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調教⑩
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お前の湊さんは、お前を傷つけたいんだよ。
お前が傷つくほど、湊はお前を愛してくれる。
「君が頑張れば、湊はきっとすごく喜ぶよ。そのために、ここに来たんだろう?痛いのを我慢できれば、その後は優しくしてあげる。そうすれば、俺も君も気持ちいいし、湊も喜ぶ。」
コウタは、夏樹を見上げたまま、夏樹を拒否するようにぎゅっと目を閉じた。
「湊のためだよ…。」
夏樹はそう言って、閉じたままのコウタのまぶたに、キスを落とした。
「でも、君がどうしても嫌なら、俺はもう何もしない。もう、やめよう。湊はがっかりするだろうけどな…。」
この子自身に選ばせないと、無理にやったら、この子は壊れる。
「どうする?」
夏樹は、コウタをぎゅっと抱きしめながら、聞いた。
夏樹の胸にグッタリと身体を預けて、何度も深く深呼吸を繰り返しているコウタの背中を、夏樹はゆっくりさすり続けた。
大丈夫だ。
この子は、間違いなく、続けることを選ぶ。
湊が、そのくらいのしつけは、して来ているはずだ。
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