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24〔裏番外〕ゆくえ……
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マキの体調と、大学で変な虫が付かないようにと、俺なりに考えたつもりだったが、俺の思いつくことは空回りするらしい。
俺は俺なりにマキに対して素直に…、というか、俺が持つ危うさを気にして躊躇していたが、マキの言ってることを信じてマキに手を伸ばそうとしていたのに、俺の努力は妙な誤解を生んだ。
確かにデリケートな問題だ。
SEX依存症で見た目もエロエロ淫乱なマキ。見た目と違い、繊細だからこそ人の気持ちがわかる心とのギャップが凄すぎる。俺がどうこう言っていい問題じゃない、というか、俺が足を踏み入れたら、俺はマキを余計傷つけちまうだろうし、マキは絶対嫌がる。だからあえて何も言わなかったが、言わなきゃ言わないで変な誤解を生むらしい。
マキを信じて、一番近いところ居てもいいと思って同棲をした。そばに置いたら置いたで、問題もあるが、俺と同じように信じることが怖いマキには、離れて暮らしていればこれ以上絆を固めるのは難しいと感じたし、寂しがるマキにもっと安心を与えてやるには同棲しかないと感じた。
同棲すれば、俺という危険人物に襲われる確率が断然上がるし、魔性マキのそばでどこまで俺の理性が持つか心配はあった。
マキを信じること。その結果がマキを監禁してみたり、毎晩肌を重ねたり、思い出話を語り合ったりとそれなりに順調だった。少しずつ綻ぶように変わっていくマキを見るのは嬉しかった。
だが、マキはだんだん疲れがたまってるように見えたし、あの魔性のオーラで変な奴らに狙われないか心配だったから、肌を重ねない日を作ったのに、やはり、マキには俺の気遣いはうまく伝わらない。本人に直接聞いたら聞いたで、マキは絶対俺をシャットアウトすると思ったし、現にしてやがったし。
どうして上手くいかないんだ。
結局ブチ切れて、マキの体を押さえつけて、正面から貫いた。
普段だったら絶対にしないやり方で。なんの準備もしないで俺のものを一気に最奥までこじ入れた。
俺は、準備してない。俺がマキを抱かない日を作ったのを、SEX依存症に付き合って無理に毎日SEXしてたと勘違いしたマキが、俺に付き合わせては悪いと勝手に一人でオナニーすたから解れてた。しかも、俺というものがありながら、俺と同じサイズのオモチャを突っ込みやがったらしい。
オモチャは水森泉が処分したはずなのに…
いつの間に…
俺の滾ったデカブツで一気に貫かれて、マキの体が弓なりに仰け反って腰を浮かしながら快感にその身を震わせる。
マキの体はどこもかしこも敏感で、さっき自分でオナニーしたと言ったが、どうやらだいぶ一人で楽しんだようだ。
胸の先は赤らんで、マキの中は俺のデカイのがすんなり、しかも熱くてトロトロに解れてやがる。
マキ「あああッ…じ…んさぁ…ん」
百目鬼「オモチャで何回イッたんだ?」
快感に震えるマキを意地悪に見下ろして言うと、潤む瞳で俺を見つめ返しながら「ごめんなさい」と呟く。
ごめんなさいじゃねぇ!なんでもすぐ謝れば許してもらえると思ってんだろ!
細いマキの腰を引っ掴んで、激しく律動を開始する。マキは嬌声を上げてよがって悶えた。散々イッた後なんだろう、敏感すぎる体に容赦なく新たな快感を叩き込む、マキの体は面白いくらい反応して、俺の突き上げに感じすぎてすぐに根を上げた。
マキ「ッ!ッ!っあん!アハァんッ神さん!」
百目鬼「どうした?始まったばかりだぞ?」
マキ「手、解いて…」
パジャマが絡まるように結んであって手が自由に使えないマキは、余裕なくそう懇願したが、今の俺がそんなこと聞くわけがない。
百目鬼「手は邪魔だ、そのまま結ばってろ!」
マキ「神さん!」
百目鬼「俺がどんな風にお前に対して無様にがっついてるか知りたいんだろ?手を上げてそのまま邪魔すんな、お前は中突っ込まれながら色々弄られるのが得意じゃないな、胸は左のほうが感じるだろ?昔開けてたピアスのせいか?高揚するとうっすら痕が浮き出るぞ」
マキ「あアッ!舐めちゃ嫌ッ!」
百目鬼「ん?舐めて齧まれんの好きだろ?」
小さいが膨らんでツンと尖って主張してる赤い果実に歯を立てると、マキはビクンッと大きく跳ね、淫靡な表情で喘ぎ啼く。
マキ「やぁあ…、ひっ…あっ…」
百目鬼「一体どこの誰の趣味だ?こんな可愛らしいもんに穴開けようなんてな…」
マキ「あうっ!…んん¨ッ…やぁ…」
噛んで舐めて転がして、悶え啼くマキを容赦なく快感の海に叩き込む。
いつの間にか、イヤイヤ言うマキの腰が、俺の動きに合わせて揺れ動く。
百目鬼「腰揺れて来てるぜ?乳首噛まれて奥を犯されて気持ちよくなっちまったか?あ?オモチャでもそんな乱れて喘いだのか?」
突き上げながら胸を弄り、さらに、ヌルヌルになって震えるマキのものを握ってしごいてやるとダラダラ蜜を溢れさせる。崩れた表情で嬌声を上げるマキは、俺の言葉が聞こえてるか怪しい。
百目鬼「俺とシたかったんだろ?ヤッてやるからオモチャで何回イッたか言ってみろ、その倍イかせてやるからよ」
マキ「ああッ!やぁあん!…ひゃああっ!!」
3点同時攻めに耐え切れず、マキが射精した。飛ぶ力のほとんどない精液が溢れるようにコプッと少量垂れた。
が、
俺は益々マキを激しく攻め立てた。
マキ「アァアアア¨ー!!まっ…ヒン!んん¨!!」
肉と肉が激しくぶつかる音を立てながら、ローションで滑りのよくなってるそこはパチュンパチュン卑猥な水音を響かせて痙攣し、さらに少量した出なかった精液を塗りこむように先っぽを弄りながらカリの部分を激しく擦り、激しく荒い呼吸を繰り返す鼓動を感じながら、熟れた果実を甘噛みしながら舐め回す。
マキ「まっ!…待って!アンッ!ああ¨ぁ!」
百目鬼「ぶっ飛びそうにイきそうなんだろ?かまわねぇよ、何度でもイけよ、俺の手で何度も飛ばして中イきしてオーガズムから降りられなくしてやる。知ってるか?ぶっ飛んでるお前は子供みたいにイヤイヤ泣いてるのに俺にしがみついて最高に可愛い面で喘ぐんだぜ」
マキ「ッッツ!!」
マキの中が急激に俺を締め付ける。歯を食いしばってビクビク痙攣しながら震えるマキは、どうやら〝可愛い〟と言われてメスイキしたらしい。
賢史の言葉が脳裏をかすめ、俺の心に意地悪な気持ちが広がった。
痙攣するマキに優しくくちづけて、嚙みしめる口の力を抜いてやりながら俺の指を差し込んで〝堪え〟られなくしてから、ゆるゆる腰を動かし始める。ピクンピクンと腰を小刻みに震わせ、マキがさらに余韻でイき続けつるような感覚に全身とろけさせてると知りながら、そっと耳元に唇を寄せて吐息交じりに囁いた。
百目鬼「マキ」
マキ「あっ…あっ…」
百目鬼「俺のはそんなイイか?随分可愛いく泣いてるなぁ、マキ」
ワザとイイ声を響かせ低音を利かすと、マキは声もなく震えてビクビクンッ!と大きく仰け反った。
百目鬼「イッたのか?可愛いって言われてイッちまうのか?可愛いなぁ、他の奴にもこんな風に可愛いツラして見せたのか?ん?」
ゆるい刺激で前は射精まで行かず。
耳元で囁きながら体を撫で回して快感から降ろさない。必死に首を横に振るマキが、違うと言ってるのか、快感が過ぎてイヤイヤしてるのか考えずスルーして。ドライでイッてもイッても休ませずに弄って囁いて、悶え啼くマキに、俺が普段どんな風に思いながらSEXしてるか説明してやる。
百目鬼「グチャグチャだなぁ、でも俺のもんなんだから仕方ないよな、一人でする程溜まってたんだろ?これからは遠慮するな、何度でも可愛がってイかせてやる。俺はお前がSEX依存症かどうかなんかで気遣ってどうこうしてやれるほどコントロール効いてないんだよ」
マキ「あっ…あっ…、あん…んんッッ」
百目鬼「お前が可愛いから抱いてんだよ、大人気なく嫉妬に狂って押し倒して、歯止めが効かずに朝まで離してやれない間抜けな俺が可笑しいか?」
マキ「はぁあん!…ッアァア!…どぉ…めきさぁ…ん…」
完全にぶっ飛んでるマキは、うわごとみたいに俺を呼ぶ、今までの癖が抜けずに苗字を呼ばれてイラつく。
百目鬼「名前を呼べ、呼べたらいっぱいキスしてやる」
マキ「っ…好き…、じんさぁん…。神さぁん…好き」
ほらやっぱり、キスが好きなのはお前の方じゃねえか。
好きだと言われて心が擽ったい、可愛い涙目が見つめるのは俺だけで、好きだとしがみつくマキは、淫靡な表情で力の抜けた顔、俺が欲しいと蕩けて焦がれる。
俺の欲しかったもの。俺を心から好きだという瞳。擽ったいと感じたはずの心は、こんなマキを見るたびに擽ったさが求める痛みに変わる。きゅぅっっと締め付けて、マキが欲しくて愛おしくてたまらない。
俺はマキに好かれてる。
マキの気持ちはきっと本物だ。
俺を好きだと言ってくれる。
約束通り重ねた唇に、マキは歓喜に震えて甘い吐息を漏らす。イきすぎて朦朧としてるのか、「神さん好き」と繰り返しながら、何度も何度も唇を重ねた。
マキ「好き…神さん…好き…」
その綺麗な瞳が溶けて意識を飛ばしながら、俺しか映さない瞬間が好きだ
俺のものだと確信できる。
百目鬼「マキ…」
マキ「ああっ…神さぁん…好き…おかしくなっちゃう…」
俺もだ…
とっくにおかしくなってる…
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