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開始
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湊が、夏樹に言われて、コウタを抱きしめていた腕をほどくと、夏樹は、泣きそうな顔をしているコウタの頭を、優しく撫でた。
「さて。じゃあ、始めるか。コウタくん、今日はしばらくこのままで頑張ってもらうけど、もし、腕や手がしびれたり、痛かったりしたら、すぐ教えてくれ。」
「 …はい。」
湊は夏樹と目配せすると、コウタから離れて部屋の奥に進み、亨たちが座っているソファの隣のソファに座った。
湊さん…
ほんの数メートルの距離が、コウタには、異次元にいるくらいの果てしない距離に感じられ、急に怖くなった。
湊さん… 愛してる。
コウタは、湊と離れ離れになり、また、泣きそうなくらいの不安に襲われながら、さっきの湊の「 愛してる」の言葉を何度も何度も思い出していた。
湊さんが愛してくれるなら、俺は何だってする。
だって、愛してるんだ。
こんなに、湊さんを愛してる。
俺は、湊さんを愛してる。
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