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俺的衝撃の出会いから、早2週間。
名前も知らないあの人に会いたいって気持ちは強くなる一方だった。
「純平ー!今日の放課後一緒に遊ばないー?」
同じクラスで1番気が合う友人、及川 充が声を掛けてきた。
着崩した制服に染められた髪。
見た目はチャラ男そうだが、中身は明るく、友達想いの良い奴だ。
「悪いけど今日バイトだわー」
「まじかよー。久しぶりに純平とカラオケいこーと思ってたのにー!!」
「んー、また今度なー」
窓の外を見ながら答えたら、思ったより気のない声がでた。
「なにそれ、なんか適当じゃねー?
最近思ってたんだけど、純平元気なくない?なんかあったの?」
頭が弱そうな見た目だが、こういう時だけは嫌に鋭い。
この悶々とした気持ちを一人で持て余していた所だ。
相談してみるのも悪くないかもしれない。
この間の出来事を掻い摘んで伝える。
…相手が男というのは勿論伏せて。
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