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初コンタクトは最悪2
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例の転校生の声。
そして他にも2人…恐らく食堂にいた転校生の取り巻きの2人だろう。
厄介だな。
この後輩から不機嫌オーラがビシバシと伝わってくる。その上腰に回った腕が離さないとばかりに巻きついて離れない。
信吉「おい…お前は絶対にここから出てくるなよ?」
相良「何故ですか?」
信吉「理由は後だ…もし出てきたら次の月会まで口を聞かない」
相良「待ってます」
即答かよ。
ここまで好かれることをした覚えはないんだがな。
まぁいい。
信吉「ここは図書室だ。騒がしくされては困る」
ギャーギャーと騒いでいる転校生。
カウンターへと出てきた俺はピシャリと言い放った。
「ッッお前誰だよ!!!!!!初対面でいきなり俺に指図するなよ!!!!!!!!」
…うるさ。
信吉「指図ではない注意だ。ここに入ってくる時見なかったのか?扉に貼っているルール表を…。
ちなみにここにも貼ってあるがな」
「そんなの知らねぇし!!!!!!!!」
信吉「じゃあ今知ることが出来た。知ったのならルールに従ってもらうからな転校生」
「俺の名前は転校生じゃないぞ!!!!!!!!」
いや誰もお前の名前が転校生だなんて思っちゃいねぇよ。
信吉「へー…でも俺はお前の名前を知らない」
「人に名前聞く時は自分から名乗るもんなんだぞ!!!!!!!!そんなことも知らないのか!!!!!!お前名前なんて言うんだよ!!!!!!」
信吉「別にお前の名前に興味などない。俺もお前に名前を教えるつもりもない。
それにルールを守れと言っているだろ。
ルール表に書いているようにここでは静かにすることが最低条件だ」
「なんでお前の言うこと聞かなきゃいけねぇーんだよ!!!!!!おかしいだろ!!!!!!」
……うん。
何故あの後輩が不機嫌だったのかわかった気がする。
アイツの嫌う人の話を聞かないやかましい人間だ。
嫌うほどこいつに興味がない俺はまぁめんどくさいやつだという感想しかないがな。
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