アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
終わった会議
-
歳無「これで会議を終わりにする。何か意見のあるやつは居ないか………居ないようだな…では解散!」
やっと終わった。さっさと向かわねぇと…。
席を立ち荷物を持ちさぁ行こう。
信吉「ぐえっ」
扉に手を伸ばした時後ろから襟を捕まれ引っ張られる。首,首閉まってる。
新郎「おぉ悪い」
信吉「悪ぃと思ってんならさっさと手を離して欲しいんすけど」
新郎「((ボソッ…お前あんまり土方をからかうなよ?あの人は昔っから小難しい人なんだよ」
人の耳元で話すな。
ゾクッとする。気持ちわりぃ。
信吉「からかった覚えはない…仕掛けてけるのはいつもあの人だ」
新郎「それでも土方のが年上だろ?まぁ大人気なくムキになってたがな…悪かったな止めちまって」
信吉「…別にいい」
今度こそ部屋を出て早歩きで図書室へと向かう。
目眩がする。
だから月会は嫌いなんだ。
年上しかいない空間に居なきゃならない。
それに今回はうちの担任までもいた…。あの人はことある事に生徒の頭を撫でる。
さっきもだ。
謝りながら俺の頭に手を乗せた。
きっと癖なんだろう。
無意識にやるそれは俺にとって酷く不愉快だ。
掻き乱されるな。
«ガラガラッ»
信吉「…」
誰もいないのか。
まぁ基本的図書室なんかにテスト期間以外は滅多に来ないが…。
アイツどこ行ったんだ?
裏か?
カウンターに入り奥の扉を開ける。
人の気配は感じるのに返事はない。
寝ているのだろうか。
信吉「おい橘?」
中へと足を踏み入れた時…
信吉「ッッ」
にゅっと伸びてきた手によってさらに奥へと引っ張られた。
しまったと思った時にはもう遅く俺の身体は後輩の腕の中に閉じ込められていた。
ソファに座っている後輩はその脚の間に向かい合わせにして俺に抱きついている。
信吉「おい…気持ち悪い…さっさと離せ…聞いてるのか」
「貴方の言葉を俺が聞き逃す訳がないでしょ?一語一句ちゃんと聞いてます」
……帰りたい。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
25 / 37