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愛の証②
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コウタが選んだものは、ここにある中で、コウタの体に、恐らく最も強烈な痛みを与えるものであり、また、最も綺麗な赤い線を描き出してくれるものでもあった。
コウタは、ハルが座るベッド脇に戻り、さっきと同じようにハルの前に跪くと、ケインを両手で掲げるように持ち上げた。
ハルは、iPadを枕元に置いてコウタが選んだ道具を確認すると、満足したような笑みを浮かべた。
「最近は、いっつもこれだな。大丈夫なのか?」
当然だ。これがいいんだ。
「あぁ。頼むよ。」
「ふぅん… まぁ、いいけど…。」
コウタが捧げ持つケインを、ハルが受け取ると、コウタはすぐに、再びクローゼットの前へ移動した。
そして、扉に両手をつき、背面をハルに晒した。
「で、どうすればいいんだ?」
ハルが、ゆっくりと立ち上がりながら、コウタに聞いた。
「全身をくまなく打って欲しい。手加減はいらない。」
コウタのこの説明で、ハルは、自分がするべきことを、正確に理解した。
「了解。」
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