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ゲスト④
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「俺は、お前が他のヤツに鞭で打たれるところが見たいんだ。分かるか?」
湊はコウタの頭を撫でながら、子どもに言い聞かせるように言った。
「…はい。」
「いい子だな。」
湊は笑って、今度はコウタの額に、チュッとキスをした。
「彼らは、お前に鞭を与えてくれる。そのお礼に、お前は彼らを満足させるんだ。彼らを愉しませろ。ハルにいつもしていることだよ。できるよな?」
「…はい。」
「でも、今日ここに来る人たちの中には、口じゃなく、コウタにちゃんと挿れたいと思う人もいるだろう。お前の中に…な。分かるな?」
湊の質問に、肯定以外の返事はしてはいけない。
分かっている。
しかし声を出そうとしても、口が虚しく動くだけで、たったの1音さえ絞り出すことができない。
コウタは、一度口を閉じて、ゴクリと唾を飲んで、今にも泣きそうな顔で、湊に言葉にならない訴えをした。
鞭で打たれるのは構わない。
湊がそう望むのならば、湊を愉ばせるためならば、コウタはいくらでも耐えられる。
誰からの鞭だろうと、喜んで受ける。
他の男の欲求を口で満たすのも、死ぬほど嫌だが、湊の命令ならば、従う。
しかし、他の男に身体をすべて明け渡すのは… 例え湊の命令であっても、コウタはやはりためらわずにはいられなかった。
湊は、自分の足元をじっと見て、身体を硬直させているコウタの頭を撫でながら優しい声で言った。
「それとも、やめておくか?お前が嫌なら、もちろん無理にとは言わない。このまま帰ってもいいんだぞ?」
湊の声は優しい。
でも、もしコウタが帰りたいと言えば、そうしたら、間違いなくコウタは湊に捨てられるだろう。
湊がはっきりとそう言わなくても、コウタにはそのことは良くわかっていた。
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