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店員さんがやってきて、既に注文をしている2人にならい、カフェオレを注文した。
まだまだお子様な俺にはコーヒーは飲めない。
注文したカフェオレが届き口をつける。
騒いでいた心臓が、少し落ち着いた気がした。
「さて、じゃあ始めよーかな!」
パン、と手を叩き美香さんが話し出す。
「はい、少年!改めて自己紹介!」
いきなり声をかけられて、思わず背筋が伸びた。
「は、はい!
俺、佐藤 純平って言います!
高校1年のA型で、好きな食べ物は肉です!!!」
「おー。いいねー肉」
「え、高校1年生なんだ。もっと年が近いと思ってた」
それぞれが思ったことを口にする。
美香さんに関しては絶対興味がない返事だ。
「はい次、隆二」
「え、あ、えーと
木下 隆二です。
大学2年で、好きな食べ物は甘いもの、かな?
よろしくお願いします。」
ぺこり、と頭を下げた隆二さん。
今日は結んでいない髪が揺れた。
やっと名前を知れた。
嬉しい。
「で?美香は何を企んでるの?」
浮かれている俺を差し置いて、美香さんに声をかける隆二さん。
頼んでいたチョコレートケーキを食べながら、美香さんがゆっくりと口を開いた。
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