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俺だけの、※R18
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「たいし、さん・・・あの・・・」
「悪い。もう待ってやれねえからな」
心臓の音が、間近で聞こえた。
目の前で頰を染める自身の妻を、今すぐにでも・・・
犯したい、と思ってしまう。
「たい、しさ・・・ぁ、んっ」
城島は、かずまの熱い吐息すら巻き込んで唇を塞いだ。漏れる声も、震える腰も、握る手も、何もかもが愛おしくてたまらない。
キスをして、
身体を触って、
それから。それから・・・
「っは・・・たいしさん、少し、待って」
(・・・やばいな。これ・・・)
考える余裕なんてなかった。城島の目は完全にその色を変えている。かずまを“孕ませる”事だけを考えて、ひとつひとつ行為に及んだ。
これがアルファ性の「ヒート」だと、自覚してしまえば分かる症状の重さ。
ただ単に周期的に来るものではなく、突発的にやってきては他の性を惹きつけ、そして、オメガに発情を促す。
吐き出される精はとても濃く、それはオメガにとって、避妊なしでは妊娠は確実だと言われていた。
全ては、その相手を完全に自身のものにするためである。
「細いな・・・折れちまいそう」
触れる度震える身体。赤く染まる頬。
愛しくてたまらない、そんなふうに、城島は声をかける。
「・・・なぁ、“ノア”」
「っ! あっ・・・!」
びくんっ、と大きく身体が跳ねた。
「・・・どうした?」
「やっ、やだッ・・・み、みっ・・・」
耳元で声を発する度に、ノアはビクビクと身体を跳ねさせ、声を漏らす。
(かわいい・・・)
「なんだよ・・・? 言ってみ」
「や、やッ・・・たいし、さ・・・待っ、ひぁぅッ・・・!」
ジュルッと音を立てて、ノアの耳を舐め上げると、大きく身体を震わせた。それと同時に、シーツは白濁で汚れてしまう。肩で息をするノアを見下ろす城島は、もう冷静ではいられない。
耳元で甘く囁けば、ノアは思い出したように身体をひくつかせた。
「耳、弱えんだ。可愛い」
「・・・はっ、ぁ。はあっ、なん、でッ・・・名前、知っ・・・て・・・ぁッ」
「・・・ひみつ。」
城島は仰向けに横たわるノアにキスを落とす。「こういうのどう」なんて意地悪に問えば、顔を真っ赤に染めたノアは上目遣いでそれに応える。両手を頭の上で押さえつけ、口内をだんだん侵食してゆくような、濃厚なキスを繰り返した。お互いの吐息が、唾液が混ざり合って、甘く溶ける。
「た、いしさ・・・っ、だめです、ぼく・・・なんか、へんッ・・・」
向けられた色を帯びた視線に、城島はぎくりとした。
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