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やきもちやきのリョーマちゃん
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俺は元プロテニスプレイヤー。
だから、男っぽいとか良く言われる。
唯一の女の子っぽいところが胸と髪だ。
今は子供がたくさんいるからどこから見ても女性らしい。
さあ、今日はバレンタイン。
お義母さんたちにこどもたちを預けて俺はスカートとかきてブン太のお店に迎えに来た。
ブン太には劣るけど、頑張って作ったんだ。
バレンタインチョコ!
生チョコを作った。
子供たちにはブラウニーをつくってあげてある。
お義母さんたちにもブラウニーを渡した。
喜んでたなぁ。
お店でまっていると、ブン太が接客しているのが見えた。
ブン太には声を掛けないでいる。
理由は邪魔しなくないからだ。
リ「がんばってるなぁ…!!」
お客さんがブン太に言い寄っていた。
客「あら?いい男ね、お姉さんと付き合わない?」
ブ「…俺、愛する奥さん居ますし愛する子供たちもいますのですみませんがお断りします」
客「あらーそうなの?なら不倫でもいいわよ?」
女性客はキレイで胸も大きい、それになにかを渡した。
多分、バレンタインチョコだ。
ブン太はバレンタインチョコをあげる人がタイプらしい。
中学の頃から言っていた。
今でもきっとそうなのだろう。
リ「…」
客「ワンナイトでもいいのよ?」
ブ「ですから、俺には奥さんが居ると言っていますよ?それにワンナイトとか不倫とかするわけないですよ」
ブン太…。
客「子供もいるんでしょ?それなりに溜まってるんじゃない?」
ブ「ですから「いいじゃない!」はぁ…」
あーもうイライラするなぁ。
ブン太もお客さんだからはっきり言えないんだよね
俺はこのあとブチギレた。
客「噂で聞くと奥さん女性らしくないのでしょう?私の方があなたにふさわしいと思うわよ?」
ブ「確かにそうかもしれないですね」
はぁ?ブン太…何て言った?
ブ「あなたの方がキレイですしスタイルもいい」
リ「なら、その人と付き合えばいいじゃん!」
ブ「!?…リョーマ!?」
リ「そうだよね!この人の方がキレイだしスタイルいいし!…俺なんか男っぽいよね!」
俺はキレイ、スタイルがいいに反応した。
確かにこの人のほうが美人だ。
でも、俺のこと好きならそんなこと言って欲しくなかった。
リ「この人と付き合えば?…じゃあね」
あぁ、自分でいってて泣きそうになってる。
俺は無我夢中で走っていた。
ブン太は追ってこなかった。
そのころブン太のお店では…。
客「あ、奥さんかしら?良かったわね!これで私と付き合える!」
ブ「チッ…離れろよ、化粧濃くて香水つけて気持ちわりぃ。もうここに来なくていいんで帰ってくれるか?」
ブン太が客にブチギレていた。
ほかのスタッフ達が止めたがお客さんは何も言わずにお金だけ置いて帰ったみたいだ。
ブ「…ふぅ」
やっと落ち着いたブン太。
ブン太は仕事が終わり、帰ろうとしたとき思い出した。
リョーマは今どこにいるのか…。
あれからリョーマからの連絡がない。
この辺りは知り合いのマンションもない。
一気に心配になったブン太はリョーマに電話した。
ブ「早くでろぃ!…」
リ《…なに》
何コールかしたあとやっとでた。
愛しの妻リョーマの声だ。
しかし、その声は震えている。
怒っているのだろうか。
ブ「今どこにいるんだ?」
リ《…ブン太には関係ない》
ブチッ。
ツーツー。
切れた。
何度もかけ直したが繋がらない。
一応、実家にも連絡したが帰ってきてないらしい。
母さんにまたやったのかって怒られた( ;´・ω・`)
ブ「さっき、電話の向こうから信号のおとが…あの音は…彼処しか鳴ってないはず」
さっきの電話で青信号が赤信号に変わるときに流れる音楽がした。
ブン太の店の回りにそのおとがする場所はひとつだけしかない。
ブ「緑公園!」
リ「寒っ…」
あのあと、緑公園にきた。
慣れない靴を履いて走ったから靴擦れになっていた
ブン太から電話があった。
けっこう時間が経っていたからあの人としていたんだろうと思っている。
リ「バカ「誰がバカだって?」はぁ?」
後ろを振り向くとブン太がいた。
息を切らしている。
走ってきたのだろう。
なんで?
リ「なんでいるの?あの女の人は?」
ブ「バカ!お前…こんなに冷えて…話はあとだ!早く帰るぞ!!」
怒られた。
なんで怒られるんだ?俺は悪くないのに。
歩こうとすると、靴擦れのところが痛んだ。
リ「いたっ!」
ブ「どうした?…足見せて……靴擦れ」
リ「…」
ブ「おんぶするから早くこい」
リ「……ここでいいから話して」
ブ「リョーマ、俺はなあんなケバいやつ好きじゃねぇし、香水の匂いキツイやつも好きじゃない」
ブン太はあきらめたように話始めた。
リョーマを姫様抱っこしてベンチに座らせた。
ブ「あのあと俺な暴れちゃって…リョーマを追えなかったんだ」
リ「俺はキレイじゃないし女の子っぽくない」
ブ「あのあと、そんなところが好きなんだって言おうとしたんだ…」
リ「ごめん…ブン太…あ、これ」
ブ「ん?あ…これ…いいのかリョーマ」
リ「うん!愛しい夫にあげないとやきもち妬いちゃうでしょ?」
ブ「あははっ!そうだなw」
ブン太とおれはいつも喧嘩する。
でも、そんなところも仲が良いからだといわれる。
来年も再来年もチョコあげるからねブン太♪
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