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悪夢の話の開幕
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どこだか分からない部屋に鳴り響く水音
知らない奴の吐息音
俺の、喘ぎ声
何回やったのかも、わからないくらいやった髭面の知らないおっさんは俺の中から硬さを無くしたモノを出しながら
「ハッ...何やっても綺麗な顔しやがって」
と、俺に向かって唾を吐きながら言った
さっきまで犯してたやつに唾を吐くあたり
こいつは相当俺の事が嫌いらしい
俺にとってはそんなこと、どうでもいいけど
「じゃあどんな顔すりゃいいわけ?おっさん」
挑発するように笑いながら言ってやると
「なあ、何やったらお前の泣き顔が拝めるわけ?」
髭面の知らないおっさんが上の服を着ながら心底憎そうに言う
なんて愚問をするんだろう
そして、なんでここまで恨まれんだろう
「両親は俺が7歳の時に離婚、
離婚するまでDVを散々受けていた母は、
俺を引き取ったあとに育児のストレスからかODをして自殺。
引き取り人になった父は、母の自殺の原因が俺だと言って、
俺を人殺しと責めながら暴力を毎日ふるったんだ。
ある時思いついたように俺をウリに出して、
俺がやられた金でギャンブルをして、俺の初めては9歳。
耐え切れなくなって父を殺したのは俺が11歳の時。
12歳で金持ちの変態ジジイに買われて、
その金持ちが破産する14歳まで毎日ヤって、
15歳で雑誌に、動画に載せられて
今17歳で、俺は現在進行形で知らないおっさんにやられてる。
さて、質問です。俺は今、泣きますか?」
鼻で笑って言ってやる
スカトロでもなんでも泣かない
俺は絶対に泣かない
こいつらなんかに泣かされない
知らないおっさんは舌打ちと共に消えていった
これは、俺が生きた17年間の悪夢の話と
俺の17年間の恨みと復習の話だ
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