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「あの、さっき一緒にいた人は…?」
失礼かと思ったが、これ以上あの人に繋がる可能性を潰したくはなかった。
「隆二?もう別れたけど。なんか用でもあったの?」
「えーっと…」
なんて言えばいいのか言葉に詰まる。
「…?なんなの、あんた達のその関係」
関係も何も、ただ道でぶつかっただけだ。
俺が一方的に想いを寄せているだけだ。
なんて説明をしたらいいのか分からず黙り込む。
訝しげに俺の顔を覗き込んできた。
思わずたじろぐが、
ここで、このチャンスを手放したら次はないと直感した。
「あの…!俺、実はさっきの人に一目惚れしちゃって…仲良くなりたいんです…!!!」
自覚したばかりの想いを吐き出した。
先程の女性が驚いたように目を丸くしている。
しかし、次の瞬間には笑いだした。
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