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始まった会議2
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「これより月一の報告会議を始める」
風紀委員が基本的に会議の進行をする。
風紀委員会は前世にまとまりがある。皆前世が新選組なのだ。
まぁ藤山は風紀じゃないがよく風紀室に遊びに行っている。
顧問は後ろにいる保険医と担任だ。
今日の会議の内容や進行の仕方をベラベラと話しているのは風紀委員会委員長。
かつて新選組の鬼の副長と呼ばれその強さは誰もが認めていた男。周りに厳しく自分にはもっと厳しく。
土方歳三。生花の名を土方歳無 ヒジカタトシナ。
前世で藤山…つまり藤堂平助を暗殺した人でもあるが生花では仲が良い。
副委員長は同じく新選組に所属藤堂平助同様に最年少でありながら3番隊隊長を務めた男。
斎藤一。生花の名を斎川一 サイカワハジメ。
歳無「では各部委員会から報告を始めろ」
土方さんは目上の人にはきっちりとした敬語を使うが後は子供だろうが命令口調だ。
会議に参加しているものは殆どが有名な前世を持つヤツら。中には俺と同じ時代を生きた奴らもいる。
そして"あの時""あの場所"にいた奴らも…。
皮肉なことに俺のが年下な上に皆結構いい体格をしている。恨めしい。
その中でも俺が1番警戒している人物。
俺の左隣の隣。
保健委員会委員長,顕道寺如葉 ケンドウジゴトハ。
如葉「保健委員会としては保健室でサボる生徒が2年を中心として多いこと,付き添いを口実に複数保健室に出入りすること。その2つをどうにかして欲しい」
昔俺が目的の為に簡単に言えば踏み台とした男。
坊主の癖に俺への復讐のためになんでもすると誓い…復讐鬼へと俺が変えてしまった。
復讐鬼になった癖に死んだ者の遺体を前に手を合わせたりと坊主のようなこともしていたな。
…当時俺は似非坊主と呼んでいたが。
前世での名を顕如。
織田信長を恨み憎み今も尚探している。
…俺が創ってしまった俺への復讐者。
本来今世での俺が償わなければならない男だ。
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