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ご褒美③★
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湊さんが、もう一度抱いてくれる。
今度は、正面から、抱きしめながら、抱いてくれる。
そう思うと、コウタは目頭が熱くなった。
湊の動きをひとつも逃すまいと、注意深く湊を見つめていたが、あふれる涙で視界が揺れ、湊の姿がぼんやりと滲んだ。
嫌だ… 湊さん…。
湊さんの身体… ちゃんと見たい。見ていたい。
コウタは、涙を飛ばそうと、数回ぎゅっとまばたきを繰り返したが、あふれる涙はどうしようもない。
その時、湊の指が、蕾に触れた。
「ローション、使うか?」
ご褒美だからな。
今日くらいは優しくしてやってもいい。
そう思って、気まぐれに湊が聞いた。
しかし、コウタは、とんでもない と言うように、ぶんぶんと首を横に振った。
「ん? いいのか? 使ったほうが楽だろ?」
「…そのまま… が…いい… 」
「きつくていいのか?」
「い…い。 くるし…の が…い 。」
湊をはっきりと感じたい。
湊から与えられるものなら、痛みだって苦しみだって何だって、全てそのまま受け取りたい。
コウタの返答に満足した湊は、中指をグッと蕾に突き立てた。
「はぁっっ… くぅっっっ 」
潤滑剤が何も無いまま、こじ開けるようにして押し入る湊の指を、コウタはほんの少し苦しそうに顔を歪ませはしたが、大きく息を吐きながら飲み込んだ。
湊は、その指を何度か抜き差しした後、一度抜くと、人差し指を添えて、もう一度蕾の奥に差し込んた。
ふっくらと膨らんだ蕾は、ほんのりピンクに色づいて、ピクピクとヒクつきながら、湊の指を迎え入れている。
湊さん… 欲しいよ。
早く… 早く欲しい。
湊の指が、中からコリコリとコウタを刺激する。
「ハァっっ あぁん… 」
首をのけぞらせたコウタの喉仏が プルプルとふるえ、その下にある首輪のような赤い印も、かすかに揺れた。
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