俺が着たら、話しの流れで修二にも着せれると思った俺は、渋々を装って華南のメイド服を着てみた。
むつ「デカっ」
ぶかぶかな上に、ワンピースだから、腰の位置が下がって太もも辺りに届きそうだし、華南が着た時は膝上だったのに、俺は膝隠れちまうし、鏡見なくても分かる、明らかに変だ。なのに華南は鼻息荒くして、大興奮。
華南「可愛い!ぶかぶかなメイド服なんて新ジャンル素敵!」
むつ「ゥオイ!そこの変態!何サラッと可愛いを連呼してるんだ!」
華南「いやいや、男のロマンだろ?メイド服の恋人、お前だって想像したことあるだろ?」
変態染みてる華南は置いといて、確かにメイドは男のロマンだ。浴衣の修二もエロくてよかったけど、メイド服の修二はもっと良さそうだ。
フリフリの白のエプロンに黒の短めスカート。楽しみすぎてにやけそう…ってか、白のフリフリの裸エプロンも捨てがたい…。
さぞかし楽しいだろうと思って想像していたが、ふと、視界に入った修二は、俺のメイド服姿を見ても、反応が薄かった。
むつ「俺のメイド服似合ってねぇ?」
修二「え?あ、似合ってるよ」
むつ「可愛い?」
修二「可愛いよ」
言われたことに答えてるだけに見える。
てか、華南ほど反応しろとは言わないけど、もうちっと反応があってもいいんじゃねぇ?
むつ「修二ってさ、前から疑問だったんだけど、俺にムラムラして挿れたりしたくなんないの?」
修二「はえ?え!?」
唐突な質問に修二が目をむく。
まぁ、話しの流れは無視したかもしれないが、俺的にはずっと疑問だったこと。
修二は、エロくて俺に欲情するのに、自分で上になりたいって言って来たことがない。
大抵マキとか、華南とかが手伝って無理やり的に俺に突っ込む。挿れた後も逃げようとするし、「無理」ってしょっちゅう言っている。訳わからない。
アレ、ちょっとムカつくし…
俺は修二にも挿れたいし、挿れてほしいと思う時もあるし、華南にだって挿れてやりたくなる。好きな人に挿れたいって思うのは、男として普通の感情だと思う。
しかし今、俺が目の前で男のロマンのメイド服を着てると言うのに、修二のこの薄い反応…俺は少し面白くない。
修二「な、なんだよ藪から棒に…」
むつ「はぁ?藪?」
修二「いや、あの、突然どうしたの?」
むつ「突然じゃねぇーし、前から疑問だって言ったろ?修二は俺のこの格好見て襲いてーとか思わないわけ?」
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