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ひねくれ者の、※
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唇が触れた時、痺れるような甘さを感じた。
どちらのものかわからない雫は混ざり合い喉の奥へと消える
気持ちいい、やめないで、もっと、
上手く回らない頭ではそれしか考えられることはできない
、
「ん、ん、んっ…」
「っ、そんな、声我慢ないでよ」
必死になって抑えようと目も口も閉じても鼻から抜けるような音は止められず勝手に漏れる
頭を下げ、向き合って座ったままの体制でいやいやと金井の胸に頭をこすりつける
「俺、伊澄さんの顔、見たいのに」
「、っふ、ん…」
ぐりっと先っぽの方を指でえぐられるみたいな刺激に固く結んだ唇が解けて声が漏れそうで唇に歯をたてた
奥歯に力を入れて耐えれば口内に苦い鉄の味が広がる
「あ、伊澄さん、噛んじゃだめ」
「っ!」
優しく子供に叱る様な声色に肩が跳ねる
でも、だって、やだ、だめ
俺は言葉の代わりにゆっくりと顔を上げ縋るように金井を見つめふるふると首を振った
「んー、でも血出てるしなあ…」
なんて悩んでる素振りを見せるが俺のと金井のを一緒に擦るのをやめる気配はない
ゴリゴリと裏筋が擦れる感覚に腰が震える
、
ほんの数分前、いやもしかしたら数十分前かもしれない
金井に引っ張られて無理やり、その、金井のを触らされ…セクハラを受けたあとズボンの前を寛がせて言った
「はい、伊澄さんも出して」
「は?」
「ん?だってこのまんまじゃ寝れないし手っ取り早く二人で抜いちゃえばいいでしょ」
「なっ!?」
、
そんなこんなで流されまくっていまに至る。
俺、ほんとにこんなに流されやすくて大丈夫か?
なんて考えていたことも直ぐに快感に飲まれて溶けていく
「っ、はっ、ん、…、!…っぁ」
「そうだ!」
快感がより強い快感を拾い、伝染させ上がる息とチカチカと光る視界と共に達しそうになる。
しかし、ぱっと手が離される
寸止めを食らった気分で、というか、寸止めされた。
いま、イケそう、だったのに
持て余した快感は双眸に膜をはり視界を滲ませる
なんで、
そう考え始めたらポロポロと大きめの涙が零れ落ちた
「わ、伊澄さん泣かないで」
「な、だって、やだ、」
「何それ可愛い…じゃなくてだって伊澄さん唇噛むんだもん、血出てる。」
ツ、と唇をなぞられただけで気持ちよくて無意識に口を開く
でもこんなんじゃ全然足りない
ペロリと舐めれば金井の喉が上下するのが見えた
「ん、しょっぱ…」
「そりゃ、さっきまで擦ってたし、って、舐めちゃだめ!」
だめだめって、さっきからそればっかりだ
金井からやり始めたことなのになんで俺ばっか我慢しなきゃ駄目なんだよ
「うるさ、「あ、これでいいのか」…?」
うるさい、と言い終える前に遮られた。
またちょっとだけムッとなる
なんなんだよ…
「伊澄さん、手、ちょっと貸して」
「…?」
言われるがままに差し出せば口元のとは反対の手で俺と金井のソレを俺の両手ごと包み込む
「!?」
「うん、これなら噛むなら俺の指にすればいいし続きもできるし一石二鳥だよね!」
何言ってんだこいつ!?
掌にダイレクトで感じる自分のと金井の脈打った性器に手を離しそうになるがまた制される
だって、これ、だめだ
「んっ、ほら伊澄さんも手動かして」
「っぁ、やら、やらっ」
「はは、指入れてるから上手く喋れてないね」
声を抑えようにも金井の指に歯を立てることになってしまうから力を入れることが出来なくて、
それでも、寸止めを食らっていた俺のはすぐにでも快感を拾い始める
心ではやだやだと思っているのに体は素直で、快感を求めて金井の手と一緒に勝手に動く
どちらのものからか分からない透明な液体がグチュグチュと卑猥な音をたて、勝手に動く腰が心底嫌になる
「伊澄、さんっ、きもち?」
「あっあっ、っ!やら、かなっ、や、!」
そんな声で俺を呼ばないで、
「ん、気持ちいね?ね、いつも伊澄さんが、どうやって気持ちよくなってるか、俺に教えて?」
そんな目で俺を見ないで、
「やっ、っは、ぁぁ、ん、あ!ぃ、〜〜ッ!!」
「っ、!」
次第に早くなる律動に火傷する様な熱さが渦巻いて
ガリッという音と一緒に掌を白濁で汚した
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