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犬のしつけ方⑧
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湊さん… もっと欲しい。
欲しいよ。
まだ、足りない。
全然、足りない…。
「もう、いいよ。お前も綺麗にしておいで。」
湊は、ねぎらうようにコウタの頭を撫でた。
湊に、もういいと言われても、コウタはまだ諦められなかったが、前に同じように、いつまでも湊の股間をまさぐっていた時は、最後には湊を激怒させ、立ち上がることが出来なくなるほどの懲罰を受けた上に、さらに、3週間抱いてもらえなかったことを思い出し、渋々身体を起こした。
顔を上げたコウタの頰は、さっき、湊にひどく打たれたせいで、赤く腫れ上がっていた。
いい顔だ。
湊は、薄く笑って、コウタの頰にそっと触れた。
そして、コウタの口元を汚している、白いものを人差し指で掠め取ると、湊が許しを与える前に、コウタはその指を口に含んだ。
「はぁぁん… 湊さん… 」
コウタが、逃すまいと強く吸い付いているその指を、湊は笑いながら取り上げた。
まったく… 待て が 全然できないな。
その罰として、湊はコウタの頰を平手で強く張った。
「あぅっっ 」
コウタの頰は、すでに真っ赤に腫れあがっていたから、もう、それ以上は色が変わることはなかったが、口の端にうっすらと血が滲んだ。
「ごめんなさい…。」
怯えるように湊をうかがう目は、揺れている。
「シャワー浴びて来い。」
囁やくような湊の声は、いつものようにコウタの脳の奥に響き、コウタは、催眠にでもかかったかのように、ふらふらと立ち上がると、浴室に向かった。
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