ある理由で家を追い出された少年。電車に乗り自分の持ち金全てでたどり着いた場所で、最期を迎えようと決意する。

到着したのは雪のひどい山岳地帯。『これより先は、帰りの便の運行もいたしません』アナウンスがホームに響く。
ちょうどいいと少年は思い、改札を出た。

雪の中をいくら進んでも、全く進んでいる気はしなかった。しばらく歩いたところで、歩く理由を見失った少年は、力尽きてしまう。

死ぬことができたと思っていたのに、柔らかな暖かさで目が覚めた。
横にいたのはひょろ長いおとこのひとだった。



親を失い捨てられた少年-ヤンと、魔女に呪われた魔法使い-フィオ、フィオと共に暮らす猫-ティリーの数年間と"魔女のナイフ"の呪いの話。


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ファンタジー風味の話です。全年齢の予定。
誤字脱字あるかもしれません。
相変わらずのんびり更新ですが、よろしくお願いします。


＊感謝＊
表紙はオズさん(Twitter:@_naznzan_)に描いていただきました！ありがとうございます！