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本音
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やっぱり、
僕の思い違いだった。
暁君の本心は…
「…あたり前だろ。てか、君には関係ないよね、」
関係ない。
そうだ。
その通り。
でも、ホントはウソかもしれない。
もう一度聞かないと…
「…ほんとに?」
けれど、
「…ああ」
答えは変わらなかった。
なら、もうこれまでだ。
やっぱり、
僕の思い違い、
春たちの話を聞いて
僕はもしかしたらって
思った。
けど、違う。
だから、僕は生徒会長との約束を
守らないと。
「…そう。わかった。じゃあ、バイバイ。」
もう、
関わらない。
「何言って…」
「?ああ、えとね、僕、もう暁君とは
一緒の部屋じゃないから。」
「は?なんで?」
「だって、僕、そーゆーの好きじゃないからさ、合わないよ。それに、暁君、僕のこと、嫌いだって言ってたから、よかったね。」
これでいい。
これでいいはずだった。
でも、聞こえてしまった。
暁君の微かな声を。
「やだ…」
「……」
「イヤに決まってるだろ!!石垣のばか!!」
バカって言われてしまった。さっき肯定したくせに…
振り返ると
それはもうポロポロ
さっきより涙を流しているわけで…
ホント。
素直じゃないヒトなんだなって思った。
「バカは君だよ。暁君」
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