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獣vs猛獣+マキ=(化学反応)4
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1人で盛り上がるむつはなんでも自然に考える。
男同士の結婚とか式とか、そういうの嫌いじゃないけど……
マキ「もったいないって、むつは僕のお嫁さん姿見たいの?」
むつ「ハハッ、お前美人だからきっとスゲーウエディングドレス似合うぜ。純白の白も良いけど、華やかな色のドレスとその色白の肌に映えて綺麗だろうし、百目鬼が誰にも見せたくないって隠そうと暴れる中で何度もお色直しして焦らせればいいんだ」
むつの思考はストレートで恥ずかしくて…面白い。
冗談じゃなくて、本気でウエディングドレス着ると思ってる…。ってことは、修二にもウエディングドレス着せるつもりなのかな?さすがに奏一さんに怒られると思うんだけどな♪
マキ「うふふ♪そんなことしたらお色直しから僕帰ってこれなくなっちゃうよ♪」
むつ「は?式の途中で監禁しちまうのかよ。どんだけ独り占めしてーんだよ」
マキ「うーん、監禁っていうか籠城?。その後、人前に出れないようにお仕置きされてると思うよ♪」
むつ「うわっ、それニコニコ言うことかよ。ってかドレス姿があまりに綺麗すぎてドレスプレイか?嬉しそうにしやがって、どんだけスケベカップルなんだよお前ら」
マキ「百目鬼さんは紳士的なんだよ♪優しいし、僕を大事に大事にしてくれてるよ♪」
むつ「百目鬼がマキに優しくしてんのなんか見たことねぇよ。いつも怒鳴って泣かせて乱暴なとこばっかじゃんか、百目鬼が優しいなんてお前の贔屓目だろ?」
マキ「そんなことないよ♪、じゃあ、百目鬼さんの優しいしところ見せてあげる♪。隠れて見てて♪」
ウインクしながらはしゃぐ僕に対して、むつはそんなことあるわけないって決めつけた顔してムスッとしてた。だけど僕には自信がある。神さんは、誰より優しくて、誰より僕を甘やかしてくれる、僕の優しい恋人。神さんの可愛い姿をみんなに知られるのはちょっと嫌だけど、神さんを乱暴で怖い人だって思われてるのはもっと嫌…。
…。
僕、我儘かな?
むつがカーテンの影に隠れて不審な目で見てくる中、僕は寝ている神さんに近付いた。疲れた顔で気持ち良さそうに眠ってる。
愛しい愛しい神さんの耳元に近づいて甘く甘く囁いた。
マキ「神さん。神さん」
百目鬼「…」
マキ「僕より先に寝ちゃうの?お休みのキスもしてないのに…寂しいなぁ」
百目鬼「…ん¨……」
目が開かないまま、神さんは眉間のシワを益々濃くして声に反応し、僕に手を伸ばして抱き寄せた。
うつ伏せだった神さんは僕を引き込む時に寝返って仰向けになり、ラッコみたいに胸の上に僕を抱っこして落ち着いたみたい。
百目鬼「悪い…」
相当眠いのか額を押さえて片目を開けたけど、しぱしぱしてて部屋の電気が眩しそう。
相当疲れてるみたい…
マキ「神さん可愛い♪、チューしちゃうぞ」
可愛い神さんに堪らず、襲って唇を奪ったら、数秒して神さんは今どこにいるのか思い出したみたいに慌てた。
百目鬼「バッ!…ココむつの…ッ!」
僕に覆い被さられ、視界の狭い神さんには、むつがどこにいるのか見えてない。
マキ「シー。むつに見つかるよ」
百目鬼「ん…ンンッん!?バッ…」
マキ「馬鹿なのはどっち?むつと僕の仲を疑うなんて」
百目鬼「ッ…疑ったわけじゃ…」
マキ「ブブー。嫉妬は可愛いけど浮気を疑うのは心外です。許して欲しかったら今すぐキスして」
百目鬼「ハ?。むつがいるだろ」
マキ「むつに見つかって何か不都合があるの?僕には無いよ。それに今は居ない」
百目鬼「降りろ、仕事に戻る」
マキ「……」
百目鬼「…分かった」
むくれた僕に、仕方ないなぁて神さんが唇を重ねてくれたけど、それは一瞬。
百目鬼「もういいだろ、悪かったよ」
マキ「ムゥ。そんなお子様なキスで許されると思う?…じゃあいいよ、神さんは仕事戻って、僕はむつにもう一回マッサージしてもら…」
百目鬼「許さない」
怒りを含んだ声とともに猛獣の片鱗を見せた神さんが噛み付いてきた。
マキ「ンッ…んぅ…ぁ…神さぁん」
百目鬼「強請っといて逃げんなよ」
怒気を含んだ声色と違い、唇は優しく僕をはんで舌は甘く絡んで息すら独り占めするように僕を吸い上げる。
キスだけで終わりだなんて到底思えない情熱的なキスに、からかった僕も悪いけど、淫乱な僕の体は簡単に火がついて困る。
マキ「ンンッ…神さぁん…あんっ…」
百目鬼「俺が欲しいか?欲しいなら俺と一緒に帰るんだ。そしたら夜に可愛がってやる」
マキ「そんなぁ、待てないよぉ…」
百目鬼「アホ、仕事抜けてる。休憩はお終いだ」
マキ「やだぁ」
百目鬼「なら今すぐ咥えてヌいてやろうか?」
マキ「神さんの意地悪」
百目鬼「可愛い顔するな、余計したくなる。俺が悪かったから、悪戯はその辺にしろ。止まらなくなったら困る」
困り眉の神さんはどこか楽しそうにしながら、僕の唇に優しいキスをする。
そんな可愛い顔してこんなキスされたら、益々欲しくなっちゃうのに…。
むつ「キモっ」
カーテンの陰から、むつの声が聞こえて神さんが飛び起きた。
むつ「なんだよ、百目鬼ってツンデレ?その図体でヤクザ顔なのにキモイくらいデレデレ…」
マキ「もぉ、むつ君ってばぁ。百目鬼さんの優しくて可愛いとこ見て分かったでしょう?」
むつ「嫌、やっぱキモイだけだし、俺にはそいつの良さなんか分からねぇな」
マキ「もぉ。百目鬼さんこんなに可愛いのに」
僕がワザとむつに見せたんだって気づいた神さんは、しばらく金魚みたいに口をパクパクして羞恥に震えてた。怒られるなぁって思ってたら、むつがもっと凄い事を神さんが言いだした。
むつ「ってかさ、そんなゴツい凶器でマキのこと泣かしてんの?エゲツな…」
むつが呆れたようなしかめっ面して見つめたのは、百目鬼さんのスエットの前のもっこりしたお山。
百目鬼「ッ!?」
百目鬼さんが慌てて隠そうとしたけど、僕が抱きついたままだったから、隠しきれずに逃げられもしなかった。
やだぁ♪恥ずかしがってるの?可愛い♪♪
マキ「いいでしょぉ♪おっきくて太いんだよ♪」
百目鬼「マキ!」
マキ「恥ずかしがることないじゃん、大きいのは男の自慢でしょ♪。それに大きいと痛いだけなんて思ってるお子様には教えてあげないと、長くて太いと、前立腺と奥と両方届いて最高に気持ちいいんだって♪♪」
百目鬼「バッ…!!アホ!」
ベチッて音がして神さんに頭を叩かれた。
神さんには睨まれたけど、それまで神さんを睨んでたむつが、今度はキラキラした目で僕を見てる。
むつ「マジ?デカイといたいんじゃねぇーの?」
マキ「ちゃんとならせば癖になるんだよ。むつだってわかるでしょ?浅いところの良さも奥の良さも、それが両方いっぺんだったら最高じゃない?♪」
むつ「おかしくなるくらい気持ちよくさせられる?」
マキ「おかしくなるくらいメロメロだよ♪」
エッチに興味津々のむつ君は、キラキラした瞳で熱心に聞きたがった。けど、神さんがそれを許すわけもない。
百目鬼「お前らふざけんのもいい加減にしろ、なんつー下世話な話してんだ!」
むつ「ア?なんだよデカイからって威張んなよ!馬鹿にしてんのか!?」
百目鬼「は?そんなこと言ってねぇだろ!てめーらはいつもこんな下ネタ話してんのか!」
むつ「普通だよ!別に如何わしい話なんかしてねぇよ!テメェーみてーに四六時中如何わしい疑いかけてるやつに言われたかねぇよ!」
百目鬼「なんだと!エロガキが!」
むつ「ハァア?エロガキじゃねぇーよ!俺はいつでも真剣なだけだ、あんたと違ってなぁ!」
百目鬼「真剣だと?その話のどこが真剣なんだ!」
むつ「あんたには分かんねぇだろーよ!自分の欲望ぶつけるだけぶつけて好き放題で!しかもそんなご立派なもんで苦労もなきゃな!!」
百目鬼「!?」
むつ「俺は言いたかないけど小せーし、テクもねぇんだよ。男の体の喜ばし方なんて知らなかったし、今も完璧じゃねぇ。だから、上手くて詳しいやつに色々教えてもらってるだけだ。友達のマキにこういう話をして何が悪い!男友達でこんな話普通だよ。あんたが我儘に束縛しすぎなんだよ」
百目鬼「…」
マキ「むつ君、最後のは言い過ぎ。僕は我儘だなんて思ってないよ」
神さんが気にしてる事をズケズケ言ってくれちゃってもぉー。
後で神さん拗ねちゃうじゃんか。
むつ「…ッ…、悪りぃ…。…そいつのそんななのにマキが気持ちいいとか言うからつい…。俺のそんなデカくないのに毎回華南の奴痛がるから…俺ってそんなテクなしなのかと思って…」
百目鬼「ッ!?」
あちゃー…。むつ君ってば…。
神さんが驚きすぎて目を白黒させてるよ…
むつ「なぁ、マキ、マジ痛くねぇの?そんな馬並みのデカブツ入れられて」
マキ「痛くないよ。百目鬼さん優しいし、僕がいくら挿れて欲しいって泣いて懇願しても1時間以上ほぐして挿れてくれないんだもん」
むつ「は?マジ?お前に泣いてすがられて挿れないとか嘘だろ?お前の誘惑に勝てるやつじゃないだろ、こいつ」
マキ「こいつじゃないでしょ。百目鬼さん。百目鬼さんは僕の誘惑に乗ってこないよ。だから好きになってもらうのも大変だったんだから」
むつ「嘘だぁ、好きな奴に挿れて欲しいって強請られて1時間も我慢できる男なんかいねぇよ」
むつの回答が気に障ったのか、神さんが少し苛立った声をだした。
百目鬼「お前、十分準備しないで男の体に突っ込んでるのか?そんなんだから痛がられるんだよ。男はな、受け入れるように元々出来てねぇーんだ。挿れるだけでも大変なんだから、そこで気持ちよくなろうとしたら色々準備が必要なんだよ。それを怠れば、相手に怪我させる」
むつ「お前がそれを言うのかよ」
百目鬼「………」
マズイ。
むつを止め…
百目鬼「俺は、最初のセックスで失敗した。初めて自分を隠さなくていいって思ったのも重なって興奮が抑えられなくて、相手のことなんか見てなかった。気がついたら、シーツは血の海だった」
むつ「まさか!!」
百目鬼「いや、修二じゃない。もっと昔の話だ。」
むつ「…」
百目鬼「好きな相手に誘惑されて興奮するのは仕方ないが、それで興奮して我を忘れれば相手に怪我をさせるし、自分だけが気持ちいいだけだ。それならオナニーと変わらない」
不思議な光景だった。
むつの悩みに、百目鬼さんが答えてるなんて。
そしてその話を、むつがちゃんと聞いてるなんて。
むつ「……あんたの言ってることはもっともだけど、あんたこそ暴走するんじゃなかった?」
百目鬼「暴走はする。だが、いきなり突っ込んだりはしない、そのことは、俺の体が覚えてるし、俺は取り繕ったりする余裕のない顔を見るのが好きだからな、気持ちよくするだけして泣いて欲しがるのが見たい」
むつ「うぇっ、やっぱすけべオヤジじゃん。そんなんでこのエロエロマキを良く出来てんのかよ。マキはすぐ嘘つくし相手に合わせるし、いっぱいテク持ってるし詳しいし上手いじゃん。デカくて乱暴なあんたのために合わせてるんじゃなねぇの?」
あれ?なんで僕の話になってるの?
百目鬼「…。マキは確かに嘘つきだが、そんな余裕与えない。マキがどんなに魔性でも、俺の腕の中では生娘みたいに恥ずかしがってヨガって…」
マキ「ストップッ!!一体なんの話してんの!!」
止めたのに、目の前の暴走機関車は至極真面目な顔で返してきた。
むつ「は?マキがこの凶器みたいなデカブツでガンガン乱暴にされて本当に満足してるのか聞いてんの」
そして
何故かちょっと僕に対して怒り気味の猛獣さん。
百目鬼「エロエロで色々知ってるテク持ちのマキは、俺で満足してるのか聞かれてる」
あ…ヤバイ…
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