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番外編77ひと夜咲く純白の花の願い
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俺がお前を分かってない以上に
お前は俺を分かってない…
何を分かれっていうの?
僕を拒否する百目鬼さん
なのに優しくて…
なのに遠ざけて…
離れたらキスしてきて…
近寄ればまた拒否する…
ヤジロベエのように揺れるあなたの真意は…
どこにあるの?
お風呂場に、毎朝洗浄したり、夜出かける前に解す為に置いてあったオイルを、百目鬼さんは指二本にたっぷりつけて僕の中を掻き回す。
そうして中を探る。
百目鬼「腫れ気味だな…」
百目鬼さんは苦々しく言った。
仕方ない。一昨日惚れ薬と媚薬のダブルパンチで桜木さんと無茶なセックスを散々した後、更に百目鬼さんともシた。
マキ「ンン¨…んぅぅ…ッ…」
でも、触診するのに、そんな風に掻き回して前立腺を刺激する必要は無い!
いや、誘ったのは僕だけど、百目鬼さんは中をグルグル触るだけで、先へ進んでくれない。
マキ「んッ……ふうぅ…ッ…」
百目鬼「お前は、前から思ってたが、なんでそんな風に唇噛むんだ」
マキ「ッ…変な声…出すなって…」
百目鬼「!?。………チッ…」
ふえ?舌打ち?
百目鬼「お前は…、生意気かと思えばそうやって……」
そうやって?…
そう言いかけて百目鬼さんは次の言葉を呑み込んだ。
百目鬼「兎に角噛むな、これ以上要らん傷をつけるな。声出していいから、俺を誘うな」
マキ「……………」
誘うな…か…
ズキズキする胸の痛みを無視して、僕は百目鬼さんを蹴飛ばした。
ードン
その拍子に百目鬼さんの指が抜け、僕はへらっと笑って色っぽく言い放つ。
マキ「はい♪もうお終い♪」
百目鬼「!!」
マキ「僕さぁ、今から一人エッチするから出てって♪もぉ♪百目鬼さんがあんな触り方するから我慢の限界♪」
百目鬼「まだ終わってねぇ」
マキ「触診したんだからお終いでしょ?」
百目鬼「…賢史に何されたか聞いてない」
マキ「何も。脱がされて薬飲まされただけ♪」
百目鬼「嘘だ」
マキ「嘘?ふふっ、なんで?」
百目鬼「なんかされたんじゃ無いのか?お前が大人しく捕まるわけないだろ」
マキ「ふふっ♪溜まってたからさぁ♪百目鬼さんに振られて落ち込む僕を慰めてくれるって言ってくれてたし♪着いてっちゃった♪」
百目鬼「ッ、てめーには聞いても無駄だな…。今答え無いと後悔することになるぞ」
マキ「ふふ、何熱くなってんの?何もないって言ってんじゃん♪」
百目鬼「よく分かった」
百目鬼さんは僕の左手首をガッチリ掴みギリっと捻り上げた。痛いと思った瞬間、百目鬼さんは自分のしているネクタイを引き抜いてあっという間に僕の両手首を背中で縛り上げ。抵抗する僕を、あぐらをかいて座った百目鬼さんの股の中に抱き込んで僕のものを掴んだ。
マキ「ッ!?」
百目鬼「望み通りにしてやるよ、キスの続きだ、たっぷり味わえよ」
背中から抱きしめられた状態で、股間を握り込まれ、百目鬼さんの指が僕の中に再び侵入してきて二カ所同時に刺激され、突然の快感攻めにたまらず仰け反った。
マキ「あッ!ああーー!!」
百目鬼さんのゴツい大きな手が僕のビショビショに濡れたものを強く扱き、太い指が僕の中をグチャグャに掻き回しながら、前立腺をグリッと擦って刺激して激しく追い込まれ。
マキ「んあっ!ひっ!…あっ…あっ…ああ!!」
密着した肌の熱と、前と後ろの同時の刺激に、昨日から火照ってた僕は堪らず仰け反って快感に身をよじる。
マキ「やぁん!…ああッ!ダメぇ出る…イッちゃう!」
百目鬼「イけよ、イきたかったんだろ」
マキ「あっ!あはァああっーーー!!!」
直ぐに追い込まれ絶頂感にビクビク体を震わせ仰け反った。
しかし、百目鬼さんは言葉通り、僕を後悔させる気で、イッてる余韻で震える僕の蕾に指を増やして動かし出した。
マキ「んウッ…ひん!百目鬼さん!今ダメ!!」
百目鬼「ほら、中でもイけるだろ」
さらなる絶頂を与えようと、震える内壁を押し広げて掻き回す。
マキ「や、待って!」
百目鬼「吐いたら止めてやる」
マキ「はぇ!?」
百目鬼「じゃなきゃこのまま何度も指でイかせてやるよ」
マキ「バカじゃん!…ッ!あんっ!」
百目鬼「馬鹿かどうかは、お前の体が答えを出すさ」
背中に当たる百目鬼さんの熱いものを感じながら、それは入れてもらえず、手と指で刺激されて2度目の絶頂はドライでイカされてビクビク内壁が痙攣する。なのに残酷な声は更に僕を追い込むと脅してきた。
休みなく僕の中を刺激する指は、争っても的確に弱い場所を刺激してきて、次の絶頂を迎える時、僕の理性は掠れて、百目鬼さんの問いに口を滑らせた。
百目鬼「ほら、またイきそうに痙攣してるぜ、言え!賢史に何された!賢史にも突っ込まれたのか!?」
マキ「さ、されてない!最後まではされてない!」
百目鬼「途中までされたんだな」
ゾッとするような低い怒声。
まるで
嫉妬みたいに響く…
百目鬼「あの野郎」
マキ「さ、されてない!」
慌てて否定しても、聞く耳持たない百目鬼さんは、僕の嘘つきな口をふさぐために、そのまま強制的な絶頂に再び追い上げる。
マキ「あっああッーー!!」
ドクンと達して、快感に眩暈を覚える。
指だけで散々掻き回された中は、ぐずぐずにとろけて、指より太いものを懇願する。
マキ「はぁ…はぁ…百目鬼さん…」
濡れた瞳で訴えかけても、百目鬼さんは僕から視線をそらし、温かいシャワーでザッと綺麗に僕の出したものを綺麗にし。
僕の体を抱えて立ち上がった。
マキ「ふえ?」
急に疼く体を腕に抱えられて驚いていたら、百目鬼さんはバスタオルを僕に被せてそのまま何処かへ連れて行く。
マキ「ちょっ…百目鬼さん?」
百目鬼「お前に俺がどんな人間か教えてやる」
怖い顔して僕を抱えたまま2階へ向かい出したから、嫌な予感がした。
マキ「え?どこ行くの?」
百目鬼「お前の部屋」
マキ「は!?」
百目鬼「お前の部屋で、俺がどんなに汚くてズルくて酷いやつか教えてやる、お前が好きだという男は、どんな男か、お前は後悔するんだ、俺なんか好きだって言っちまったことを…」
そう言い放った百目鬼さんは
言葉に反してた
痛々しく歪んだ顔が目に入り…
僕は、抵抗出来なかった。
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