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(番外編)純愛>♎︎狂愛
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その日から、マキは、僕たちにセックスさせて、それを見るのを繰り返した。
修二「あんッ…やぁん…無理ぃぃ…」
マキ「修二、可愛いよ♪華南に後ろから、むつに前から交互にシて貰ってトロっトロ」
修二「やぁ…ダメ…ダメぇ…」
むつ「はぁ…修二、ダメだって言いながら俺ら離さないの修二だぜ」
もう分からない、どっちが入ってるのか、それもと両方なのか…
修二「んんッ…あっ、あっアァ」
華南「もう聞こえてないんじゃない?間あけてるって言っても、マキの誘導あるからね」
3人に弄り倒されて、もう僕ちゃん限界です
マキ「ふふふ♪、じゃあ今日は潮吹けるか試してみる?」
むつ「塩吹く?」
華南「マキ、ほどほどにしないと修二明日寝込むぞ」
むつ「なぁなぁ、塩吹くって何だよ!」
マキ「あは♪潮吹きね♪何ならむつで試してみる?」
華南「むつ…試してみようか?」
むつ「う?」
修二「あああーーーーッ!!!」
もう!マキと華南が手を組むとタチが悪い!
そしてマキは、段々昼間外へ出掛けるようになった。ほとんど泉さんとだから大丈夫だと思うんだけど。
一応、瀧本の件がまだ揉めてるから、目立たないように注意しておいた。
本当のことは言えない。朱雀が狙ってるとか、得体の知れない人物がマキを売ったとか。それを百目鬼さんが必死で探してるとか…。
マキは、ほとんど元に戻った。
毎日行ってる兄貴との昼食は、今も欠かさない。マキは兄貴に凄い懐いて、兄貴もマキを凄く可愛がってる。僕ちゃんと違ってクルクル変わる表情が可愛いんだと思う。
奏一「マキ、今日は時間あるから迎えに来たよ」
マキ「わぁい♪奏一さん大好き♪♪」
マキは玄関にいる兄貴に抱きつき、兄貴に頭を撫でてもらって満面の笑顔。犬みたいにしっぽ振って喜んでる。
百目鬼さんと2人の時もこんなだったのかな?だったら百目鬼さん、可愛くて仕方なかったろうに…。百目鬼さん口は悪いけど面倒見良いし。百目鬼さんの事だから「飛びつくな!」とか言いながらヨシヨシしてそう…。だけど、そしたらマキは、飛びつくのはダメなんだって解釈して、飛びつくのやめてちゃって、百目鬼さんは別に怒ったわけじゃないのにって寂しくなってたりして。
奏一「マキ、待ってるから着替えといで」
マキ「はぁーい♪可愛いお洋服着るから待っててねぇー♡」
奏一「待ってて下さい、だろ。年上には敬語使いなさい。可愛いって、普通のにしなさい。こないだみたいな見え見えのはやめろ」
マキ「はぁーい♪普通のにしまぁーす♪こないだ奏一さんに選んでもらったのにしまぁーす♪」
え?いつの間に?
ってか、会てるのはランチの時間だけなのに仲良過ぎない?仲良しなのは良い事だけど…。でも待てよ、マキって叱られると何故か嬉しそうなんだよね、兄貴は怒る時怒って褒める時すっごく褒めてくれる。それに顔良いし、エスコートも出来るし、気も効くし、弟の贔屓目抜いても良い男だし。愛されたい欲求のマキにはぴったりなお父さんのような愛情をくれる存在…。ワオ…。しかも、百目鬼さんに失恋した今傷を癒してくれてる存在…。どん底から助け出す王子様!?
そういえば…、やたら〝奏一さん素敵♪〟とか言ってたけど…あれって、ときめいてるって事だったりする?
まさか…百目鬼さんの事は諦めるのかな?
でも、兄貴に恋しても実らないんじゃないかな?兄貴ノーマルだし…、最近男同士の事で悩んでたみたいだし…。
でも、兄貴も毎日マキの食事に付き合ってあげてるのはマキの事可愛いと思ってるからだよね…
まさか兄貴、マキがあまりにも可愛いからって恋に落ちちゃったりしてたりする??
奏一「ああ、あの服なら良いね。…って!!見えるところで脱ぐな!!部屋に入りなさい!!」
マキは、部屋に向かいながらTシャツを脱ぎだし、真っ白な肌とプクッと桜色の乳首が見えてます。
マキ「やん♡僕は男の子だよ、もう一回確かめる?」
奏一「マキ!」
もう一回って何ッ?!
兄貴!!マキッ!!
マキ「キャハッ♡奏一さん顔真っ赤で可愛いぃ〜♡で〜〜す♡」
マキはケラケラ笑って部屋に消えた。
マキにかかれば、兄貴ですらこうなっちゃうんだね。
うーん。マキの女装は確かにどこからどう見ても男には見えないからなぁ…って、女装で会った事あるのかな?
奏一「まったく…」
修二「兄貴、たまには僕ちゃんも連れてってよ」
奏一「また今度な、もっと美味い店連れててやるよ」
…。これは、2人きりなのを邪魔されたくないのかな?…、行き先が百目鬼さんの実家だからか…。うーん。でも色々話をしてるだろうし単純に僕が居ちゃ話がし辛いってことかな?
マキは、「本当の姿なんて見せなきゃ良かった…」
みたいな事言ってたから心配したけど…、僕らにも兄貴にも素直なままのマキだ…。
と、思う。
自体が動かな過ぎて百目鬼さんに何度も電話してるけど、朱雀と正体不明の奴が何とかならないと何もする気はないと言うし…。
その間にマキは兄貴と親密になってるし…。
早く、朱雀の人たちと正体不明の奴のことがなんとかなれば良いのに…。
百目鬼さん、色んな意味で手遅れになっちゃうよ!
願いは虚しく時間だけが過ぎていく。
マキは百目鬼さんを忘れたように過ごす。でも忘れてないだろうと思う瞬間がある。
マキは、うちの玄関チャイムに凄く敏感で、ピンポンが鳴るたびに反応してる。
僕らといて、時々遠くを見る事がある。
百目鬼さんを探しているんだと思わずにはいられない。
あの日お風呂で零した言葉以外は百目鬼さんを話題に出さないマキ。マキは、百目鬼さんを諦めてしまうんだろうか?
何かしてあげたいけど下手に動けない、マキから目は離せないし、百目鬼さんはいくら言っても危険だからで動かないし。
せめて、好きだと伝えて欲しいけど、マキの自己犠牲癖がある以上、今は何も言えない…。むつは怒っちゃってもう一回ぶん殴りに行くって言ってるけど、流石に兄貴も片方が片付かないとダメだと言う。兄貴もマキの今の精神状態を気にしてるみたい。
百目鬼さん。
この件が片付いたら、絶対マキに気持ちを伝えてくれるよね?じゃなかったら、さすがの僕ちゃんも一発ぶん殴ってやる。
夏休みが終わっちゃう。
終わったら、マキはこの家から出て行って元の生活に戻る。
清史郎さんのところに戻るのかな?清史郎さんは、今だにマキに執着してるみたいだし、ただ、それが未練なのか、育て親としての親心なのか微妙なところだ…。
マキにとって良い環境だとは言えない、あと、清史郎さんの前で「私」って言ってたのも気になる。
マキは、母親の代わりになるって言って関係を続けてたらしいけど…、もしかして、完全な代わりになってたのかな?マキは、女装にも慣れてて、化粧品とか使いこなしてるし、もしかして、エッチの時だけじゃなくて、普段からも女装で清史郎さんの側にいて女の子として暮らしてたのかな?
聞きたいけど…、マキはまだ、僕にその話をしないって事は、言いたくないってことなんだよね?
そんなある日のこと…
ーピリリン♪ピリリン♪
マキの携帯が鳴った。マキは恐る恐る画面を見つめ、誰からか分かるとホッとしたように受話器を取った。
マキ「もしもし」
あの様子じゃ、百目鬼さんじゃなさそう。
マキ「はい、ありがとうございます。…あの、申し訳ないんですが、それ、いらなくなっちゃったんで処分しといて下さい」
ん?何を?しかも、相手なんかごねてるみたいだけど…、何を処分しようとしてるの?
マキ「ごめんなさい。もう使わないんで、そのまま処分して良いですから」
マキは、押し切る形で電話を無理やり切った。
大丈夫かな?マキ、顔色悪いけど…
だけど携帯は再び鳴った。マキは、携帯をマナーモードにかえ、そのまま足早にベランダに出てしまった。
修二「マキ…、どうしたの?もしかして清史郎さん?」
マキ「あは♪違うよ」
修二「…何を捨てたの?」
マキ「んふふ♪ちょっとした物♪。あるじゃない、どうしても欲しくなって衝動買いしたけど、後で冷静になったら何で買っちゃったんだろうって物♪♪」
修二「僕ちゃん、衝動買いはしないな」
マキ「ふふふ♪しないほうが良いよ、後々後悔するからね♪」
マキはそう言って、ベランダに寄っ掛かり天を仰いだ。
マキ「…あー、昼間なのに月が見えるぅー」
修二「え?」
マキ「ほら、あそこの白いの」
確かにそこには、薄ぼんやり白い月があった。マキはその月を見つめ、その瞳は何かを思い馳せていた。
マキ「……昼間は月はあるけど、星はないんだね…。見えないとなんか見たくなっちゃうよねぇ…。見に行こうかなぁ…」
修二「…プラネタリウムに?」
マキは、クスクス笑いながら部屋に戻っていく、その間にも、マキの携帯がまた震えたけど、マキはその電話を取らなかった。
マキ「そうだ修二、お願いがあるんだけど」
修二「うえ!昨日シたから今晩は駄目だよ!腰立たなくなっちゃう!」
マキ「…そっちじゃないから、安心して♪」
修二「誤解しないで!嫌々じゃないから!むしろ毎日イチャイチャ出来て僕的には…う、嬉しいくらいで!あ、明日はバイト入ってて立ち仕事なの!」
マキ「…」
僕ちゃんが慌ててフォローすると、マキは目をパチクリして、それから噴き出すように笑った。
マキ「あはは、修二顔真っ赤」
マキは、僕のこと信じてくれただろうか?
こんだけいっぱい体張って裸もエッチも見せて信頼勝ち取れなかったら、それはそれで悲しいけど、確実に顔から火を吹くよ、丸焦げで跡形もなくなるよ。
マキ「修二、大好きだよ♡」
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