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ほんとに地球上生命体?2
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まぁそんなことは置いといて。
信吉「さっさと帰るぞ」
幸村「そうだな…ここにいて何か変なことに巻き込まれるのはゴメンだ」
裏扉…つまり俺達の座っていた席のすぐそばの扉から外へと避難する。
そのときチラッと見たんだが自分で落とした物を店員が拾ってくれているのにも関わらず理不尽に店員にまで怒っていた。
ほんとに地球上生命体なのか?
«ブーブーッッ»
ポケットにある携帯が2回だけ震えた。
…この後は教室に帰ってのんびりしようとしていたのに。
信吉「悪い少し用事が出来た」
平太「用事?なになに?どんな?」
涼花「…それを聞くのはちょっとデリカシーにかけてるよ藤堂さん」
平太「え?…そっか分かった!!じゃあ先帰っとくわ」
幸村「次の授業もちゃんとでろよ」
……オカン。
いやいや,真田森。
お前ほんとに母性溢れてるな。
食堂は1階。
階段を上がりながらこれから向かう場所で待っているであろう人物のことを思い浮かべる。
不思議な魅力がある笑み。
何処か余裕そうで,それでいて暖かなひだまりのような雰囲気の人。
あの人が俺を呼び出す時コール音。
つまりバイブ音を2度鳴らすだけ。
それがあの人の呼び出し方。
屋上の扉の前。教師軍を抜けば俺しか鍵を持っていないため勿論開かない。
階段と扉とのほんの少しのスペース。
物置部屋の扉に背を預け腕と足を組んでたっている姿はどこぞのモデルのようだ。
「ごめんね,急に呼び出しちゃって」
俺の存在に気づきその酷く整った顔に笑みを浮かべる。出会った頃と変わらない笑みを…。
信吉「どうせそんなに悪いとは思ってないんでしょ。アンタはそういう人だ」
かつて俺の,信長の部下であった豊臣秀吉の小姓であった男。
石田三成。生花の名を石田宮三月 イシダミヤミツキ。
現在3年生で俺がこの学園に来てすぐに出会った生花での先輩だ。
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