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転‐15
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「悪い……ついウトウトしちまってた。よし、ヤるか」
岩泉が目を擦りながら言う。
「ヤる、て……」
赤葦が問い返す。
「セックスに決まってんだろ」
「……ホントにヤる気あるんですか?」
赤葦が詰るように言う間も、岩泉の手は赤葦の尻を撫で続けている。手の平の熱が、バスローブを通じてじんわりと伝わるようで、赤葦は次第に落ち着かない気持ちになる。
そんな赤葦に構うことなく、岩泉は、尻の形を確かめるようにゆっくりと手を動かす。
「岩泉さん……」
赤葦が潤んだ眼で岩泉を見る。
「それ、……イヤです。……焦れったい……」
抗議するつもりで言った赤葦は、自分の声が甘えるように響くのに気づき、慌てて言葉を呑み込む。
岩泉は、その声に反応したようにガバッと体を起こして、赤葦を組伏す。
「赤葦くんは激しいのがお好き、か」
覆い被さった岩泉が、ニヤリと笑って赤葦を見下ろす。
欲望を隠さないその瞳に射られたように、赤葦はゾクリと体を震わせる。
「お望み通りに」
と言って、岩泉は赤葦のバスローブを胸元から大きく割る。
「あっ」
赤葦が声を漏らすのを意にも介さず、乳首を目がけて乱暴に噛みつく。
「痛い!」
赤葦が身を捩るが、それに構わず岩泉は強弱をつけて噛み続ける。そして、赤く勃ってきたところを、今度は舌先でねっとりと絡めとるように舐める。
「いたっ……あ、……ああっ……」
始めは痛がっていた赤葦だが、次第に胸を突き出して岩泉の舌を求める。
「あ。あ……ああ、ん…………い、い……」
赤葦は岩泉の頭を、うっとりと腕に抱え込む。
自分に快感を与えてくれる、この存在……その唇、舌先、歯でさえも全て愛おしい。
「ああ、ん……」
鼻に掛かる甘い声が自分のモノと知って、赤葦は顔を赤らめるが、羞恥よりも更なる快感を求める。
「こっちも弄ってやらなきゃな」
岩泉が、もう片方の乳首に移って歯を立てる。
「、あの、オレ、そっちはあんまり感じなくて……」
快感が途絶えるのを嫌って、赤葦が声を出す。
「そうか?」
気にも留めずに岩泉は甘噛みを続ける。
焦れったくなる程、歯で引っ掛かれ、舌先でじっくりと弄られる。
だから、そっちは……
と、もどかしく思う赤葦に、今までとは違う感覚が訪れる。……焦れったくて叫びたくなるような……なのに、腰が揺れてしまうのは……
何だ、コレ?
「あっ、……やだ……っ」
赤葦が泣きそうな声を漏らす。下半身は何もされていないのに、落ち着かなくて思わず足を閉じる。が、岩泉がそれを許さず、ぎゅ、と赤葦の前を握る。
「や、……!」
岩泉がひときわ強く赤葦の乳首を吸い上げる。
「ああっ!」
今まで知らなかった『そこ』への刺激に、堪らず赤葦は叫ぶ。
岩泉は、空いている手で、赤葦のもう片方の乳首も弄り出す。
「あ、んっ、ダメです……!そっちは感じちゃう……うっ、あ、あっ、ああ……っ!」
両方の乳首と、赤葦自身への刺激が赤葦を襲う。
やだ、やだ、そんな……っ!このまま、イってしまうなんて……!!
赤葦は頭を振って快感に抗おうとするが、腰は岩泉の手の動きに合わせて揺れ、胸を突き出し岩泉の愛撫を求める。
「ああっ!……ああ……………」
赤葦は、岩泉の髪の毛を狂おしげに掻きむしり、切なげな声を上げ続ける。
そして遂には、攻められ続けていた箇所が一斉に限界を迎え………
赤葦は、岩泉の手に精を放った。
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