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「ただいまー」
「おかえりなさい。今朝お母さんが言った通り雨降ったでしょー?どうせ濡れたんだからお風呂先に入っちゃいなさい」
「へーい」
あれからバイトも終わり、無事帰宅。
母さんが貯めててくれた湯船に浸かりならが、今日の出来事を思い出す。
綺麗な人だったなぁ
なんで泣きながら歩いてたんだろ…
また会いたいなぁ
濡れた瞳で自分を見つめる顔を思い出すと、胸が騒ぎ出す。
(なんかめっちゃ胸ドキドキする。あれ、俺これ、恋なの…?)
対した恋愛はしてきてはいないが、これまで彼女という存在はいた。
その時はちゃんと胸もドキドキしたし、好きという感情もあった。
(ん…?あの人男の人だったよな…え、俺男の人好きになったの…!?)
いやいや、それはないだろう。
今まで女の人好きだったし、普通に女の人で興奮するし。
そう思っていても、もう一度会いたいと思う自分がいることも事実である。
(…会いたいなぁ…)
この気持ちの結論を出すのはまだ早い。
もう一度会って、話をして、その時に考えてもいいんじゃないか。
その結論に至って、ふと思い出す。
(俺、あの人の名前さえも知らんやん…!!!!!!)
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