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月会3
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鞄を机の上に置き席を立つ。
気が重い。
新郎「おーい織田川~,月会に持っていく資料があんだけどちょっくら手伝ってくんねぇか」
信吉「無理」
新郎「…拒否はや。まぁ拒否権はなんだがな~」
信吉「じゃあ最初から聞くなよ」
新郎「最初から強制するより自分の意思で快くおっけーして欲しかったんだよ」
面倒くさ…。
新選組にはめんどくさい奴しかいないのか。
信吉「どれ持っていきゃあいいんだよ」
新郎「ん~これよろしく」
渡されたのは会議で使うであろう資料のひとつ。
というかこの人だったら1人でも持って行けるんじゃねぇのか?
頭に浮かんだ疑問は面倒臭いので振り払った。
新郎「お前はつくづく可愛げが無いなぁ~」
信吉「そーゆーのをお望みでしたら大崎あたりを当たってください」
新郎「まぁあいつは確かに可愛げはあるがそこそこ生意気だぞ?」
信吉「…そーっすか」
廊下なうだ。
色々と話していると突然可愛げ無いと言われた。
傷ついてはいない。だいたい元は信長。
可愛げがあった方がダメだろ。
あぁでもたまーに側近に…
信吉「ッッわ」
新郎「っと!!」
……何もない所で躓いた。
そしてコケる前に永宮先生にキャッチされた。
そして流れる沈黙。
新郎「……ドジだったなそういえばお前は」
信吉「なんで知ってんです」
新郎「平助,いや平太が言ってた」
あの野郎…。
そう何故か前世から何もない所でよろけたり躓いたりする。
その度側近が馬鹿みたいに慌てて受け止めたりまたかという顔をされる。
生花でもそうだ昔っからドジというかなんというか。
新郎「あったな可愛いところ」
信吉「アンタの中ではドジは可愛いに入るのかよ」
新郎「可愛いだろ?だって何もない所で躓くって」
信吉「もういい分かった…」
分かったから人の恥を改めて言わないでくれ。
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