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「まじかよ!やったじゃん!」
自分の事のように喜んでくれる充。
やはりコイツはアホだけど良い奴だ。
「そうなんだよ!んで、今日の放課後その美香さんがその人と会わせてくれる予定になってんのー!」
俺が浮かれているのそれが原因だ。
今日の放課後、予定がなければりゅうじさんと一緒にお茶でもしないか、と連絡が来たのだ。
「よかったじゃん!いいなー、上手くいったら俺にも誰か紹介してくれよなー!!!」
そんな話をしていると、昼休終了のチャイムが鳴った。
バタバタと席に戻っていく充の後ろ姿を見つめた。
(俺の好きな人が男だって言ったら、アイツ引くかなぁ)
そんな事を思う。
考えても仕方ない、と5限目の準備を急いだ。
こんなにも授業を長く感じた事なんてないな、と落ち着かないまま早く時間が過ぎることをひたすら祈るのだった。
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