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キングの冒険15
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ードン!
ーガチャッツッドタン!!
何々ッ!?
なんか風呂の方でドアが開いたすごい音が!
俺が猫パンチにのされていたら、脱衣所で倒れこんだ音が響いたと思ったら、直ぐに揉めてる声が…
マキ『ダメッ!それだけはやめてッ!!』
百目鬼『黙れ!暴れんな!!』
百目鬼の怒鳴り声にミケの耳がピクッと反応して、小さく溜息ついた。
ミケ(あー、ありゃダメだ)
キング(何々!?)
リビングのゲージの中の俺には、廊下を左に曲がったお風呂場の方にいるマキと百目鬼がどうなってるのか分からない。
ただはっきりしてるのは、百目鬼がブチ切れてるって事。
キング(ミケ!何が起こってるの!?凄い音がしたよ!ねぇねぇ!)
必死にゲージから出ようとしても、ゲージにはしっかり鍵が掛けられてて、僕にはどうする事もできない。
その間にも、ずっとドタバタと暴れる音と、百目鬼が怒鳴ってる声が聞こえてる。
百目鬼『ケツ上げてろ!』
マキ『ヤダヤダッ!ばっちーからそんな事しないで!!』
百目鬼『散々洗ってやったろうが!!裸で暴れんな!脱衣所がビショビショになってるだろ!ほぐしてんだから大人しくしてろ!』
マキ『嫌っ!そんなほぐし方ヤダヤダ!』
マキは何をあんなに嫌がってるんだろう?
百目鬼に何されてるの??
百目鬼『お仕置きなんだから、黙って味わわれてろ!』
マキ『そんなとこ汚い!味わっちゃダメッ!ッ…やぁああん!!』
マキがまた喰われてる!!
俺は、マキの事が心配で心配で仕方ないのに、ミケは呆れ顔のままのんびり構えてる。
ミケ(心配しなくて平気よ、百目鬼さん頭に血が上ってキレちゃってるけどね)
キング(全然大丈夫じゃないじゃん!)
ミケ(大丈夫なの、マキが全部包み込んでくれるから、大丈夫なのよ)
キング(包むって、マキは百目鬼より小さいし、今まさに食べられちゃってるんだよ!ミケ!マキを助けてあげてよ!!)
ミケ(邪魔しちゃ怒られるわ)
ミケが呑気な事言ってるから、ついにマキの悲鳴がこだました。
マキ『アァアァッ!!』
百目鬼『ッ…今朝も可愛がってやったのに、締めすぎだ!』
マキ『神さんっ…、神さん大きくしすぎッ…』
百目鬼『クソッ!…柔かい筈なのに…キューキュー締め付けやがって…』
マキ『ああッ…おっき…、んんっ、おっきいのグリグリしちゃうから…は…ぁん…』
マキの声が甘く艶かしく蕩けていく、百目鬼の荒い息に合わせて早まる吐息は、まるで重なり合う様に…
マキ『あっ…アァッ…じ…神さん…はぁ…ぁん…』
百目鬼『マキッ…くっ…もっと足開け、奥まで入らないだろ…、ほら奥まで俺のもんだろ、マキ…』
マキ『アァッ…ぁ…神さぁん…神さぁん…』
マキの声が蕩けた甘えた声で百目鬼を求める。マキは、百目鬼にだけ、この子供っぽい駄々っ子のような色っぽい声で甘える。
嬉しそうで泣きそうな声。
マキの気持ちがいっぱい溢れてる声。
マキ『神さん…もっと…、全部神さんのものだから…』
百目鬼『くッ…マキ…マキ…』
荒々しい百目鬼の声が、先ほどの怒鳴り声からマキを強く求める声に変わる。
怖い声なことに変わりはないけど、イライラしたその声は、なんだか切実で少し泣きそうな声にも聞こえる。
求める2人の荒い吐息が、だんだん激しさを増して、そして重なっていく。
激しく求める切ない声は、次第に甘さを増して…。
甘くなるって言葉以外でどう表せばいいのかわからないけど、マキが百目鬼を凄く好きで好きで堪らないって気持ちは痛いほど分かる。百目鬼も同じだけマキの事が好きでいてくれてるかな?
いつも怒ってばかりで、マキの事食べてばっかりで、なんで優しくしてくれないのかな?
どうかマキを優しく大切に、好きでいてくれよ、マキの気持ちに応えてやってくれよ。
マキ『神さん…好き…、あぁ…、神さん』
百目鬼『自分から腰擦りつけやがって、この淫乱が…』
マキ『…は…ぁあん…、神さん…』
百目鬼『上も尖って触って欲しそうに震えてやがる、こんな風に誘ってんのか?あ?』
マキ『ツッ…ァアッ!齧っちゃ…やぁん…』
百目鬼『お前が覚えるまで何度でも刻んでやる』
マキ『あっ、あっ、上も下も神さんで痺れてるぅ…』
百目鬼『…ぅ…クソッ…マキ…マキ!…』
マキ『アアァ…じ…さぁあん……』
百目鬼の激情に、マキの切なげな声が響いて静かになった。
百目鬼の怒鳴り声も、マキの吐息も聞こえない。
リビングにいる俺とミケには、百目鬼とマキがどうなってるのか見えない。
声が聞こえない。
ついに、百目鬼がマキを食い殺したんじゃないかと嫌な想像をして、ゾッとした。
キング(…マキが…殺された…)
ミケ(…馬鹿ね。百目鬼さんはマキを大好きなのよ。そんな事するわけないじゃない)
キング(好き?いつも怒ってばっかで、マキの嫌がる事ばかりするのに?)
ミケ(…百目鬼さんは、ああいう言い方しか出来ないのよ。今日だって、あんたが行方不明になった時、めちゃめちゃ取り乱して、心配し過ぎて泣きそうな顔して探し回ってたのよ)
キング(えっ…)
百目鬼が…俺を探し回って泣きそう?
…まさか…
めっちゃキレてて恐ろしい顔してたよ…
ミケの言葉に驚いてると、風呂場の方から百目鬼がマキを抱えてリビングに戻ってきた。
裸の百目鬼が、マキをバスタオルに包んでお姫様抱っこしてて、さっきまで怒鳴り散らして暴れてたのに、その顔はなんだか泣きそうに眉間にしわを寄せてた。
マキの体をそっとソファーに下ろして、慌ただしく台所に向かったかと思ったら、直ぐに水をコップに入れてマキの元に戻ってきた。
百目鬼「…っ…すまないマキ、水だ、飲めるか?」
鬼の形相だったのに、すっかり毒気を抜かれたみたいに縮こまって情けない声。
百目鬼「背中…赤くなっちまった…、首も…歯型が…すまない、俺…また…」
マキ「……ふふふ♪。久々に聞いたなぁ…」
マキは、懐かしそうに呟いて可笑しそうにクスクス笑ってた。
百目鬼は、笑うマキに、見たことないほどシュンとした顔してマキに寄り添ってる。
マキ「謝らないで…、キスしてくれたら許してあげる♪」
百目鬼「怒ってるのは俺なんだが…」
マキ「ふふ♪そこは譲らないんだ♪」
百目鬼「お前がむつに触らせるからだろ」
マキ「じゃあ、百目鬼さんにしかしないキスするから、許して♪」
百目鬼「…おい、何スイッチ入れてるんだ」
百目鬼が怪訝にそう言うと、マキはクスクス笑いながら、妖艶に笑ってた百目鬼の首に手を回してそっと口づけた。
ミケ(キング、目を瞑りなさい、子供にはまだ早いわよ)
キング(はあ!?俺は子供じゃない!!)
だけど、ミケの忠告は正しくて、妖艶なマキは、百目鬼をその場で押し倒して跨り、俺の見てる前でさらに百目鬼とエロエロなキスをし始める。
うわっ!うわー!!
百目鬼「…いいのかマキ、キングがこっち見てるぞ」
マキ「ふふ♪大丈夫、僕らが仲良しだって思ってるよ」
うわー!!
うわー!?
初めて見る…
これがマキと百目鬼の交尾……
ぎゃー!なんか恥ずかしい!!
ミケ(あーあ)
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