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命日が近づく初夏、いつだって思い出す。
もう一度、瞼を閉じれば意識はあの日へ駆ける。
何も見えるはずのない暗闇の中、振り返れば表情の読めない父が佇んでいた気がした。
何度も繰り返し離れない────ひどい、ゆめのはなしだ。
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