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〔裏番外〕狂愛♎︎<純愛21
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何だかマキの反応がいつもと違って面白い。
何度キスしても顔を真っ赤にするばかりで、ちっとも魔性のスイッチが入らない。
いつもだったらすぐに子供の顔から大人の色気を妖しく振りまいて跨ってくるのに。今は柔らかい唇を何度はんでも、豹変するどころか俺に翻弄され、肩で息して体を震わせながら潤む瞳で赤くなる一方だ。
マズイ…先にこっちのスイッチが入っちまった。
ソファーに押し倒し首に吸い付くと、マキの口から甘い吐息が漏れる。
マキ「ぁはぁ…んん…」
百目鬼「今日はどうした…、初々しいな」
マキ「ど、どうかしたのは…ぁ…百目鬼さん…んふッ…でしょ」
マキの言ってる意味が分からない。明らかに様子がおかしいのはマキの方なのに、何故か涙目で軽く睨んでくる。
百目鬼「俺は今シラフだ、酒の味しないだろ?他に聞きたい事は?」
キスを中断して聞いてやると、唇が離れた瞬間、マキは名残惜しそうに吐息を漏らした。そしてチラチラと俺の唇を見ながらモジモジ。火照った体を中途半端に放置され、物欲しそうな瞳が揺れてる。
マキ「…そうじゃなくて…」
百目鬼「何だ?」
マキ「………」
マキは何が言いたいのか赤い顔で睨んだまま、察しろ的な空気だ。だが、マキが何が言いたいのかちっとも分からない。
百目鬼「言ってくれなきゃ分からない、言いたい事あるのか?続けたいのか?」
マキ「ッ…いじわる…」
百目鬼「言いたい事がありそうだな」
物欲しげなマキがむくれてしまった。
やっぱりどうかしてるのはマキな気がするが、その態度は改めたほうがいいぞ。
今すぐ襲っちまう。
マキ「……か、帰る」
百目鬼「逃げたいのか?」
マキ「ち、違うよ。僕の事少しは信じてよ。百目鬼さんに何されたって逃げたりしない。百目鬼さんの側にいたいのは僕の方なんだよ。だから、監禁でも拘束でも何でもしていいんだよ。我慢なんかしないで、もっと百目鬼さんがどう思ってるのか知りたいし、僕には何でも話して欲しい…」
我慢しなかったら、今頃お前は俺に喰われてるんだぞ…、俺の頭の中なんて、単純で貪欲だ。今だって必死に理性を働かせてる。そうしなきゃ、キスで赤くなるお前が溶けるほど唇を重ねて、もうおかしくなるって泣きながら甘い嬌声を上げるほどドロドロにしたい。
そして風呂でぐったりするお前を隅々まで綺麗にしてやって、髪を洗ってやる時のあのリラックス仕切った顔を眺めて、腹が減ったお前に美味い飯たらふく食わせて、また、俺の腕の中で幸せそうにするお前が見たい。
マキ『ふふ、百目鬼さんあったかい…』
駄目だ、可愛すぎて引ん剝いちまう…
マキは知らない…。俺の頭の中で何度もとんでもない目にあわされてるなんて…。
これを我慢しないで全部やったら、マキはどうなる?
だから我慢してんだろ。
マキ「…ただ、聞きたい事は聴けたし、これ以上居たら…」
百目鬼「居たら?」
マキ「ッ…我慢できなくなっちゃう…」
欲情しきった濡れた瞳が、俺を見上げる。
我慢できない?誘ってるの間違いじゃないのか?この天然魔性が。
百目鬼「俺に我慢するなって言ってお前は我慢するのか?」
マキ「…だって…百目鬼さんは…なのに百目鬼さんが…」
百目鬼「は?肝心なところが聞こえない」
マキ「…ど、百目鬼さんは?」
何故質問に質問で返すんだ?誤魔化したのか?それとも本当に聞きたいのか?
だから、言葉にしたら我慢できないと警告してるのに、こいつは馬鹿なんじゃないか?
百目鬼「俺のしたいようにしていいのか?」
俺は警告したぞと軽く睨んでも、マキは否定しないから、その赤くなってる唇を食ってやった。
マキ「んふッ!?んん!」
唇が触れた瞬間、マキはビクッと跳ねた。
なぜ今日はこんな慣れない反応なのか、ビックリしてるように見えるのは何故なのか不思議で仕方ない。
ゆっくり舌を絡ませて、マキの体を抱きしめ、服の中に手を忍び込ませる。今朝まで触っていた肌は、触れた瞬間吸い付いて俺を待ちわびていたんじゃないかと錯覚するほど堪らなく気持ちいい。
ビクビク反応する体を撫で回し、ぷっくりとしてる突起に触れてやると、重ねた唇の間から、マキな吐息が漏れ始める。
マキ「んぅッ…ぅ…ん…」
可愛く膨らんだ突起を弄ると、マキは表情を歪ませて身をくねらす。
前から感じやすかったが、こんな風だったか?いつもより、余裕なく見える。
マキ「アッ……はぁあ…」
百目鬼「何だか、お前変だぞ」
マキ「だから…、ぁアンッ!そ、それは百目鬼さんの方」
マキは同じ事ばかり言って、自分の様子がおかしいのを認めない。
全く魔性のスイッチが入らないマキはかわいいが、顔が真っ赤すぎて何だか爆発でもしそうだ。
余裕ない茹で蛸マキは珍しくて可愛いので、結局そのまま弄り倒してしまう俺。しかし、マキのズボンの前に手をかけると、マキは俺の手を止めた。
マキ「待って!」
百目鬼「どうした」
マキは、肌けた上半身全部ではぁはぁ息をしながら真っ赤な顔。
マキ「シャワーさせて、今日…準備してきてないから」
百目鬼「気にするな俺が準備してやる」
そう言った瞬間、真っ赤だったマキの顔が青ざめる。
マキ「嫌ッ!そ、それだけはやめて、お願い!自分でするから!舐めないで」
〝準備してやる〟をローションで解すではなく、〝昨日みたいに舐めて解す〟と勘違いしたマキ。俺はニヤリと微笑んだ。
百目鬼「ああ、舐めて欲しいのか」
マキ「違う!違うよ!」
百目鬼「俺のしたいことは我慢しなくていいんだろ?」
意地悪くそう言ってズボンを脱がすと、マキは抵抗せず、困った顔して俺を見上げながら、否定の言葉を呑み込んだ。
ああ、お前がこんなんだから俺がつけあがるんだろ。俺が我慢しなかったら、お前はこうやってドロドロにされちまうんだ。
百目鬼「マキ、正直に答えろ」
マキ「え?」
百目鬼「コッチは痛いか?」
マキの少し赤い蕾に指を滑らせる。
マキは昨日のことを思い出したのか顔をまた赤らめて答えた。
マキ「痛くないよ、百目鬼さんがいっぱい解してくれたから平気。百目鬼さんがいっぱいするから今も入ってるみたいに少しジンジンする」
百目鬼「…煽るな」
マキ「えっ?答えろって百目鬼さんが…」
百目鬼「痛くないか聞いただけだろうが」
マキ「あっああッ!」
ローションをマキのお尻に直接流し込み指で馴染ませたら、中は熱くてきゅうきゅう指を締め付ける。
百目鬼「今朝までしてたのにどうしてこんなキツイんだ」
マキ「あっ!ああッ!」
すぐに指を増やすと、俺の早急さに驚いたマキが、ビクビク腰を跳ねさせる。
事実俺は焦っていた。何でもない素振りも限界だ。今にも理性がブチキレそうで、マキの中をかき回してさらに指を増やす。
百目鬼「やっぱ、今日のお前おかしいぞ!」
一つ一つの仕草が堪らない、赤くなったりうるうる瞳を潤ませたり、いつもより反応も初々しいし、何だか慣れてないみたいな反応ばかりしやがって!
もしかして演技?だとしたらとんでもないやつだ!俺が必死に普通にしてようとしてんのに、普通にお前を抱いてみたかったのに…
クソが…
マキ「ああッ!あっ!…だから!それは……、ぁ、やぁんッ!グリグリしちゃヤダ!イっちゃう!…もう挿れて!」
百目鬼「まだだ!」
マキ「ぁ、あっ!…もう大丈夫だから!百目鬼さん心配し過ぎ!もうでちゃう!」
だから!
煽るんじゃねぇよ!!
指3本を引き抜いて、熱く滾ったものを最後の理性を振り絞ってゆっくり埋め込む。
百目鬼「くっ…」
マキ「あああぁ……大っきい…」
仰け反る体をソファーに押さえつけて、可能な限りゆっくり全部収めると、何故かマキが顔を覆って震えだした。
百目鬼「どうした!痛いのか?」
マキ「ううん、違う、抜かないで…」
百目鬼「…なら、何で泣く…」
マキ「ふふふ、内緒」
マキは指の隙間からこちらを見ながらクスクス笑いながら、涙を溢れさせていた。
なにか、俺がやらかしたのか心配したが、動かない俺に、マキは恥ずかしそうに顔を覆っていた手をそっとはずして俺の首に回し、そっとキスをしてきた。唇が触れただけのキスは、マキの涙の味がする。
マキ「百目鬼さん、好きだよ。大好き…、僕のこと信じて、僕の全部あげるから、百目鬼さんの全部僕に頂戴」
その綺麗な涙の意味を…
この時の俺は気付けなかった。
だけど、マキが俺の全部を欲しいと言ったその表情は、とても愛おしい綺麗な笑顔だった。
ああ…、マキの全てを奪うだけじゃなかったんだな…
俺が欲しいなんて…、本当にマキはおかしな奴だ…、自ら束縛されたいなんてだけでも驚きなのに、そんな俺を束縛したいなんて…
百目鬼「ああ、やるよ。お前が俺の側にいるなら…。その代わり、もう、逃げられないぞ」
マキ「逃げないって言ってるのに」
百目鬼「俺のものにしちまうからな」
マキ「うん、して、いっぱいして、いっぱい刻んで、離さないで、お願いだから側にいて、離したくない、僕のものになって。百目鬼さんのものにして」
百目鬼「マキ…可愛くなりすぎるのも大概にしろよ、抱き潰しちまいそうで怖いんだよ。我慢しなかったら、お前はとんでもない目にあうんだからな、俺のものなら、いつも通りでいろよ、骨まで食っちまうぞ」
マキ「あっ、ぁぁああああッ!!」
本当に抱き潰しそうで言ってるのに、マキは俺に貫かれて仰け反りながら、嬉しそうに喘いだ、だから結局、俺の理性はまたしても失われて、そのままマキを本当に食ってしまいそうなほど何度も何度も貪ってしまう……
その度に、何度も何度も俺にしがみつくマキのか細い腕と、その熱く潤んだ瞳が愛おしくて仕方ない………
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